進化するショートパンツの機能とバリエーション| 驚きの軽さと涼しさで夏のアクティビティをもっと快適に
全国的に梅雨が明け、いよいよ本格夏山シーズンの到来。
暑い季節でも山を楽しむためには、なるべく涼しく快適に歩きたいところ。最近ではショートパンツを履いて、身軽に山を歩く人を見かけることも多くなってきていますよね。このシーズンは様々なブランドからショートパンツが登場しており、YAMAP STOREでも定番の逸品から新入荷のアイテムまで、多くのショートパンツを取り扱っています。
「数が多くても、いわゆるハーパンでしょ? そんなに大きな違いってあるの?」と思っている人も多いのではないでしょうか?
いえいえ、侮ってはいけません。同じショートパンツでも機能性やデザインなど、実に奥が深いもの。自分の体型や好みに合ったショートパンツに出会えれば、想像以上に快適な夏になると言っても過言ではありません。
今回の特集では、「Adventure」「Run」「Relax」の3つの活用シーン別に、この夏、YAMAP STOREがオススメするショートパンツをご紹介。この夏を快適にする一着がきっと見つかる、ショートパンツの世界をお届けします!
Adventure 〜登る・大きく動くをサポート〜
急な環境の変化や、虫、怪我などから身を守るため、長らく登山においてはロングパンツが主流とされてきました。しかし、最近ではスポーツタイツと併用されることも多く、そういったデメリットは解消されています。
なによりショートパンツには、涼しく軽やかで動きやすいという大きなメリットがあります。軽やかな足さばきで、登山やトレッキングなど、本格的に山を歩きたい方にもショートパンツは強い味方に。
〈1〉PeakPerformance(ピークパフォーマンス)/アイコニックショートパンツ/MENS・WOMENS
スウェーデン発のアウトドアブランド〈PeakPerformance ピークパフォーマンス〉。北欧のブランドらしさを感じさせる、すっきりとしたデザインと合理的かつ実用的な機能が高い評価を受けています。
伸縮性があり、軽量、薄手でありながら張りのある素材で、撥水と速乾性に優れた生地となっています。素材の機能性と快適性に加え、UPF50のUVカット機能やポケットも多く便利です。
今回の記事中では最も長めの丈感で、「短パン」の概念を変えるLONG SHORTSの洗練されたシルエットが魅力。デザインや機能に加え、カラーリングもシンプルなためコーディネートもしやすいのが魅力です。
〈2〉NORRONA(ノローナ)/ビティホーン フレックス1ショーツ/MENS・WOMENS
普段着にも合わせやすいシックなカラーとシンプルなつくりですが、優れた機能性を備え、その履き心地は爽快そのもの。一見するとコットンのような風合いながら、素材は通気性の高い素材なので、蒸れ感がほとんどありません。さらに高い撥水性と速乾性をもつため外からの濡れに対しても強く、水辺での遊びにも適しています。
ポケットも多く、貴重品を入れても安心なファスナー付き。普段から活用したい大人なハーフパンツといえます。
〈3〉Teton Bros.(ティートンブロス)/クライミングサーフショーツ/MENS
その名の通り、「海から岩場まで」がコンセプトの水陸両用ショーツ。すっきりとした見た目をしていながらも、夏山登山やランニング、自転車旅からマリンスポーツなど、幅広いアドベンチャーをしっかりサポートしてくれます。
ウエスト部分にノンストレッチ加工が施されているため、特に活動中のパンツのずり落ちが気になる方にはオススメ。一枚で何役もこなせる優秀なアイテムです。
〈4〉HOUDINI(フーディニ)/スコート/WOMENS
定番のショートパンツもいいけれど、ちょっと雰囲気を変えたいのなら、スコートスタイルはいかがでしょうか?
足さばきのいいラップスタイルのこのスコート、甘すぎないイメージがアクティブシーンにはぴったりです。内側には、透湿性、速乾性に優れる、薄手のニット素材のアンダースコートが付いているので安心・快適。さすがフーディニといわざるを得ないスタイリッシュで機能的な仕上がりは、多くのアウトドアシーンでコーディネートの幅を広げてくれること間違いなしです。
Run 〜思わず走り出したくなる軽さが特徴〜
ロングパンツにはない驚きの軽量性をショートパンツは叶えてくれます。トレランや長い距離のハイキングに出かける際には、なるべく軽く、通気性と速乾性がいいものを履きたいところ。軽い分、可動性にも優れているのでストレスがなく、あなたも思わず走り出したくなること間違いなしです!
