今こそ欲しい「厳選キャンプギア」迷ったらとりあえずコレ!
いまだ衰えを見せないキャンプブームですが、正直ブランドやアイテム数が増えすぎて、なにを買えば良いのか良く分からない。そんな悩みを抱える初心者キャンパーの人も多いのではないでしょうか。今回は、世界各地でキャンプをしてきた熟練キャンパーでもあるライターの櫻井さんに、いま気になっているギアたちを紹介してもらいました。
(ライター:櫻井 卓、写真:遠藤 大輝、model:tarashiras)
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インテリア
テント内を快適かつスタイリッシュにするためには、細かいアイテム選びが超重要。ここでは使えて、魅せれるテント内アイテムをご紹介します。ちなみに家で使っても便利なものばかりですよ。
置いて良し、積んで良しの万能コンテナ
AS2OV(アッソブ)/フォールディング コンテナ
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このコンテナは実際に自衛隊などでも採用されているというミリタリーな見た目が良いですね。最近のキャンプギアの流行りとしては、こういうミリタリーっぽいものが主流。もちろん収納庫としての機能も容量もバッチリです。30Lと50Lの2サイズがあるので、さまざまなキャンプギアを収納しておくことができます。
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簡易的なテーブルとしても使えますし、スタッキング可能なので、複数置いても省スペースでOK。折り畳むことができるので、家での保管場所も少なくて済む。というか、スタイリッシュなので家でのインテリアアイテムとして流用しても全然アリです。
名作チェアのタクティカルライン
Helinox(ヘリノックス)/タクティカルチェア
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ヘリノックスの傑作「チェアワン」のタクティカルライン。チェアワンにはない、各種収納場所を備えているので、テント内で過ごす際に必要な小物類を入れておけばギア迷子の予防になります。
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背面にはベルクロワッペンを付けられるというミリタリーなディティールがあるので、ちょっとした個性を出すのも楽しいはずです。キャンプ中はもちろんなんですが、この手の椅子をクルマに積みっぱなしにしておけば、ドライブ中に気に入った場所があったら、いつでもどこでもチル可能。
(※入荷連絡受付中 詳しくは商品ページをご覧ください)
“吊り”でテント内スペースを有効活用
MINIMAL WORKS(ミニマルワークス)/インディアンハンガー
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さまざまなギアを吊り下げることで省スペース化できる、見た目も可愛いハンガーです。サイズは3種類ありますが、テント内で使うなら高さ750mmのMがオススメ。すぐに取り出したい出番の多いギアを吊り下げてそばに置いておけば、テント内での移動も最小限ですみます。
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別売りのハンガーフックを使えば、ランタンを吊り下げることもできるのも嬉しいですね。テントポールの要領で、パタパタと簡単に折り畳めるので、就寝時には片付けて、寝床スペースを広く取るという使い方も出来そうです。
旧き良き見た目と現代の性能を融合
BAREBONES(ベアボーンズ)/レイルロードランタン LED
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なんといっても、まるで西部開拓時代なデザインが秀逸なランタンです。個人的に良いなと思うところは、LEDなのに優しい光なところ。エジソンバルブというLEDを利用することで、まるで白熱電球のような温かみのある光を放ちます。テント内の雰囲気作りは光源がかなり左右します。とはいえ決して雰囲気系ではなく、性能的には最新の機能が盛り込まれているので、使い勝手も抜群なんです。
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焚き火&クッキング
キャンプ料理といえば、やはり焚き火は欠かせません。僕の場合はむしろ焚き火のためにキャンプをしにいくといっても過言ではない! 最近まで使っていた焚き火台がそろそろご臨終。次なる相棒候補たちがコチラです。
重量、強度、サイズ。すべてがちょうど良い焚き火台
サテライト ファイヤーベース
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「ムラコ」がリリースしている焚き火台が「サテライト ファイヤーベース」。サテライトの名の通り、ステンレスフレームがちょっと未来感あるデザインで、脚部を折り畳んでコンパクトになるギミックなど、数ある焚き火台の中でも独特な雰囲気を放っています。マイクロメッシュを上に載せて使用するタイプなので、強度が気になるところですが、通常の薪であれば6本は余裕で載せられます。重量は1790gとヘビーデューティ焚き火台とUL系のちょうど中間といった感じ。
