脱ぎ着を少なくする、秋冬の山麓&低山コーディネート
朝晩の気温の変化が著しい時期、何を着ればいいか迷ってしまいがち。スタート時は寒くても、動いているうちに暑くなり汗ばむこともありますよね。その度に止まってウェアを脱いでザックにしまうのは面倒。今回は、脱ぎ着を最小限に抑えられるアイテムで寒い時期のコーディネートを組んでみました。
YAMAP STOREが提案するのは、山麓の山歩（さんぽ）や街中歩きに最適な「カジュアルスタイル」と、低山を歩く「アウトドアスタイル」。
ぜひ冬の山歩きの参考にしてみて下さい。上手に体温調整できるウェアで季節の変わり目を快適に過ごしましょう。
MENS Casual Style
寒さが肌を刺す冬の山麓。寒々しい雰囲気でも、澄んだ空気と静かな山の景色。賑やかなシーズンとは違う、山の表情を楽しむことができます。カジュアルコーデは、標高を上げないような、野山を散策することを想定してスタイリング。
ベースレイヤーと帽子の淡いブルーを基調に、落ち葉カラーのジャケットを差し色に。パンツ、サコッシュ、ネックゲイターは無難なブラックながらも、ひと味違うシェイプで個性が光ります。
注目アイテム①
finetrack（ファイントラック）/YAMAP別注 ポリゴンライトジャケット
アウターとしてもミッドレイヤーとしても優秀なfinetrack（ファイントラック）の行動保温着「YAMAP別注 ポリゴンライトジャケット」。触ってみるとやや薄手ですが、独自に開発した「ファインポリゴン®」を中綿に使用することで、多少水に濡れても保温力を維持するのが特徴です。
着用したままでも行動できるよう、クルーネックにすることで激しく動いても首元は涼しく、また上下から開閉するダブルジップを採用しベンチレーション効果も持たせています。今年はキルティングを波打つような「瓢箪（ひょうたん）キルト」に改良。機能も見た目のおしゃれさもさらにアップデートされました。
注目アイテム②
halo commodity（ハロ コモディティー）/YAMAP別注 リッジネックゲイター
スナップボタンで開閉して段階調整ができるネックゲイター。汚れのつきにくいハリのあるナイロン素材を表生地に使い、裏地はふかふかのボアフリース。肌に密着しすぎず程よい着用感でやさしく首元を包み込みます。
コードに巻き付ければコンパクトに持ち歩けて、保温性も十分。筒状のネックゲイターのように帽子のように頭からかぶる必要がないので、ヘアスタイルも崩れにくく圧迫感が苦手な方にもおすすです。
その他着用アイテム
WOMENS Casual Style
ウィメンズは落ち着きのある白と黒のカラーをベースに、静かな山麓歩きが似合うアイテムを選択。足元は歩きやすいようトレッキングパンツですが、街歩きも想定して裾に向かってテーパードのかかった細身でスッキリとしたシルエットを選びました。
保温性の高いジャケットと組み合わせるインナーはカジュアルになりすぎないシャツスタイル。アクセントにパイロットキャップにハンドバッグ型のサコッシュを組み合わせることで、シンプルでありながらも洗練されたコーディネートに仕上がっています。
注目アイテム③
STATIC（スタティック）/YAMAP別注 アドリフトシャツ
帝人（テイジン）が開発した保温と通気に優れた素材「Octa（オクタ）」。この新素材を使って、YAMAPと環境配慮型ブランド・スタティックが協業し、これまでにないオクタ素材のシャツアイテムを企画しました。
起毛した裏生地が保温性を保つ一方、メッシュタイプの生地が通気を促すことで冬の汗ばむシーンでもオーバーヒートしにくく、着たままでも快適そのもの。
前が開くシャツタイプを採用することで内側にこもった熱も換気もしやすく、ファスナータイプより軽量でコンパクトに携行可能。シャツだからジャケットとも合わせやすく、日常や街でも馴染むデザインになっています。
注目アイテム④
halo commodity（ハロ コモディティー）/リストクランプワッチ
単調になりがちなアウトドアスタイルを引き立ててくれるパイロット型キャップ。頭頂部のバックルを外すことで、耳当てに早変わり。寒い場所ではさっと取り出して、強風が吹く場所では顎下で止めることも可能です。メリノウール100%を使用した素材は肌あたりが心地よく、まるでストレッチ素材を使っているかのような伸縮性。見た目の可愛さだけでなく、実用的にも非常に使い勝手の良いアイテムです。
