【2024年最新版】テント泊をもっと快適に、もっと楽しくしてくれる軽量&高機能ギア
衣食住を背負って歩き、山の上で夜を迎え、光の移り変わりを体感する「テント泊」。寝るための装備を駆使したり、食料計画を練ったりと、テント泊ならではの楽しみはたくさんあります。しかし、楽しみが増える一方で、ウェアやギアなど、欠かせない装備があるのも事実。ハードルの高さを感じたり、どれを選んだらいいのか悩んでしまう方も少なくないはずです。
そこで、YAMAP STOREがテント泊のためのアイテムをセレクト。負荷を軽減する軽量ギアや快適性を高めてくれるウェアなどをご紹介します。これからテント泊に挑戦したい方はもちろん、装備をすでにお持ちの方も、是非とも参考にしてみていただければと思います。

「寝る」を快適に、より心地よくしてくれるアイテム
まずは、「寝る」をテーマにした装備をピックアップ。シュラフやマットはもちろん、お持ちの装備にプラスワンするアイテムで、手軽に快適さをアップグレードするのもオススメです。
シュラフの快適性を高める「COCOON(コクーン)/トラベルシーツシリーズ」
シュラフの内側に敷くインナーシーツ。肌触りがよく、内部の保温性を高める効果があり、快適な睡眠を求める方には最適なアイテムです。夏の低山など、シュラフでは寝苦しいような夜は、トラベルシーツだけでOK。また、山小屋の布団やシュラフを使用するときでも一枚「層」を作ってくれるので、衛生面での安心・安全を支えてくれます。
枕になるスタッフサック「GRANITEGEAR(グラナイトギア)/ドリームサックピロー」
寝心地の要でもある枕。山専用のものが発売されていますが、わざわざ持っていくのは面倒という方には、「ドリームサックピロー」を。なんと、スタッフサックの方面にフリースを貼ることで、枕にしてしまおうというアイデア商品。荷物を持ち運びつつそのまま枕としても使えるスグレモノなんです。ダウンジャケットなど柔らかいものを入れておけば、フカフカの枕に早変わり!
フリースパンツの最高峰「HOUDINI(フーディニ)/アウトライトパンツ」
山行で汚れたパンツでそのままシュラフに潜り込むのはNG。テント泊用の着替えを持っていきましょう。「アウトライトパンツ」はフリース生地のパイオニアであるポーラテック社の 「Power Stretch Pro Light」を採用したストレッチパンツ。目の詰まった短い毛足のフリースの、軽量で優しい着心地が疲れた体を癒します。テント泊だけでなく、リラックスウェアとしても活躍してくれるアイテムです。
日本の山岳に適したテント「finetrack(ファイントラック)/カミナドーム 1」
日本の山岳は、世界的にみても過酷な環境。強い風や雨、多湿な気候など、海外ブランドのテントでは安全性や快適性の面で対応できないものがあるのは事実。「カミナドーム 1」は、日本のブランド・ファイントラックが開発したオールシーズン向け山岳テント。オーソドックスな自立式タイプで、ほとんどの山域に対応するスペックが魅力です。居住性や設営のしやすさなど、はじめてのテント泊にはこれ以上ない心強い相棒と言えるでしょう。
驚異の軽さと暖かさ! 「Rab(ラブ)/ミシックウルトラ120モジュラー」
夜の冷え込みから守り、快適な睡眠を支えてくれるシュラフ。 「ミシックウルトラ120モジュラー」は、軽量な900FPの最高級ダウンに撥水加工を施すだけでなく、独自の保温機構を付け加えた生地に封入することで、重量あたりの保温性を最大限に高めたモデル。わずか330グラムでありながら、0℃まで対応できるハイスペックシュラフです。シュラフは睡眠の質を左右する大切なアイテム。しかし、背負っている時間が長いこともあり、重かったり、かさばったりすると山行時の負荷が大きくなってしまいます。快適登山のためにも、軽量・コンパクトなモデルを選ぶことは有効な手段だと言えるでしょう。
軽量&高性能エアマット「Rab(ラブ)/ウルトラスフィア4.5」
しっかりとした厚みを備え、快適な寝心地を提供してくれるエアマット「ウルトラスフィア4.5」。スリーピングマットの保温性能の基準となるR値(熱抵抗値)のなかでも、高い保温性能を保証する4.3以上を達成。冷え込んだ地面からの冷気も通さず、快適な睡眠を提供してくれます。ちなみに、こちらのモデルは上記のシュラフ 「ミシックウルトラ120モジュラー」と組み合わせて使うと効果が倍増します。シュラフには専用のスリーブがついていて、スリーピングマットと合体することが可能。このことによりマットからの滑り落ちやズレを抑えることができるんです。ぜひ、セットでの導入をオススメします。

