軽い・動きやすい・ 蒸れにくい！ 夏に快適なローカットシューズ特集｜今週のおすすめアイテム

「アルトラ」が創業時から一貫して目指すのは、「自然な走り方ができる究極のシューズ」。今回紹介するアルトラのローカットシューズの特徴は下記の2つです。

①つま先とカカトの厚みに差をつけないフラットなソール構造「バランスクッション」。
②つま先部分に余裕を持たせた「フットシェイプデザイン」。

「バランスクッション」が裸足に近い歩行状態を生み出し、「フィットシェイプデザイン」が足指の可動領域を広げることで、快適な履き心地を生み出しているのです。

ここからは、そんなアルトラのローカットシューズの中でも、人気の3モデルをご紹介します。

「アルトラ」のシューズの中でも、代表的なモデルが「ローンピーク」シリーズ。現在、最新バージョンとして初代から数えて12作目となる「ローンピーク8」が発売されています。

アルトラには各シューズに合わせたオリジナルのフットシェイプ（足型）がありますが、「ローンピーク8」は最もゆとりがあるタイプ。つま先周りに余裕があるだけでなく、高さもゆったりとしているため、その開放的な履き心地に少々驚くかもしれません。

アウトソールには濡れた路面やぬかるみ、岩の上でも滑りにくく、耐久性にも優れた素材を採用。登りも下りもしっかりと地面に食いつくので、安心して一歩を踏み出せます。

前回モデルからの大きな変更点は、アッパーの素材がさらに耐久性の高いものに変わったこと。岩場などでの摩耗や引き裂きに強い、格子状のリップストップメッシュアッパーが採用されています。

「ヨーロッパ・モンブラン山塊の岩がちな斜面をスピード感を持って移動するためのシューズ」というコンセプトで開発されたのが「モンブラン」。その特徴は驚くべき軽さと、クッション性です。

重量は片足280g（27.5cm）。アウトソールの余分な部分を徹底的に肉抜きし、機能性を損なうことなく、軽量化を行っています。

また、「ローンピーク8」よりも、岩場が多く硬い地面を歩くことを想定して作られています。もちっとした反発性を備えたミッドソールが、硬い地面でも足への衝撃を緩和。

アッパーの素材は通気性に優れ、ムレを感じさせません。また、生地を薄くし、保護素材を必要な部分だけに配することで、更なる軽量化を実現。シュータンも薄めです。

そのため完全な初心者というよりは、ある程度足の出来上がったトレイルランナー・ハイカーに向いていると言えるでしょう。

「ローンピーク」シリーズの機能性はそのまま、悪天候にも対応できる防水性を付加したモデルが「ローンピークオールウェザーロー2」。

内部に防水透湿素材を袋状に縫い上げて収め、アッパーソールからの水の侵入をしっかりガードしてくれます。ですが、一般的な防水シューズにありがちな、硬くてゴワゴワした違和感はまったくありません。

「ローンピーク8」と同じく、アウトソールには濡れた路面やぬかるみ、岩の上でも滑りにくい素材を使用。濡れた地面でも安定した歩行を実現します。

高い防水性・通気性・グリップ力を併せ持っているため、突然の雨に出会いやすい梅雨〜夏場の山でこそ、活躍するシューズです。

スキー用器具の開発で世界的に知られるメーカーへ成長したサロモン。そのシューズには、他業界から参入したからこそ見出せた、独創的な工夫が詰まっています。今回紹介するサロモンのローカットシューズの代表的な特徴は下記の2点。

①靴紐を結ぶ必要がなく、ワンタッチで調整できる「クイックレースシステム」。
②カカトのクッションが厚めで、衝撃を緩和する。

サロモンの代名詞とも言える「クイックレースシステム」は、ストッパーを調整するだけで、靴紐を結ぶことなく調整できる機能。

テントや山小屋、山中の寺社仏閣など、靴の脱ぎ履きが面倒なシーンでその利便性を感じることができるでしょう。

また、アルトラのシューズが、つま先とカカトの厚みに差をつけないフラットなソール構造を採用しているのに対して、以下3つのシューズはいずれも、カカトにやや厚めのクッションを配置。衝撃を緩和し、推進力に変えることが意識されています。

「センスライド5」は、短距離のハイペースなランニングでも、長距離の山歩きでも使える万能シューズ。同シリーズは、2017年にファーストモデルが登場して以来、多くのトレイルランナー・ハイカーから人気を博してきました。

優れたクッション性と適度な反発性を兼ね備えたミッドソールは、着地した際の衝撃を推進力に変えるエネルギー応答性にも優れ、次の一歩をスムーズに踏み出すことができます。

アッパーには耐久性に優れた 3Dメッシュを使用し、通気性を確保。タン部分には、低反発素材が使われており、靴紐を締めても圧迫感を感じません。

「ジェネシス」は、好タイムを狙うトレイルランニングレースや、悪路を進むアドベンチャーレースにも対応できる高い性能を備えたローカットシューズ。

軽量ながら、レザー素材の60倍の引き裂き強度を誇ると言われるアラミド繊維を織り込んだ特殊な生地をアッパーに使用しており、しなやかさ・軽さ・丈夫さを兼ね備えています。

また、傷つきやすいつま先部分をしっかり補強。シューズの破損を防ぎつつ、木や岩にぶつけた際の衝撃を緩和してくれます。

アウトソールは、ぬかるみ・濡れた岩・乾いたコンクリートなど、あらゆる路面でグリップ力を発揮する「オールテラインコンタグリップ」を採用。足が大地を確実に捉え、力のロスを減らし、体を無駄なく前進させてくれます。

「XAプロ3DV9GTX」は、今回紹介するサロモンのモデルの中では、最も悪環境下に耐えうる保護性能を持ち合わせたシューズ。

「ジェネシス」と同様、傷つきやすいつま先部分は、補強材でしっかりカバー。防水性能も持ち合わせているため、突然の悪天候やぬかるんだ道、濡れた岩場でも安定した歩行が可能です。

また、アウトソールとミッドソールの間に、ファイバーガラスで補強されたプレートを入れることで、かかとのサポート・足のねじれ予防・足裏からの衝撃緩和を実現しています。

アウトソールには、独自に開発した素材を採用。 ソールパターンも細かく、濡れた岩場やぬかるんだ土の上など、様々な条件下でも抜群のグリップ力と耐久性を発揮します。