荷物の整理はこれで決まり!YAMAPスタッフ直伝・スタッフバッグ活用術【RIDGE MOUNTAIN GEAR】
必需品ではないけれど、ゆくゆく揃えていきたい登山小物のひとつ、「スタッフバッグ(サック)」。各社から様々なかたちやデザインのものが発売されていますが、そのなかでもYAMAP STOREで人気を誇るのが「RIDGE MOUNTAIN GEAR(リッジマウンテンギア)」のスタッフバッグたち。
各メーカーが提案する数々のスタッフバッグのなかから、リッジマウンテンギアが選ばれる理由は何なのか。今回は同ブランドがリリースしている立体形状のスタッフバッグ「ケースM/L」と持ち手付きスタッフバッグ「スタッフサック」について、実際に愛用しているスタッフに話を聞きました。購入に至った決め手、実際の使用感や活用方法など…リアルな声をお届けします!
【今回ご紹介する製品】
リッジマウンテンギアのブレないこだわり「ダイニーマファブリック」

今回ご紹介するリッジマウンテンギアのスタッフバッグ二型には、ひとつの共通点があります。それは、使われている素材。厚みは異なりますが、本体生地にはどちらも「Dyneema® Composite Fabric(以後、ダイニーマ)」を採用しています。
登山用に作られたスタッフバッグには、軽量化のためにシルナイロンという生地を採用したものが一般的です。薄くしなやかなので、中に入れる物の形に沿って形を変え、かさばらずコンパクトにパッキングができるというところがメリットである一方、重みのある物やいろいろな形のものを一つにまとめようとしても、形が定まらず中身がぐちゃぐちゃになってしまったり、パック自体が安定せず、立てたり積み重ねたりすることが難しく、パッキングで不自由を感じることがあります。
その悩みを解消するのが、このダイニーマという生地。ポリエチレンをメイン素材とするダイニーマは、非常にハリのある質感が特徴の生地です。

ダイニーマは軽量でありながら耐久性、防水性(耐水圧20,000mm以上)にも優れており、生地のハリ感は使い込むごとに柔らかくなるため、経年変化を楽しめることも特長のひとつ。

適度な硬さで中に入れたものを安定させつつ、形に合わせて融通も利くうえ、ほどよい摩擦抵抗があるため収納時にも安定しやすい。箱と袋の中間のような使い勝手を実現してくれる、珍しい生地なのです。
ハリのある生地感と整理しやすいBOX形状が特徴「ケースM/L」

そんなダイニーマを採用したスタッフバッグとして最初にご紹介するのが「ケースM/L」。よくあるスタッフバックとは一線を画す、特殊な形状をしています。余計な装飾を省いたシンプルなデザインで、本体重量はわずか約28gと超軽量。ケースそのものが荷物になることはなく、必要な物だけをスマートに持ち運ぶことができます。
生地に適度なハリがあるため、一般的なポーチのように中身をパンパンに詰め込まなくてもケース自体の形を保てるので、パッキングしやすく、バッグの中での収まりも良好。使わないときは薄く折りたためるため、かさばる心配もありません。アウトドア初心者の方でも扱いやすく、持ち物を簡単に整理整頓できる心強いアイテムです。
リアル活用術その①|トレイルランの着替え収納に

◼︎STAFFボイス
下山後に温泉に入ったり着替えをしたいときのトレイルランでは、小さなバックパックに着替えも収納する必要があります。そんなときに活用しているのが「ケースM」です。購入の決め手となったのは、端マチがなく内容物によってポーチの厚みを調整できる珍しい形状。季節によっても変化する着替えを収納するのにちょうどよく、ギュッと潰してポーチを薄くすることで、容量の小さいトレランザックにもすんなりと収納できる点が気に入っています。

よくあるスタッフサックは、生地が柔らかかったり底に丸いマチがあったりするものが多いですが、「ケースM」はダイニーマ·コンポジット·ファブリックのほどよいハリ感のおかげで形状を維持してくれるため、中の着替えがぐちゃぐちゃになることもなく、パッキングの手助けになっています。
防水性の高い生地のおかげで汗をかくトレランシーンでも着替えを清潔に持ち運ぶことができます。5Lのサイズ感も絶妙なので、ぜひ着替え用収納に活用してみてください!
リアル活用術その②|トレーニングウェアの管理用ポーチとして

◼︎STAFFボイス
最近ランニングを始めた私。必要なウェアなどは使用頻度が高いのですぐ取り出せる場所に収納したいけど、微妙な量で収納場所に困っていました。そこで、ほどよい大きさとフックに引っ掛けられる取手がついた「ケースL」を購入しました。

9Lのほどよい大きさのおかげで、収納したかったウェア類とランニング用のバックパックが綺麗に収納できています。綺麗なボックス形状で持ち運びもしやすい点も◎。旅先でもランニングをするので、スーツケースにそのまま収納して持ち運んでいます。これのおかげでウェアの忘れものや失くしものが格段に減りました!私の日々のランニング生活になくてはならない存在です。
使い方無限大!取っ手付きポーチ「スタッフサック」
「ケースM/L」と同じダイニーマ素材を使用した別形状のポーチがこの「スタッフサック」。ドローコードで開口部を閉じることができる、スタッフバッグのなかでも最もシンプルなデザインを採用しています。総重量はわずか25gほど。
そのほかの他ブランドとのデザインの違いは、取っ手が付いているという点でしょう。シンプルな巾着型デザインだからこそ、使い方は無限大。バックパックの整理用はもちろん、トラベルポーチや洗濯物入れ、エマージェンシーキットの収納など、シーンを選ばず活躍します。
リアル活用術|常時携帯してマルチに活用!

◼︎STAFFボイス
毎日持ち歩いているウエストポーチのなかが、私の「スタッフサック」の定位置。買い物の際のエコバッグや、出先ででたゴミを入れる袋としてなど、状況に応じてさまざまに活用しています。

ドローコードがあることで開け口を絞れるので、小学生の我が子に何かを持たせるときにも重宝しています。ノートやプリントなども落としたり飛ばされたりする心配がなく安心です。

どんな役割でも安心して使用できるのは、やはりダイニーマが備える防水性と耐久性のおかげ。天気や内容物を気にせずにガシガシ使える点は山だけでなく日常でも高評価です!
リッジマウンテンギアのパッキング小物を上手に活用しよう

ダイニーマファブリックを採用したこれらのアイテムは、従来のスタッフバッグにありがちな悩みを解決するだけでなく、使い込むほどにシワが増し、柔らかさが増して手に馴染んでいくという独特の風合いを楽しめます。まるで自分だけのギアを育てるような感覚で、経年変化を味わえるのも大きな魅力です。
軽量で使い勝手のよいパッキングギアをお探しの方におすすめの逸品。2種類とも在庫のある今のうちに、ぜひチェックしてみてください!