「パッキング」を極めて荷物を整理整頓しよう!
テント泊では、装備が増えて雑然としがち。荷物を整理整頓することで、山行がグッとスマートになります。
3WAYで使える多機能ポーチ「PAAGO WORKS(パーゴワークス)/スイッチ M」
行動食やスマートフォンなど、サッと取り出したいアイテムの持ち運びに欠かせないポーチ。「スイッチ M」は多彩なポケットやループを備えた機能性に加え、ショルダーの斜めがけ、腰に回してのヒップバッグ、バックパックと組み合わせての3WAYでの使い方ができるのが魅力。テント泊では、ヘッドライトや衛生用品など、頻繁に使うものに入れ替えておくと安心。枕元にひとまとめにしておくのもいいでしょう。
2面で使えるスタッフサック「PAAGO WORKS(パーゴワークス)/ダブルフェイススタッフバッグ 3L」
着替えや調理系のギア、充電アイテムなど、テント泊ではさまざまなカテゴリーのアイテムを持ち運ばなければなりません。そんなときに便利なのが、真ん中に仕切りを設け2面で使えるスタッフバッグ「ダブルフェイススタッフバッグ 3L」です。着替えを使用前、使用後などで分けたりと、使い方はアイデア次第。サイズ展開が豊富なので、用途に合わせえ選ぶとよいでしょう。
出し入れしやすさに定評のある「MYSTERY RANCH(ミステリーランチ)/ゾイドキューブ」
質実剛健なものづくりで人気を集めるミステリーランチからは、「ゾイドキューブ」を。210デニールの強靭な生地で作られたポーチは、開口部が大きく開くため、荷物が一目瞭然なのがポイント。整理のしやすさはもちろん、どこになにがあるかを瞬時に見極められる使い勝手のよさが魅力です。Sサイズでも深さがあるので収納力は見た目以上。中身を出しても自立するので、使わない荷物の一時置きなど、テント場の散らかり防止にも一役買います。

心地よい「ウェア」で快適に
快適性を大きく左右するウェア選び。機能的な最新素材や設計哲学を備えたアイテムを取り揃えました。
メリノウールだから匂わない!「STATIC(スタティック)/オールエレベーションショートスリーブシャツ」

アウトドア向けベースレイヤーで用いられるメリノウールという素材。ウールのなかでも繊維が細く柔らかいのが特徴なのですが、防臭・抗菌効果を備えているのがポイント。日帰りであれば汗をかいても下山して着替えればOK。しかし、テント泊では限られた着替えしか持ち運べないため、汗の匂いが出にくいメリノウールが重宝されるというわけ。「オールエレベーションショートスリーブシャツ」は、メリノウールとポリエステルをミックスすることで快適性と耐久性を両立。低山からアルプスまで対応できるマルチな一着に仕上がっています。
YAMAP別注モデル「finetrack(ファイントラック)/ドライレイヤーベーシックT」

ベースレイヤーの下に着用することで、汗を吸い上げ肌面をドライに保ってくれるドライレイヤー。鍵は、撥水加工を施したポリエステル製の生地にあります。水分を含まないため、汗をかいても瞬時に水分がベースレイヤーに移動し、発散してくれ、快適な着用感が維持されます。これからのシーズンは、汗は不快さの原因になり、汗冷えによる低体温症のリスクにもつながります。テントで快適な夜を過ごすためにも肌はドライに保ちましょう。
通年使える化繊インサレーション「Teton Bros. (ティートンブロス)/ランウィズオクタ」
冷たい風から守ってくれるウインドシェル。その内側に防寒素材を組み込むことで保温性を高めたのが、この「ランウィズオクタ」です。動的保温素材である「Stretch Octa」を体前面・腕と肩の上側に配置することで、行動によるオーバーヒートを防ぎつつも、ウェア内を快適な環境に保つ効果があります。ウインドシェルと防寒着を1着でまかなうことで、荷物の軽量化、行動のスマート化が期待できます。
WOMENSモデルの「ブレスランナー」は機能的には同一で女性の骨格に合わせたパターンを採用しています。
アウトドア仕様のサンダル「BEDROCKSANDALS(ベッドロックサンダル)/ケルンエボサンダル」
テント場では、窮屈な登山靴は脱いで、リラックスできるサンダルで過ごしたいもの。「ケルンエボサンダル」は、シンプルな構造でありながら、岩場でも安定した歩行を支えるベルトやビブラム製のソールを備えるなど、本格的な仕様が魅力。重量は220グラムほど。快適なテント場での時間を支えてくれるアイテムです。
コンパクトなニットビーニー「halo commodity(ハロコモディティ)/ハーフボスワッチ」
朝晩の冷え込みだけでなく、テント泊ならではの悩みである寝癖もカバーしてくれるビーニー。「ハーフボスワッチ」は、軽量で優れた保温性を発揮する中空糸素材「サーモライト」と清涼感のある「クールマックス」を素材に採用。繊維が空気を含むため、吸水速乾性と通気性に優れます。低気温下では暖かく、気温の高い環境では涼しく使うことが可能。季節を問わず幅広いシーンで使える、万能ニットキャップです。

快適装備でテント泊登山を楽しもう!
テント泊をより快適に楽しむためのオススメのギアをご紹介しました。
テント泊ができることで、デイハイクや小屋泊とは違った山の楽しみ方ができるようになります。山頂で朝焼けを見たり、満天の星空を眺めたりと、楽しみは尽きません。そしてその先には、テント泊でしか登ることのできない山や縦走といった大きな広がりが待っています。まずは身近な山からスタートしてみましょう。少しずつステップアップしていきながら、山の世界を広げていけばいいんです。