今年のステップアップはここからスタート。低山ハイクにおすすめ軽量ローカットシューズ4選

最近人気の「低山ハイキング」は、優しいルートを選べば登山のステップアップにとてもおすすめ。初めて山登りにチャレンジする人はもちろん、何年かぶりに登山を再開する人がいきなり泊りがけの山行を計画したら、体力が足りているか不安なところがありますよね。最初は日帰りルートを歩いてみて、自分の体力を見極めながら少しずつ距離を伸ばしていく。これが安全に経験を積んで登山を続ける正攻法といえるでしょう。

ちなみに、低山には明確な定義がないので、ここでは半日もしくは1日あれば余裕で登頂できる人里が近い山としておきます。

日帰りの低山ハイキングなら普通荷物はそこまで重くならず、歩く距離も短いので足への負担はマイルドなことが多いです。そのため、足元はソールの硬い本格的な登山靴より、スニーカーのような感覚で歩ける全体的に柔らかいシューズがおすすめ。なかでもローカットシューズは足首の可動域が広いので歩きやすさはピカイチです。半日は山を歩いて残りの半日は麓の街を散策する、そんな山と観光をセットにした計画とも好相性です。

今回はYAMAP STOREでこの春イチオシのローカットシューズを4足紹介。きっと、低山ハイキングの相棒にちょうどいいシューズが見つかるはず。ぜひ最後までチェックしてみてください!

履きやすさで選ぶならコレ!|アルトラ・ティンプ 5 BOA

履きやすさで選ぶならコレ!|アルトラ・ティンプ 5 BOA

ハイカーにもトレイルランナーにも人気の高いアルトラのティンプシリーズに、この春「BOAレーシングシステム」を搭載したニューモデルが登場しました。

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BOA(ボア)レーシングシステムとは、ダイヤル操作ひとつでシューズのフィット感を調整できる機構のこと。アッパーの外側にあるダイヤルを押し込んで時計回りに回転させると、靴紐に代わる役目を持つワイヤーが巻き取られてアッパーのフィット感がアップ。靴を脱ぎたいときはダイヤルを持ち上げるだけでワイヤーがリリースされる使い勝手の良さも評価の高いポイントです。

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甲を覆うタンをなくした構造にも注目で、足を入れるとまるで靴下を履いているようなフィット感に包まれます。さらに、BOAレーシングシステムのダイヤルを回すると中足部が締め上げられてシューズとの一体感が高まるのですが、前足部、特につま先付近にはアルトラ特有のゆとりが保たれるので、履き心地はほかに類を見ないほどの快適さ。

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スタックハイト(足裏から地面までの距離)は29mmで設計されているので、足裏への突き上げが抑えられ、独自のEGO MAX(イーゴマックス)ミッドソールでクッション性も十分。アウトソールはヴィブラムメガグリップを採用し、あらゆる路面で優れたグリップを発揮します。

抜群の安定感で足元をサポート|アルトラ・オリンパス6

抜群の安定感で足元をサポート|アルトラ・オリンパス6

オリンパスはティンプシリーズと肩を並べるアルトラシューズのフラッグシップモデル。その人気シリーズから「オリンパス 6」が新たにリリースされました。

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オリンパスの最大の特長は、アルトラのラインナップの中で最高クラスを誇るそのクッション性。33mmに設計されたスタックハイトは着地時の衝撃を和らげると共に、足裏への突き上げを強力に軽減。ロードからオフロードまで一定の足裏感覚でハイキングを楽しむことができます。

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「オリンパス6」のアウトソールは他のシューズと比べると幅が広く、ワイドな接地面積で足元の安定感に優れる点でもハイカーの人気を集めています。その上、シューズの内部には足裏が内側に倒れ込むのを抑制するガイドレイルという機能を内蔵。オリンパス5から6への進化でラグパターンも刷新され、トラクション(牽引性)と安定性が高まりました。

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アッパー部分のアップデートでは、メッシュ部分を増やしたことで通気性がアップ。トゥガードの素材やシュータンの厚みも見直され、ヒール部分にはアキレス腱を覆う緩衝材(プレミアムアキレスピロー)が追加されたことでフィット感が前作よりも改良されています。

