本気で登山と向き合うための山道具 - 初夏の北アルプス

これから夏山シーズンを迎えるアルプスの山々。美しくも、ときには過酷な表情を見せる山で安全かつ快適に過ごすためには、やはり信頼のおける道具が欠かせません。今回は、「アルプス登山にはどんな道具が必要なの?」という方に向けて、「雨と風を極める」「体温調整と快適性を極める」「テントを極める」という3つのテーマで目利きしたアイテムをご紹介。「本気」で登山を楽しみたい、挑戦したいという憧れをYAMAP STOREがバックアップします! アルプス登山がグッと近くなるはずですよ。

本気で登山と向き合うための山道具 -初夏の北アルプス

雨と風を極める

標高3000mにも及ぶ北アルプスでは、雨と風による低体温症などのリスクが大きくなります。そこで大切になるのがレインウェアをはじめとする雨対策アイテムです。

信頼のゴアテックス素材を採用した「patagonia / カルサイトジャケット」

本気で登山と向き合うための山道具 -初夏の北アルプス

アルプス登山において、レインジャケットは必携品の代表格。雨と風をいかにブロックし、着ているウェアと体を濡らさないかが安全の秘訣です。人気アウトドアブランドのひとつ、パタゴニアからはいくつものレインジャケットが発売されています。「patagonia / カルサイトジャケット」は、そのなかでもフラッグシップモデルといえる高機能モデル。

生地には防水透湿素材のパイオニアであるゴアテックス社の新素材「パックライトプラス」を採用。ゴアテックスが得意とする高い防水性と通気性に加え、生地の表面に凹凸を持たせることで肌触りのよさを実現。汗をかいてもベタッと張り付きにくく、快適な着用感が持続します。

高い防水透湿性だけでなく、長時間の山行でもストレスが少ない着心地のよさなど、「持っていてよかった」と思える機能性が魅力です。

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行動中でも使いやすいチェストポケットは手がすっぽりと入ってしまうほど奥行きが深め。スマートフォンや行動食の携行に便利です。止水ジッパーを採用し、雨対策もバッチリ。

手元のフィット感調整はベルクロを採用。グローブを着用する際など、雨の侵入をしっかり防ぎたい場合はギュッと閉めれば完璧です。

本気で登山と向き合うための山道具 -初夏の北アルプス

フード調整は後方と顎下の2つで調整するタイプ。前方のコードを引けば顔まわりもぴったりブロックできます。強風時の雨の吹き込みは最小限に。

裾のドローコードは、なんとポケットの中から調整可能。余ったコードがポケット内に収まるので煩わしくなく、ハーネスを着用するようなシーンでも活躍します。

レインウェアとは思えない優れた伸縮性。「finetrack/エバーブレスフォトンパンツ」

本気で登山と向き合うための山道具 -初夏の北アルプス

日本発のアウトドアブランド・finetrackが開発した防水透湿素材「エバーブレス」。その特徴は伸縮性。一般的なレインウェアは防水透湿性はあっても伸縮性が乏しいため歩行時にゴワつきを感じるものが多かったのですが、なんと生地自体がソフトシェル素材のようなストレッチ性を持たせることで、着用感の悪さを克服しているのが大きな特徴です。

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そんな「エバーブレス」を採用したレインパンツが、この「finetrack/エバーブレスフォトンパンツ」。スリムなシルエットですが、伸縮性があるので問題なし。サイドジッパーは裾から太ももの上まで伸びているので、脱ぎ着しやすいことに加え、ベンチレーションとしても活躍してくれます。

アルプス登山では1日の行動時間や歩行距離が長くなることもあり、些細なストレスが大きな疲れにつながります。「濡れない」というレインパンツの基本性能に加えて、「エバーブレス」特有の伸縮性による歩きやすさはまさにストレスフリーです。

末端を冷やさないために。「finetrack/エバーブレストレイルグローブ」

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意外と盲点なのがグローブ。稜線上で雨に降られたり、朝晩の冷えで指先が濡れたりすると一気に体温が奪われてしまいます。グローブといえば保温を目的にしたものをイメージするかもしれませんが、「finetrack/エバーブレストレイルグローブ」は防水機能がメインとなっています。

素材は同社のレインウェアにも使われている「エバーブレス」。防水性、透湿性に加え、ストレッチ性によりフィット感も良好でまさにストレスフリー。指先と手のひらには濡れてもグリップ力を損なわないハイグリップ素材を使用。薄手のインナグローブとあわせて使用するのがオススメです。指先を濡らさないことはアルプス登山ではとても大切なのです。

