タウンユースでもアウトドアを感じていたい！YAMAP STOREが目利きした、冬を暖かく過ごすためのアウター5選

室内と屋外の気温差が大きくなる冬。ちょっとした外出には、サッと羽織れて暖かいオーバーダウンが欠かせません。タウンユースではアウトドアほどシビアなレイヤリングが必要ないので、室内ではシャツ、出かけるときはその上に「Teton Bros.（ティートンブロス）/ホバック プリマ オーバーフーディ」を着込む、という使い方もOK。着た瞬間に感じる高い保温力、冷気をシャットアウトしてくれる首回りのデザインも相まって、一度着ると手放せなくなる逸品です。

保温のカギとなる中綿には「プリマロフト・ゴールド」を採用。あえてダウンではなく化繊素材で仕上げているところがポイント。保温力がありながらもあらゆる天候への対応力が高く、洗濯もしやすいなど使い勝手のよさが魅力です。表生地はDWR（耐久性撥水）加工済みの15Dリップストップナイロン。ちょっとした雨ならレインウェアを着ずに外出できる環境対応力がこの一着に込められています。高めの襟まわり、しっかりと頭部を包んでくれるフードも温かさの秘訣。前後のドローコードで着用感を調整可能です。

もともとは、冬期のクライミングやアルパイン向けに開発されたモデルなだけあり、グローブの着用や冬山での行動を想定した機能が採用されています。袖口がずれて上がってこないようにサムホール的なゴムが設けられていたり、グローブを着用したままでも脱ぎ着ができるようにジッパーが配置されていたりと、Teton Bros.ならではのアイデアがちりばめられています。

タイト目のシルエット、無駄を配したミニマルなデザインで定評のあるHOUDINI。アウトドアでの性能はもちろんですが、そんな北欧ブランドらしいルックスも大きな魅力です。「HOUDINI（フーディニ）/アドインジャケット」は、コート丈の化繊インサレーションジャケット。中綿にシート状の化繊素材を使うことで、ダウンジャケットのような段々のステッチの必要がなく、すっきりしたデザインを実現。アウトドアブランドならではの素材選びや機能を備えながらも、タウンユースで活躍するシンプルさを極めた一着に仕上がっています。

中綿には「プリマロフト・ゴールドアクティブ」を採用。行動時に体が発熱・発汗しても効果的にムレを放出してくれるため、ウェア内の快適性が持続します。寒いときはしっかり保温、動いているときは熱を逃してくれるというように、HOUDINIがアウトドアアクティビティで培ってきた技術がいかんなくタウンユースへと応用されているんです。さらに、寒さをブロックする襟周りのデザイン、ジッパータイプのサイドポケットも備え、タウンでの使い勝手もバッチリ。

一方、ウェア内にはインナーチェストポケットと深めのグローブポケットを設けています。インナーチェストポケットにはスマートフォンやカギなどの小物類、グローブポケットにはタブレットや手帳を入れてもいいかもしれません。2種類のポケットがあることで選択肢が広がります。

テクニカルなウェアのパイオニアとして知られるNORRONAですが、カジュアルさが印象的な「NORRONA（ノローナ）/オスロ ゴアテックスジャケット」は、比翼仕立てのフードつきジャケットを現代的なデザインでアップデートしたモデル。最新の素材を使用することで、見た目以上の着用感のよさ、快適さを実現しています。街であっても厳しい冬の環境を強いられる北欧では、ライフスタイル向けのウェアも立派なアウトドアウェア。ゴアテックスのシェル素材を使用することで、寒い風からの対応力が格段にアップ。悪天候の日でこそ、存分に安心感を実感できるはず。

メインファブリックは2レイヤーのゴアテックス素材。優れた防水透湿機能を備えつつも、しなやかな着心地と肌触り、動きやすさを実現しています。本格的なフィールドに比べて天候への対応力がそれほど求められないタウンユースではありますが、機能性と着用感の絶妙なバランスをとることで「NORRONAらしさ」を体現している印象です。シェルジャケットのような厚みとなっているので、フリースやダウンのほか、スウェットやセーターなどの上にも違和感なく着用できます。

ポケットは両サイドに2つ、チェストに1つ。いずれも止水ジッパータイプとなっており、雨などからポケット内の小物を守ってくれる配慮も完璧です。ポケットにかぶさるように配置されたフラップは、雨のブロックをより確実に、かつジッパーの痛みを未然に防いでくれます。

国内屈指のダウン製品メーカー・NANGA。本格的なアウトドア向けのプロダクトを数多く発売していますが、同時にライフスタイル向けのアイテムにも力を入れています。「NANGA（ナンガ）/オーロラダウンジャケット」は、改良をつづけながらロングセラーとなっているフラッグシップモデル。高品質の760フィルパワーダウンを使用し、厳冬期の山岳シーンでも優れた保温力を発揮。真冬でも、これ一着あれば難なく切り抜けられる、心強いアイテムです。

表生地には、「オーロラテックス」と呼ばれるNANGA独自開発の透湿性防水素材を採用。ダウンの弱点である濡れを未然に防ぎ、さらには防風性能も高めてくれます。レインウェアやシェルジャケットを着用することなく、「NANGA（ナンガ）/オーロラダウンジャケット」だけで済んでしまうのは嬉しいポイント。もちろん透湿性もあるのでウェア内のムレも気になりません。

サイドのポケットはユニークなダブルジッパータイプ。シーンによって、ジッパーを上下どちらかに寄せて使うことが可能です。便利なチェストポケットも完備。スマートフォンなども収納できる大きめの容量となっています。いずれも止水ジッパーとなっており、多少の雨であれば難なく対応してくれます。

前面に配置された4つのポケット、クラシックなボタン留めのフラップ、絶妙な長さの丈。アウトドアファッションの定番スタイルである「マウンテンパーカー」のエッセンスを感じさせる「patagonia（パタゴニア）/イスマスパーカ」は、素材や機能を現代的にアレンジしたフィールド対応のジャケット。インナーにはフリース素材を配置し、表生地に撥水加工を施すなど、タウンはもちろん、キャンプやトラベルでも活躍します。

サイドのポケットは2WAY仕様。小物の収納に便利なフラップ付きの縦ポケットと、ハンドウォーマーポケットが横から重なるように配置されています。デザインを損なわずに多機能を実現したアイデア設計。ポケットは胸の位置に2つ、さらにインナーに1つと、全部で7つも用意されているんです。表生地はリサイクルナイロン。PUコーティングとDWR（耐水性撥水）加工を施すことで撥水性もプラス。雨や風、汚れへの対応力も向上しています。

内側はリサイクルポリエステルを30%使用したハイパイルフリース。毛足が長いため、暖かい空気をたっぷりと溜め込むことができ、保温力に貢献してくれます。また、着用したときのヒヤッとした感じがないのも特徴。首回やフード内部にもしっかりフリース素材があてられており、寒い冬に欠かせない一着に仕上がっています。

登山、アウトドア好きなら、ついつい山で着ているウェアを街でもそのまま…という方も少なくないはず。アウトドアウェアの快適性や機能性は街でも手放せないもの、ですよね。でも、せっかくならファッションにも気を配りたいもの。デザインやカラーリング、コーディネートにもこだわってウェア選びをしてみませんか？！