〈1〉PeakPerformance(ピークパフォーマンス)/アルムライトショーツ/MENS・WOMENS
「PeakPerformance(ピークパフォーマンス)/アルムライトショーツ」は、アウトドア向けショートパンツのなかでも、軽快で着用感に優れるのが魅力。一般的な登山ウェアというよりもスポーツウェア的な仕上がりになっている一着です。脚の動きを妨げない丈が、スピード感のあるハイキングやトレイルランニング、トレーニングにピッタリです。
内側の前方右側には、キーループつきのコインポケットが設けられています。サイドポケットがない分、ここに最低限の貴重品やカギを収納することが可能。落とす心配もありません。
〈2〉HOUDINI(フーディニ)/ライトショーツ/MENS・WOMENS
重量はわずか128gと、その名の通りの軽量さ。高いストレッチ性もあり肌触りも滑らかで、まるで素肌の上に直接着用しているような感覚です。速乾性にも優れ、日本のような湿気の多い気候のトレッキングだけでなく、たくさんの汗をかくトレイルランなどのハードなスポーツにも最適。
汎用性が高く、幅広いアクティビティーに対応できるので、日頃のランニングやストレッチなどにも活用できます。これ1枚だけでお買い得感ありなアイテムです。
〈3〉OMM(オーエムエム)/ペースショーツ(WOMENS)・ペースライトショーツ(MENS)
60g(メンズタイプ)という驚異的な軽さを実現しており、履いていることを忘れてしまいそうなほど。実戦的なレースでの使用を想定した細かなパーツの引き算と、ユーザーからのフィードバックによって磨き上げられた縫製技術やストレッチ性は折り紙付きです。
レディースの内側部分にはショートタイツがセットとなっており(写真左下)、一着で二役の嬉しい仕様。タイツもパンツ部分も伸縮性の高い素材が使われており、ストレッチ性も抜群です。
Relax 〜タウンユースからトレッキング、休日までカバー〜
いわゆる本格登山やトレラン向きのものではなく、気軽なハイキングやキャンプ、長期休暇の滞在ウェア、家でのリラックスした休日などにも適したショートパンツも、1枚は持っていたいもの。シルエットや素材感に雰囲気がある、タウンユースでも重宝するハーフパンツをご紹介します。
〈1〉HOUDINI(フーディニ)/ワジショーツ/MENS・WOMENS
シンプルな形状だからこそ、その良し悪しの違いがダイレクトにわかるショートパンツ。「ワジショーツ」は、キャンプやハイキングをより快適に過ごせる小技が光る、実力派ショートパンツです。
薄くて軽い生地の軽やかな特性を活かし、シルエットは緩やかで、かつ短過ぎないほどよい長さなのが特徴。激しい動きにも対応する股下のカッティングや、ポケットをくるりと裏返してパンツをすべて収納できるディテールも見逃せません。
〈2〉patagonia(パタゴニア)/バギーズショーツ5インチ/MENS・WOMENS
耐久性が高く、撥水加工がされ速乾性にも優れた「バギーズショーツ・5インチ」。タフな登山はもちろん、ウォータースポーツ・ランニング・街履き・寝間着と様々なシーンで着用が可能です。
内側にはポリエステルメッシュのライナーが付くことで水はけが良く、そのまま水着としても利用でき、水陸両用の王道といえるアイテムです。
〈3〉patagonia(パタゴニア)/バギーズロング 7インチ/MENS
「バギーズ・ロング・7インチ」は、少し長めの、速乾性を備えた水陸両用の万能ショートパンツ。こちらも、ウォータースポーツ・ランニング・街履き・寝間着と様々なシーンで着用でき、旅先や出張先でも非常に重宝します。パタゴニアの歴史に残る名品といっても過言ではない、夏には欠かせないショートパンツです。
使い勝手と着心地の良さで、色違い、インチ違いで持っているヘビーユーザーも多いそう。アウトドアシーンだけでなく、ライフスタイルの定番アイテムになりそうな一品です。
〈4〉YAMAP/久留米かすりショートパンツ/UNISEX
YAMAPオリジナルの人気商品である久留米かすりパンツから、待望のショートパンツが登場しました。伝統工芸品である久留米絣は丈夫で通気性が良く、天然素材なので洗う度に味が出ます。太ももの横のポケットはスマートフォンがぴったりおさまるだけでなく、「何かがポケットに入っている」というあの違和感がありません。
伝統工芸とYAMAPが融合した、他にはないまったく新しいショートパンツです。
ショートパンツで快適なアウトドアを
登山=ロングパンツ、という時代が長く続きましたが、紹介してきたように衣料素材の進化により、ショートパンツの選択も当たり前の時代となってきました。
もちろん想定される環境を念頭に入れ、安全性を考慮してタイツを組み合わせるなど、装備面ではしっかりと準備をするようにしましょう。
一度ショートパンツに慣れてしまうと、あまりの快適性にきっと暑い時期の出番が多くなるはずです。爽快で快適な山歩きが実現すること間違いなし。ぜひ、あなた好みの一本を選んでみてはいかがでしょうか?