フカフカのクッション性が病みつきに|サロモン・ジェネシス

フカフカのクッション性が病みつきに|サロモン・ジェネシス

「ジェネシス」はGENESIS(創世記)と名付けられるほど、メーカー内でも時代を切り開く期待の高機能トレランシューズとして開発されました。“高機能トレランシューズ”なんて聞くとハイキングにはオーバースペックと思われるかもしれませんが、歩きを主体で山を楽しみたい方にもおすすめしたいのがこちらのシューズです。

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特筆に値する特長は、分厚いミッドソールがもたらす新感覚のクッション性です。それはまるでトランポリンの上を歩いているような不思議な感覚。着地すると足裏がグニッと沈むのですが、直後にオリジナルのEnergy Foam(エナジーフォーム)を使ったミッドソールが元の形に戻ろうとして力強い反発力を実感。小刻みに飛び跳ねるような足裏感覚がとても気持ちよく、2本の足で歩く動作自体が楽しくなる魅惑的な履き心地を秘めています。

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トレランシューズ由来の高機能も心強く、アウトソールに使われている独自素材All Terrain Contagrip(オールテレインコンタグリップ)は乾いた道からぬかるむ悪路、岩場まであらゆる地形に対応するグリップ性をもち、的確に足元をサポート。

ソールパッケージにはActive Chassis(アクティブシャーシ)というサポートパーツがかかとの両側に内蔵されていて、着地時の横ブレを防ぎ、足にかかる負担を軽減します。

アッパーの素材は高強度で知られるアラミド繊維が織り込まれているため耐久性が非常に高く、ダメージを受けやすいつま先部分はランドラバーでしっかりガード。

サロモンならではのクイックレースシステムも漏れなく搭載し、ワンアクションでシューレースを操作して素早く脱ぎ履き可能です。

重い荷物で長距離もめざせる|サロモン・XAプロ3D V9 GTX

重い荷物で長距離もめざせる|サロモン・XAプロ3D V9 GTX

サロモンの手がけるジェネシスの履き心地を“柔”にたとえるなら、同じカテゴリーでも「XAプロ3D V9 GTX」は“剛”という言葉がよく似合います。特に着地時にかかとで感じるサポート性はかなり強力。低山ハイキングから登山をはじめて、同じ靴で少しずつ距離を伸ばしたいと考えていたら、こちらのシューズが一押しです。

XAプロ3Dは、もともとクロスアドベンチャーを踏破するために開発された経緯をもちます。クロスアドベンチャーとは、ランニングはもちろん、トレッキング、MTB、カヤック、ラフティングなど多様なアクティビティをクリアしてゴールをめざすレースのこと。そんな競技に対応するXA プロ 3Dは、いわばなんでもこなせる万能選手。いまではタウンユースでも人気を集めている正真正銘のオールラウンダーです。

そのXAプロ3Dの9世代目に防水透湿性をプラスしたモデルが、「XAプロ3D V9 GTX」。激しい競技内容からサポート性を重視した作りが特長で、かかとを支えるように内蔵されている3D Advanced Chassis(3Dアドバンスシャーシ)がそのひとつ。強化プラスティック製のプレートがかかとの横ブレを防ぎ、足裏のねじれをしっかり抑制。着地時にバチッと足が決まる感覚には感動すら覚えます。

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9世代目に生まれ変わるタイミングでEnergyCell+(エナジーセルプラス)がミッドソールに新たに採用され、軽量化とセットでクッション性と反発性が向上。

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アウトソールのパターンには、サロモンの定番ハイキングシューズ、X ULTRA(X ウルトラ)の構造が取り入れられ、一層ランとハイクにおすすめできる幅広い対応力を備えました。

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素早い脱ぎ履きを可能にするクイックレースシステム、そのシステムと連動して足を両サイドから包み込む波打つ形状の補強材Sensifit(センシフィット)も搭載。ゴアテックスの防水透湿性も備え、雨の日でもドライな履き心地をキープします。

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この春におすすめしたいローカットシューズ4選、いかがでしたしょうか?

そろそろ暖かくなってきて「今年こそ!」と新しいことに挑戦したくなる季節。足元をしっかり固めて、新しいアクティビティや山行のブラッシュアップに挑みましょう!

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