その他着用アイテム
MENS Outdoor Style
冬山のお楽しみといえば、遠くまで望む山頂からの絶景。冬の景色がキレイに見える理由は、空気中の不純物が少なくなるため、遠くの山の稜線まではっきり見えるのです。晴れた日の山頂で少しでも長く滞在できるよう、寒さに負けないコーディネートを提案します。
重ね着しがちな冬の山は、保温はしつつも着膨れを抑えて動きやすさを重視。細身なシルエットのデザインをウェアに取り込み、さらに暗めな色味でワントーンに統一することでスッキリとした印象に。アクセントにファー付き帽子を入れてみました。
注目アイテム⑤
halo commodity（ハロ コモディティー）/YAMAP別注 マカルーフラップキャップ
見た目のおしゃれさで普段使いはもちろん、山行にも便利な機能を備えたハロ コモディティーとYAMAPのコラボキャップ。ふわふわな見た目がインパクトありますが、保温と通気を備えた機能性バツグンのアイテム。
一番の特徴は柔らかなファー素材の耳当て付きということ。耳周りはファー、頭部はボアでしっかり保温する一方、サイドのメッシュでしっかり通気して行動中の蒸れを放出します。見た目の華やかさからコーディネートのワンポイントとして取り入れやすく、この冬ヘビーユースすること間違いない注目のアイテムです。
注目アイテム⑥
patagonia（パタゴニア）/トレントシェル3Lレインジャケット
パタゴニアの定番レインジャケットとして人気のある「トレントシェル3Lレインジャケット」。独自の防水透湿素材「H2No」を使用し、日本の高温多湿な気候にも対応します。濡れから体を守り、汗をかいても不快なベタつきが少ない印象。防風・防寒性も備えていることから風が強い場所でも寒さから体を守ってくれます。
脇下のベンチレーションが大きく開くことによって動きながらでも体温調整が可能です。
その他着用アイテム
WOMENS Outdoor Style
寒さで山から足が遠のく方には、ウェアの色味から見直してみるのはいかがでしょうか。爽やかなライムカラーのトップスと温かみのあるベージュのボトムス、加えてチロリアン風ヘアバンドを身にまとえば可愛さも気分もアップ。寒々しい景色のなかでも、楽しく山を歩くことができます。もちろん、寒い時期にあった機能を搭載しているからあたたかさも織り込み済み。
注目アイテム⑦
Teton Bros.（ティートンブロス）/レディバグジャケット
ティートンブロスの顔で人気のアウター「ツルギジャケット」のウィメンズ版。体の動きに合わせて伸縮するしなやかな生地でありながら、防水性・通気性・耐久性さらには軽量性にもすぐれているので、冬のハイキングからスノーアクティビティまで網羅。アウタージャケットによくあるシャカシャカ感は一切ないので一度袖を通すと、その着心地の良さから行動中ずっと着ていられます。
独特の斜めに入ったジッパーが特徴的ですが、これは単なるデザインではありません。重ね着した際に他のレイヤリングウェアのジッパーやクライミングハーネスに干渉しないほか、上下開閉式のジッパーを開けることでベンチレーションとしても一役買います。
注目アイテム⑧
STATIC（スタティック）/YAMAP別注アドリフトクルー ウィズ ポケット
寒冷地でも動き続ける人のために、通気する保温着として話題のアクティブフリース。スタティックとYAMAPがコラボした「別注アドリフトクルー ウィズ ポケット」は「Octa（オクタ）」素材を使用した重ね着しやすいクルータイプとなっています。
起毛のある裏地で暖かさを保つ一方で、目に見えても分かるメッシュ地が通気を促し、適度に汗蒸れを外に放出。冬の山に欠かせない機能は備えつつも、一枚でサッと着れる気軽さが登山者にとっては嬉しいポイントでしょう。
その他着用アイテム
気分があがる服装で寒さに負けない、快適な山歩きを楽しもう
気温が下がるこれからの時期、寒くてなかなか山に行く気分にならない人も多いでしょう。しかし、いざ山に足を踏み入れてみるとそこには静寂さと澄んだ空気が広がっています。山に入る気分を盛り上げるために、暖かくて気に入ったアイテムを取り入れてみてはいかがでしょうか？
今回のコーディネートを参考に、寒い時期のお供アイテムを見つけてみて下さい。きっと冬の山歩きが楽しくなるはずです。
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