濡れない山はない!大切なのはレイヤリング|読めない天候にはfinetrackのウェアを重ねて
全国的に暖冬といわれる今年のウィンターシーズン。雪予報が出ていても、当日には雨に変わるなど、予想できない天候が続いています。これから春に向かって季節が進むことから、雨天の中の山行はより増えるでしょう。
天候が読めない山歩きには、適度に保温しつつも汗抜けの良く、かつ濡れにも強いレイヤリングが大切です。そこで今回は5層のレイヤリングを提唱するfintrackのアイテムをご紹介。基本的なレイヤリング構造から、この季節におすすめなアイテムを3点ピックアップしました。次回の登山に備えて、ぜひご一読くださいね。
finetrackの5層のレイヤリング構造
finetrackでは役割の異なる5枚のウェアを重ね着し、衣類内をドライに保つ「5レイヤリング」を提唱しています。
L5:ハードシェル(防水・透湿シェル)
L4:ミッドシェル(耐水・透湿シェル)
L3:ミッドレイヤー(蒸散保温着)
L2:ベースレイヤー(吸汗着)
L1:ドライレイヤー(撥水肌着)
これらL1からL5を組み合わせることで、汗蒸れに強い理想的なレイヤリングが完成します。今回は5層の中から基本となるアイテムをピックアップしました。
【L4:ミッドシェル】多少の雨をしのいでずっと着ていられる
フロウラップフーディ
脱ぐと寒いけれど、アウターを着ると動きづらい。そんな冬の行動中にベストな一着が「フロウラップフーディー」です。多少の雨や雪を弾いて、行動中も蒸れにくいのが特徴的。その理由は独自開発した素材にありました。
ムレを感じたら素早く換気
finetrackが開発した「エバーブレスメンブレン」は高い透湿性能を持つ素材。この素材を挟むようにニット生地を両面に貼り付けたのがミッドシェル専用の生地「エバーブレスエア」です。
より効率的に蒸れを解消するのが脇腹付近に施されたベンチレーション。サッと開ければ汗ばむ登りでも快適です。
驚異的なストレッチ性にも注目。縦に220%、横に143%という伸びの良さを誇る独自素材は、ハードに動く日のアクティビティにも最適です。冬なら行動中はずっと、春秋なら冷え込む朝晩に。3シーズンにわたって活躍するマルチな行動着です。
【L2:ベースレイヤー】吸汗速乾に特化で不快感知らず
ドラウトクアッドジップネック
吸汗・速乾・通気・強度の4機能を備えたベースレイヤーです。機能性のバランスが良いため、冬期の低山から夏期の高所まで活躍します。かいた汗を積極的に吸い上げ、速く乾くのが特徴です。
さらに薄手の生地厚に加えて、独自の編み構造による優れた通気性も特徴。すばやい汗処理との相乗効果により、激しい行動後でも汗蒸れを気にすることなくドライな状態を保てます。
【L1:ドライレイヤー】肌の水分を素早く遠ざけて暖かい
ドライレイヤーウォームロングスリーブ
ベースレイヤーの下に着用する「ドライレイヤー」は、もはや登山ウェアの定番です。ドライレイヤーウォームロングスリーブは、シリーズで最も厚い生地を採用したアイテム。
ベーシックに比べて約1.5倍の保温性で、冬期登山やウィンタースポーツにも最適です。吸汗速乾性のあるベースレイヤーと組み合わせることによって、より効率的に効果を発揮します。
ドライレイヤーファンはもちろん、冬場のレイヤリングに悩んでいる登山者におすすめの一着です。
濡れと上手に付き合うことが大事
雪や雨といった外的要因による濡れ、そして発汗といった内的要因による濡れ。山歩きはどの季節も常に濡れによる冷えとの戦いです。今回ご紹介したfinetrackは自社のレイヤリング理論に則って、真摯にウェア開発を続けているメーカーのひとつ。日本の気候を知り尽くし、フィールドを遊び尽くした上で、製品を作り上げています。
汗冷えや蒸れによる不快感とはもうさよなら。最適なコンディションで次の頂を目指してみませんか?