登山用の吸水ショーツ、実際の使い心地は? 女性ユーザーの本音をレビュー
体調がゆらぎがちな女性の身体。とくに敏感な時期は漏れやニオイ、ムレといった下半身のトラブルはつきものです。そんななかでも頻繁にトイレに行くことができない場所が山の中。思いがけず出てしまうような瞬間を常に気にしていると、楽しいはずの山もストレスを感じてしまいます。
いつものコンディションで行けないなら、専用のショーツに頼ってみるのはいかがでしょうか?
フェムテックブランドのHogara(ホガラ)とYAMAPがコラボして作った「YAMAP別注吸水ショーツレギュラー」は、山を快適に楽しみたい女性のために開発した吸水ショーツです。
今回は、20〜40代のYAMAPユーザーに吸水ショーツを履いてもらい、着用感や使い心地を本音で語ってもらいました。
※本記事で紹介している内容はあくまでも個人の感想になります。実際の使用感には個人差がございますのでご了承下さい。
5層の特殊生地でできた吸水帯クロッチが漏れをガード

「YAMAP別注吸水ショーツレギュラー」の一番の特徴は、股部分にあたる吸水帯クロッチ。ホガラが出している従来の吸水ショーツは4構造がメインですが、今回の別注アイテムはよりアクティブに山を楽しみたい女性向けに、5層の生地で構成しました。
拡散布・吸水布①・吸水布②・防水布・ショーツ本体と角層に特殊生地を採用した構造にすることで、液体をしっかりキャッチして激しく動いても漏れをガードします。

漏れないことも大事ですが、女性にとって長時間トイレに行けない山の状況を考えるとニオイやベタつきも気になるポイントではないでしょうか。
「YAMAP別注吸水ショーツレギュラー」は液体を吸水した後も肌面に逆戻りしにくく、サラサラ感をキープする布を1〜2層目に配置しています。肌あたりもベタつくことなく快適そのもの。生地の一部には、防臭抗菌作用が施されているので脱いだときのこもったような嫌なニオイも軽減してくれます。

さらに山での着用を考慮して、足上げがしやすいよう足の付け根のラインに沿った形を採用。登山パンツを履いてもショーツのラインが浮き出ることもなく、普段使いにも履きやすいスッキリとしたデザインに仕上がっています。シンプルなデザインなのでスカートなどと一緒に履くのもおすすめです。
本体生地には、アウトドアウェアには欠かせない伸縮性と速乾性を備えたポリエステルとウレタンの混紡素材を採用。汗をかきやすい状況でも、サラッとした着心地は快適な登山には欠かせません。
吸水ショーツ、実際に使ってみた感想は?
吸水ショーツの良さをご紹介したところで、実際の履き心地はどうなのでしょうか。百聞は一見にしかず。ということで、実際にYAMAPの女性ユーザーさんに履いてみた感想をお聞きしてみました!
シンプルなラインだから腰ベルトに圧迫されない

うめこさん(20代)
登山をはじめて4年目。ゆるりと日本百名山を中心に登山。山の上で食べるカップラーメンと下山後の温泉が楽しみ。今後はアルプスにもどんどん挑戦していきたいです。
〈 5段階評価 〉
★★★★☆
〈 コメント 〉
実際に履いて登った山は日光白根山(群馬県)、火打山(新潟県)など。デザインがシンプルなので、ズボンの上からでもショーツのラインが目立たないのが良い点! 締め付けも感じないし、個人的に1番のポイントは腰骨が痛くならないこと。下着の中には腰骨の上に生地と生地との重なりがきて、ズボンのウエスト部分やザックの腰ベルトに重なって圧迫されて痛い事があるけど、このショーツはそれがありませんでした。
おしりも蒸れやすい体質ですが、普段履いているショーツより快適でした。ただ、火打山で2日間着用していたら多少はかぶれました。
肌触りがよく、テント泊でもストレスフリーな履き心地

