【イベントレポート】三浦アルプスプロジェクト#01
イベントレポート:三浦の自然の魅力、再発見!
神奈川県南東部、相模湾と東京湾とを隔てる三浦半島。
海に囲まれたこの地には、「三浦アルプス」「三浦富士」と呼ばれる山々が点在しています。
里山ならではの奥深く入り組んだ山道に、澄んだ空気と静寂の中で感じる自然との一体感。そして、山頂から望む海の向こうの壮大な景観……。
そう、三浦半島は海だけでなく山も楽しめる、都心からほど近い”アウトドア天国”のような場所なのです。
そんな”三浦の魅力”を新たに発掘・発信すべく、京急電鉄とヤマップがタッグを組んで始まった「MIURA ALPS PROJECT(三浦アルプスプロジェクト)」。その最初の取り組みとして、2018年11月17日〜18日の2日間、記念すべき第1回目のイベントが開催されました。本記事ではその模様を振り返りながら、三浦アルプスの魅力をお伝えします。
三浦の海と山を満喫できるロングトレイル
本イベントの目玉は、三浦半島の山々を巡るロングトレイルツアー。
1日目は「大楠山・三浦富士ロングトレイルコース」、2日目は「三浦アルプストレッキングコース」を参加者全員で歩きました。
はじまりは葉山マリーナから
朝7時半、葉山マリーナにて受付と開会式が行われました。直前まで雨予報だったため運営側はハラハラでしたが、当日は見事な快晴! これから始まるであろう素敵な出来事に胸躍る瞬間でした。
受付では、イベントのしおりにロングトレイルコースの地図、行動食にもなる森永のラムネ、参加者限定の特性リストバンドを配布
出発前、3つの班にわかれて地図を見ながら今日のコースを確認中
目指すは三浦半島最高峰!
最初の目的地は大楠山(おおぐすやま)山頂。大楠山は三浦半島の最高峰で、西は伊豆から東は房総まで360° の大パノラマを楽しめる絶景スポットとして知られています。
葉山マリーナから一般道を経て、大楠山への登山口となる「前田橋遊歩道」の入口へ。大楠山から流れ出る清流に沿って続く魚道を進んでいくと……
滑らないように気をつけて、一歩一歩確実に
10分もしないうちに空気が一変します。それまでの街の気配が消え、生き物の気配を感じる自然の中へ……。この辺りは魚やカニ、カモなどの生態系が見られるそうです。
徐々に川幅が広くなり、足元も置き石に変わっていく
遊歩道が終わるといよいよ本格的な山歩きが始まります。木々の香りや落ち葉を踏みしめる音を楽しみながら、軽快に足を運びます。
休憩中のおしゃべりもパーティー登山の楽しみのひとつ
気になる山頂からの景色は?
大楠山山頂からの眺めは、控えめに言っても「最高」でした! 特に展望台から見る360° の大パノラマは必見です。
展望台の螺旋階段を駆け上がると、あたり一面、透き通るようなブルーの世界
この日はよく晴れていて、富士山もバッチリ確認できた
ひたすら風景をおさめる人。
一緒に登った仲間たちと写真を撮る人。
目の前の光景を静かに眺める人。
皆さん自分なりのやり方で大楠山の絶景を満喫していたようです。
この日のために作られたイベント特製パネルで記念撮影
展望台を上がりきる途中にあるデッキスペースにて
特製ランチにカメラ教室…絶景以外のお楽しみも!
絶景をひととおり鑑賞したら、いよいよお待ちかねのランチタイム。地元・葉山発のフードベンチャー「SEE THE SUN」による特製弁当は、味もさることながら見た目も鮮やかで、大変好評でした。
中身はこんな感じ。今見返してもよだれが出るくらい美味しそう……
山頂ではカメラ教室も開催。本イベント参加者に無料で貸し出されたカメラ、SONYの「Cyber Shot RX0」の使い方を、メーカー担当者が直々にレクチャーしてくれました。
SONYスタッフのレクチャーを受ける参加者たち。手にはカメラ撮影のコツがぎっしり詰まった限定資料が
手のひらサイズのボディには、1.0型イメージセンサーと広角レンズ、1530画素メモリーが凝縮されている
行動中もザックに装着して、あらゆる被写体をパシャパシャと……。思いおもいに小型カメラでの撮影を楽しみました。
人物はもちろん、木々やトレイル、沢の水面、遠くの風景など、小型ながら一眼レフカメラに負けないクオリティで捉えることができる
午後もずんずん歩きます
大楠山山頂から少し下った山道にて。お腹も満たされ、一同やる気十分!