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オプション類も豊富で、上部に「グリルメッシュ」をセットすれば、焼き網兼ゴトクになりますし、さらにその上に「グリルタブレット」を載せれば、ステーキなどもジューシーに焼き上げることができます。そうそう、「アンチスパークラグ レクタ」をしっかり敷いて、地面の保護も忘れずに。良いキャンパーは後を濁さずなのです。
焚き火台的ミニマルデザインの極致
PAAGO WORKS(パーゴワークス)/ニンジャファイアースタンド ソロ
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ミニマルさを追求した焚き火台が「パーゴワークス」の「ニンジャファイアースタンド ソロ」。ステンレス製の細い棒を組み合わせたその見た目は「大丈夫なの……」と不安になるくらい華奢に見えますが、絶妙なバランスで設計されているのか、予想以上の安定感です。なにより設営撤収の素早さときたら、まさしくニンジャのごとく。
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ゴトクとして使える上部パーツは、取り外してトングとしても使えるという気の利きよう。重量がわずか約280gなので、キャンプ以外にもハイキングと焚き火を組み合わせるスタイルも可能という、シンプルな中に様々な可能性が詰め込まれた焚き火台です。
緻密に計算されたグリル台システム
WOLF AND GRIZZLY(ウルフアンドグリズリー)/グリルM1エディション ファイヤーセット
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最近ハマっているパックラフトによる川旅にぜひ持参したいと思っているのが「ウルフアンドグリズリー」の「グリルMエディション ファイヤーセット」。8本のステンレス棒で構成されたグリル台なんですが、脚を広げたり、狭めたりすることで高さが調整できるんです。これによって、焚き火料理で手こずる火加減の調整も楽勝。収納時にはW5×H40cmとコンパクトになるので、バックパックにもラクに入ります。
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もし荷物に余裕があるなら「クックセット」も持っていくのがオススメ。2Lのクッカーに、グリドル、穴あきパン、カッティングボードなどが1セットになっていて、しかも鬼のように計算されつくされた精密なスタッキングが可能。ちなみに「グリルMエディション ファイヤーセット」には「クックセット」が2つシンデレラフィットします。思い切って2個買いするか……迷い中です。
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テント
テントは文字通り野外でのマイホーム。それはもうシビアに選びたいものの筆頭です。さまざまなキャンプ用テントがリリースされていますが、いま気になっているのはこちらのテント。
新鋭が生んだ完成度の高いドームテント
muraco(ムラコ)/ノーム
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2016年の創業から、これまで7モデルのテントを立て続けにリリースしてきた「ムラコ」の最新作です。いまキャンプ業界では、フロアレスシェルターなども人気ですが、個人的には野外のマイホームはドーム型一択です。これまで数々のキャンプトラブルに見舞われてきました。豪雨による床下浸水、暴風によるワンポールテントの倒壊。もちろんしっかり設営していなかった自分も悪いのですが、やはり「ノーム」のようなスタンダードなドームテントが一番安定感があると思います。なにせ僕のようなズボラな人間がテキトーに張っても、しっかりと風雨から守ってくれますから。
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この「ノーム」の優れた点は、細部にも宿っています。例えばポールスリーブをフラットにすることで耐風性を向上させていたり、前後から出入り可能にすることで、前室に荷物を置きやすくしてあったり。素材も強度に優れたものをチョイスしていて、トータルバランスが非常に高い「ノーム」は、間違いなく末永く付き合っていけそうなひと張りです。
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アパレル
キャンプ時のアパレルに求めるもの。個人的には“保護”のひとことに尽きると思っています。擦り切れ、火の粉、雨風……。キャンプシーンで遭遇する様々な苛酷さから身を守る、そんなギアたちです。
身を守る“防具”としてのエプロン
AS2OV(アッソブ)/ウォータープルーフ コーデュラエプロン
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キャンプ中くらいしかエプロンをしないオトコなので、とにかく頑丈であればあるほどうれしい。この「ウォータープルーフ コーデュラエプロン」は、名前にもあるとおり、本体に「コーデュラ 305d ファブリック」を採用。擦り切れや引き裂きに対する強度はもはや最強クラスです。