ヨーコさん(40代)
登山歴10年。地元の里山から八ヶ岳、アルプスなどマイペースにのんびりハイク。山頂で山メシを食べるためだけに、毎週山に出かける。
〈 5段階評価 〉
★★★★★
〈 コメント 〉
第一印象は「なんて肌触りが良いの!」と素材のなめらかさに感動。気持ち良さから日常でも着用しました。「いつ来るか……」と心配なときでも普段から着用していれば、使い捨てのサニタリー用品を無駄に消費するということがなくありがたい。
日帰り登山から1泊2日のテント泊登山まで履きましたが、1泊登山ではサニタリー用品と併用。日帰り登山では思い切ってそのまま着用しました。
汗をかいてもベッタリ体に張り付く感覚がなく汗冷えの心配なし。足上げの際の股関節の擦れもなく、しなやかにフィットして体と一体化する感じがストレスフリーでした。
肌に触れる部分のジメジメ感や不快感がなく、夏場の蒸し暑い日もニオイを感じなかったので人が密集する小屋泊でも安心ですね。ゴミも減らせるし、就寝時もこのショーツ自体が吸収力が高いので漏れの心配がなく安心してぐっすり眠れました。
もしもの時のための、おまもり的な存在

ぱんさん(30代)
登山歴3年目。普段は関西の低山をメインに、連休には観光とセットでのプチ遠征を楽しんでいます。いつか台湾の玉山にチャレンジしてみたい。
〈 5段階評価 〉
★★★★☆
〈 コメント 〉
おわりかけのタイミングで、大阪の交野山をハイキングしてきました。
吸水ショーツ自体、履くのが初めてで最初はその分厚さに驚きましたが、履いてみるととくに違和感もなく、厚みの分、安心して快適に歩けました。すっぽり包み込んでくれるキツすぎないサイズ感で締め付けも気になりません。
普段使用している登山用ショーツよりも腰まわりの汗がなかなか乾かない感じだけが若干気になりましたが、安心感には変えられないと思います。
おまもり感覚で、長く愛用していけたらと思います。商品化ありがとうございました!
雨の日の登山でも漏れない安心感

ミーチさん(40代)
この夏に宮之浦岳と利尻岳を登り、足掛け10年でやっと100名山を完登!次は3000m峰・温泉がある山・離島の山などに登りに行こうと計画しています。
〈 5段階評価 〉
★★★★★
〈 コメント 〉
真夏、雨の宮之浦岳(屋久島)で量が多い日に着用。以前、雨で下着が水浸しになったことがあり、使い捨てサニタリー用品が限界以上に水分を吸ってしまって散々な目に合いました。そこで今回は「YAMAP別注吸水ショーツレギュラー」をサニタリー用品の代替として着用しました。
予想通り、雨と汗で全身と下着も濡れましたがはるかに快適でした。
宿に戻りショーツを手洗いしたところ、けっこう汚れていました。ウェアは汚れていなかったので、ショーツがしっかり吸収してくれていたようです。
漏れた場合ウェアを洗うのも手間ですし、汚れのシミが見えたら恥ずかしいので、万一のために着用していてやはり良かったです。
行動時間が長いと、足の付け根がサニタリー用品との摩擦で擦れて痛くなることがありますが、このショーツはその痛みがなく、快適に過ごせたことも履いて良かった理由の一つです。
憂鬱な日でも、快適な登山を楽しみたい女性に

今回20〜40代の登山を楽しむYAMAPの女性ユーザーから「YAMAP別注吸水ショーツレギュラー」の感想を寄せていただきましたが、実際には年齢も身体のコンディションも人それぞれ異なります。量が多かったり、おりものや尿もれが気になるという人もいるでしょう。しかし、どんな日でも快適に山を楽しみたいという想いはみんな同じ。
「女性だからしかたがない」とあきらめる前に、自分にあった方法を試して山を楽しんでみるのはいかがでしょうか? YAMAPが提案する、山を楽しむための吸水ショーツはそんな女性の登山を応援しています。
吸水ショーツの洗濯に
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