ソロでもパーティでも、各ポイントで現在地を確認しながら歩くのが、安心安全に山登りを楽しむコツ。ということで、本イベントではCASIOのPRO TRECK Smartの貸し出しも行われました。
PRO TRECKにはデフォルトでYAMAPが搭載されています。さっと腕をかざすだけで現在地が確認できるので便利ですし、スマホと連動させてログを記録することもできます。
トレッキングにはCASIOスタッフも同行し、設定や使い方を参加者にレクチャー
もちろんスマホでもYAMAPアプリは大活躍。オフラインでも現在地がわかる!
街へ降り、山を身近に感じる
午後は大楠山をあとにして、いったん街中に下山。住宅地や畑の傍を歩きながら、山と街がひとつづきになっている感覚を味わい、通常の観光やピストン登山では出合えない景色に触れていきます。
「この道で合っているよね?」現在地を確認しながら住宅地を歩く
「人の住むエリアにも、こんなにのどかな風景があったのか」
「あれ、こんなところに気になるお店が」
「山を歩いているわけじゃないけれど、不思議と山を近くに感じる」
そんな発見があるのも、大楠山・三浦富士ロングトレイルコースの醍醐味です。
途中、パワーチャージポイント「森永ピットイン」に立ち寄り行動食をゲット
ずらりと並んだ森永製菓の食品たち。どれも山での行動食にぴったり
そして再び、山の中へ
ここからは「武山」「三浦富士」という2つのピークを続けて目指しました。
武山頂上の展望台から見た景色。ここからも海が見える
「あっちが房総半島?」方位盤を見ながらの会話も弾む
初日ラストのピークは、三浦富士
夕方前、日差しも柔らかくなる頃には、各班とも順次、三浦富士に到着しました。20名も立てばいっぱいになるくらいのこじんまりした山頂ですが、やはりここからも、三浦らしい湾岸部の景観を楽しむことができます。
三浦富士へ向かう途中に見ることができる、名所・砲台跡
写真を撮ったり、休憩したり、思いおもいにゆったりと時間を過ごす
山頂には、いくつかの小さなお洞がひっそりと佇んでいる
眼下に広がる街並みを背に、はい、チーズ!
1日目、お疲れ様でした!
下山は急斜面や落ち葉で滑りやすい箇所があったものの、ゴール地点の京急長沢駅まで、全員怪我なく無事に歩ききることができました。
木の根がびっしりと這う急斜面を慎重に下る
夜もイベント盛りだくさん
トレッキングが終わっても、まだまだお楽しみは終わりません。三浦半島の東端・観音崎に位置する、全室オーシャンビューのラグジュアリーな宿泊施設「観音崎京急ホテル」で食事と入浴を済ませたら、今度は夜のイベントタイムの始まりです。
ホテル裏の芝生スペースに用意された特設会場
コーヒーを片手に、焚き火ラウンジでリラックスタイム
スクリーンを用意しての、星空映画鑑賞
夜の催し物の中でも特に人気だったのが、METOSのテントサウナ。サウナストーンへかける水量を調節すれば、着衣のまま暖をとることも、水着で本格サウナを味わうこともでき、めいめいの楽しみ方をされていました。
フィンランドから輸入した特殊素材のテント生地とストーブで、アウトドア・サウナを実現
中に入るとこんな感じ。アロマの香る空間で暖をとりながら、ゆったりと会話を楽しむ
2日目も朝から内容盛りだくさん。
後編では2日目のイベント内容とロングトレイルのコース内容をお伝えします。