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体温調整と快適性を極める

夏山とはいえ、寒暖差が大きいのもアルプスの特徴。日中はTシャツなのに、朝晩はフリースを着ないと寒いということも。安全登山につながる快適アイテムをご紹介します。

保温と通気のバランスが秀逸。「patagonia / R1フルジップフーディ」

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パタゴニアが誇る歴史的なプロダクトのなかでも「不動の定番」とされるR1。1999年に誕生したミドルレイヤーフリースは改良を重ね20年以上にわたってユーザーから愛されてきました。そんな「patagonia / R1フルジップフーディ」の最新モデルがこちら。マイナーチェンジではポケットやフードの微調整が行われてきましたが、現行モデルはリサイクルポリエステルを使用するなど環境にも配慮しているのが特徴。

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フルジップタイプなので脱ぎ着やしやすいのもポイント。ハイクアップ時など暑さを感じるシーンではオープンにして強制的なクールダウンも可能。

まるでバラクラバのような肌の露出を最小限に抑えてくれるフード。フィット感に優れ、冷たい風もしっかりブロック。ヘルメットの着用もOK。

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チェストポケットも完備。サッとアクセスでき、歩行時も揺れが少ないチェスト位置はとても便利です。

素材はパタゴニアの製品のために独自開発された、ポーラテック・パワーグリッド。格子状になっているため通気性に優れます。

肌面をいつもドライに。「finetrack / スキンメッシュソックス 5本指レギュラー」

本気で登山と向き合うための山道具 -初夏の北アルプス

1日の歩行時間と距離が長くなるアルプス登山。登山靴の内のコンディションも気になりますよね。汗によるムレは靴擦れやマメの原因になりますし、何よりとっても不快。そこで「finetrack / スキンメッシュソックス 5本指レギュラー」の登場です。

素材はファイントラックが独自に開発した「スキンメッシュ」。水を留めにくい疎水性のメッシュ生地でできており、汗を靴下に素早く移してくれるので、は肌面は常にドライにしてくれるのが魅力です。

匂いがつきにくく、肌触りも良好。「メリノスピンソックス アルパイン5本指レギュラー」

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上質なメリノウールを贅沢に使用した5本指タイプの登山用靴下。繊維がとても細いため、一般的なウールにありがちなチクチク感がないのが特徴。「メリノスピン」とは、ファイントラックが独自に開発した技術で、メリノウール素材を吸汗速乾加工を施したポリエステル繊維で包んだもの。汗を溜めず乾きやすく、匂いが残りにくいウールのよさと、耐久性と伸縮性に優れるポリエステルのいいところを掛け合わせた特殊素材です。長時間の山行で汗をかいても快適性が持続します。

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テントを極める

YAMAP STOREがオススメする山岳テントは、多様な日本気候にあわせて開発された、まさに「日本の山のためのテント」。アルプス山行を支えてくれるモデルを2つピックアップしました。

稜線でも安心して幕営できる信頼感。「finetrack/カミナドーム1」

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「finetrack/カミナドーム1」は対応力に優れるダブルウォールかつ自立タイプでありながら、本体重量は1,280gと軽量に仕上がっています。ポイントは、その生地。インナーテントは7デニールという極細繊維を使用しており、一般的なテントの約1/4。フライシートも15デニールとなっており、軽量の理由となっています。耐摩耗性が非常に高い補強糸を縫いこんでおり、破れや引き裂きにも強く、タフな使用にもしっかり耐えてくれます。

山岳テントに機能性とデザイン性を。「muraco/ラピードx1-2P」

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スタイリッシュなテントメーカーとして急成長中のアウトドアブランド・ムラコによる山岳テント。「muraco/ラピードx1-2P」は、テント泊をターゲットにしており、インナーとレインフライで構成されるダブルウォールタイプを採用。日本のように雨が多く、温度変化も大きい環境下での快適性を高めています。

ポイントは、クロスフレームのセンターハブシステム。2本のテントポールがクロス位置に強度を高めるパーツを組み込むことにより、風でテントが押されても破損や倒壊のリスクを最小限に抑えてくれるのです。アルプスのような強風にさらされるテント場でも安心というわけ。また、テント両側にエントランスを設けているのも魅力。それぞれに前室があるので、濡れたギアやシューズ置き場も問題なし。シンプルなままで機能を最大限に引き出す工夫を実現しています。

本気で登山と向き合うための山道具 -初夏の北アルプス

本格的な登山シーズンを前に、準備は抜かりなく!

アルプス登山は、3000mにも迫る標高の高さによるダイナミックな景色が醍醐味。一方で、高山ゆえの気候の厳しさによる危険が伴うことも知っておかなければなりません。梅雨明けはもうすぐそこ。晴れわたる空と緑の山々の美しいコントラストを楽しめる、夏山シーズンに向けて準備は万全にしておきましょう。

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