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さらに耐水圧20000mm以上に耐える防水透湿素材も採用しているので、水濡れ問題も解消し、前面のフラップを下ろせば膝下までカバーしてくれます。キャンプ時にさまざまなツールを収納できる各種ポケットも付くので、身にまとう収納としても優秀。もう、文句なしです。
焚き火を最大限に愛でるために
AS2OV(アッソブ)/アルバートン ファイヤープルーフ ブランケット
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代表的な焚き火あるあるとしては「うわぁ、やっちまった……」というものがあります。つまり、火の粉による高級な化繊のウェアの穴あき。誰もが一度はヒヤッとしたことがあるのではないでしょうか。知人はインフレータブルのカヤックを見事にパンクさせたりもしています。とはいえ、特に寒い時期に天然素材ものだけで揃えるのもなかなか大変。そこでこの「アルバートン ファイヤープルーフ ブランケット」の出番です。
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カネカロンprotexという火を扱うプロ達の現場でも採用されている難燃素材を織り込んであって、燃えにくいだけではなく、延焼しにくい特性を持たせてあります。内側がボアになっていて、保温性も高く、シンプルにブランケットとしても優秀。焚き火の際にはひとり一枚持っておきたい、そんなアイテムです。
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バッグ
キャンプで使うバッグは、ただ運べれば良いというものではありません。時にはストレージとしても使うことになるので、地面にドン置きしても安心なタフさなども重要です。
さまざまな小物を賢く収納
AS2OV(アッソブ)/コンテナボックス
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ペグやカトラリーなど、キャンプ中の小物を入れておくのにピッタリなコンテナです。210Dのナイロンにポリカーボネートをコーティングすることで、水濡れに強く、経年による剥離もしにくいので、長く愛用できます。中の3枚の間仕切りは取り外しも可能。内部には若干のクッション性があるので、デリケートな小物を入れておくのにもピッタリです。
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レジカゴサイズの大型トート
AS2OV(アッソブ)/ポータブル ラージエコバッグ
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キャンプに持ち込めるバッグの数は限られているので、大容量なのは言うまでもなく、さらに多機能で使えるものがベターです。この「ポータブル ラージ エコバッグ」は、スーパーなどのレジカゴとほぼ同量の荷物を入れることができます。
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内側にはアルミ素材でコーティングしてあるので、クーラーボックスほどの保冷力はありませんが、スーパーからキャンプ場までの移動程度であれば十分に機能してくれそうです。太めのストラップで肩掛けできるので、重量が多少増えてもストレスなく持ち運べる点も、嬉しいですよね。
![今こそ欲しい「厳選キャンプギア」迷ったらとりあえずコレ!](https://images.microcms-assets.io/assets/ac11bed9236c49c3b40aa3bdd2103202/e0a2203a4339490b8b45c6c8e502834b/20220121_carefully_select_camp_gear_39.jpg?w=1000)
さて、ここまで紹介してきましたが、あらためて、どれもこれも名品揃い。「厳選」…と言いつつも、我ながら迷ってしまうラインナップですね。「ここは思い切ってシーン別に使う想定でいろいろ買っときましょうかね……。いやいや予算が……」。こういう風に楽しく悩めるのも、登山と比べると、バリエーション豊富なキャンプギアだからこそですよね。
![櫻井 卓(さくらい たかし)](https://images.microcms-assets.io/assets/ac11bed9236c49c3b40aa3bdd2103202/7eae6172d6c544b0965ae7603ed8e711/profile_sakurai.jpg?w=1000)
櫻井 卓(さくらい たかし)
1977年生まれ。「TRANSIT」「Coyote」などの旅雑誌の他、登山雑誌「PEAKS」やアウトドア誌「Be-pal」、ファッションカルチャー誌「Houyhnhnm Unplugged」など多数のジャンルで執筆中。趣味は海外のトレイルを歩くことで、好きなエリアはカリフォルニアのヨセミテ北部。