イエローのスマートランパンツにベージュのジャケットを合わせたスタイリング。ウェアなどは使いやすい黒やネイビーなど落ち着いた色を選びがちですが、新緑の季節である春夏はちょっと明るめのトーンで色合わせすると気分も自然と明るくなりますね。
選ぶ色味の幅を少し広げて、コーディネートのマンネリ化を防ぎましょう。

そんな時に選びやすい色が「ベージュ」。アースカラーを選ぶことで、色同士がぶつかりあうことなく自然に馴染みます。

工藤さん「バックパックや帽子、シューズなどもパキッとした黒ではなく馴染みのいいグレーをチョイス。小物の色を合わせることで全体に統一感を出すことができます」

コーディネートに使用したアイテム

女性の山スタイルも、遊び心のあるカラーリング。香辛料をイメージするような「スパイスカラー」のくすんだ赤を差し色に。青みがかったスマートランパンツのグレーとの相性は抜群です。小物も全体的に青みのあるカラーのものを選ぶことで、すっきりとまとまります。

テーパードシルエットのスマートランパンツは、ミドルカットのシューズに被せれば草木についた露で足を濡らす心配もありません。

工藤さん「『ザ・ノース・フェイス/ベンチャージャケット』のレッドはトーンの低い赤なので、コーディネートの差し色として使っても落ち着いた印象を与えることができます」

コーディネートに使用したアイテム

カジュアルなスマートランパンツに、あえてキレイめのジャケットを合わせた街スタイル。くるぶし丈なのでもたつかず、スニーカーだけではなく革靴などと合わせてもスッキリとした印象に。

本来、機能的でテクニカルなパンツですが、マットな風合いの生地なのでジャケットと革靴と合わせたキレイ目スタイルにも対応。どんなシーンにでもマッチするボトムスはとても重宝します。

工藤さん「青みのあるグレーは、同じく青みのある紺色のブレザーと相性がとても良いです。アウトドアウェアなのに少し都会的な印象のあるカラーは、ティートンブロスの得意技ですね」

コーディネートに使用したアイテム

女性の街スタイルはサンダルを合わせたカジュアルな休日コーデ。メインカラーとして選ばれやすい白をあえて差し色に持ってくることで、爽やかな印象に。春夏の季節におすすめしたいスタイリングテクニックです。

くるぶしが覗く丈感のパンツは、脚の中で一番細い部分だけをみせてくれるので着痩せ効果もあるとか。肌の見えるサンダルなどと合わせるとその効果は更に強くなります。

工藤さん「白を差し色にするために、トップスも白ではなく淡いブルーをあえて選びました。細身のシルエットのパンツだからこそ、『フーディニ/コスモトップ』のフワッとしたシルエットが映えますね」

コーディネートに使用したアイテム

小物やジャケットをブラックで統一した、都会の景観にも映えるトレーニングスタイル。パンツの明るい色味を際立たせ、一気にこなれ感を演出します。街中を走るときは、通りすがりのお店やカフェに立ち寄ることもありますが、そんな時にも気後れする心配は無用です。

パンツ以外を全てブラックでまとめてしまうと重たい印象になってしまうので、シューズのソールやインナーのホワイトで抜け感をプラス。ベーシックなブラックアイテムを多く取り入れた、すぐにでも真似したいコーディネートです。

工藤さん「アウトドアフィールドではアースカラーやカラーコーデを存分に楽しめますが、街中には一般の方もたくさんいるので、シャープで都会的な方が街中を走っていても浮かないですよね。取り入れやすいコーディネートなのでぜひ参考にしてみてください」

コーディネートに使用したアイテム

肌馴染みの良いイエローををスモーキーなブルーで引き締めたカラーコーディネート。なかなか思いつかない黄色と青の組み合わせですが、この2色は学術的にも補色関係にある色で、実は相性抜群。くっきりとしたコントラストがさわやかな印象を与えてくれます。

上下のアイテムは無地に近いアイテムであるからこそ、デザインが入ったシューズを合わせることで、メリハリのあるスタイリングに仕上がりました。

工藤さん「ブルーもイエローも落ち着いた色味なので、色同士のスタイリングでありながら、派手すぎず、洗練された印象を与えてくれます」

コーディネートに使用したアイテム

「山」、「街」、「トレーニング」の3つのシーンで、計6つのスタイリングをご紹介しました。フィールドから街まで、まさに「生活の端から端まで」を、この1本で過ごすことができそうです。

『着まわせるのはわかったけれど、そんなに着倒したらすぐにだめになってしまうのでは…』と感じている方も、ご安心ください。薄手で軽量ということもあり、繊細に見える「YAMAP別注スマートランパンツ」ですが、耐久性に優れたストレッチナイロンを採用しているので、度重なるお洗濯などでも摩耗や毛玉を気にする必要はありません。

今回のコーディネートテクニックを参考にすれば、着こなしの幅もグッと広がること間違いなし。今年の「YAMAP別注スマートランパンツ」も、末永くよろしくお願いいたします。

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