「山で飲みたいビール」新登場|山好きによる山好きのための究極の1杯を

ビールはお好きですか? 山もビールも大好きだという人なら、目的地までのつらい登りを、あの1杯を思い浮かべながら乗り切ったという経験をお持ちでしょう。普段飲むのもおいしいけれど、山で飲むビールはまた格別。がんばって登った自分へのご褒美として、これ以上のものはないかもしれません。

そんな特別な1杯のために、YAMAPがオリジナルビールづくりを始めました。YAMAP STOREの人気商品「山で飲みたいコーヒー」に続く、待望の「山で飲みたい」シリーズ第2弾。山で飲みたい、山で飲んでおいしい味を研究してつくる、オリジナルクラフトビールです。

ご協力いただいたのは、クラフトビールが人気のブルワリー「Far Yeast Brewing(ファー・イースト・ブルーイング)」さん。今回は「クラウドファンディング」という形でみなさまにお届けします。

▼ビールの購入はクラウドファンディング「Makuake」のサイトで

「Makuake」で購入する

多摩川源流のブルワリー「Far Yeast Brewing」

「山で飲みたいビール」新登場|山好きによる山好きのための究極の1杯を

一口にビールといっても、種類も銘柄もさまざま。スーパーやコンビ二で手に入る、大手ビールメーカーのものだけでもかなりの種類ですが、それとは別に、小さな醸造所でつくられる「クラフトビール」と呼ばれるものがあります。

少ない量からつくることができるので、つくり手のこだわりを詰め込んだ、個性のある味わいのあるものが多く、近年はちょっとしたクラフトビールブーム。全国各地に多くのブルワリーが誕生して、魅力的なクラフトビールが次々と生まれています。

「山で飲みたいビール」新登場|山好きによる山好きのための究極の1杯を

今回、YAMAPのオリジナルビールづくりに協力してくれた「Far Yeast Brewing」さんは、山梨県の小菅村に醸造所を構えるクラフトビールのブルワリー。

小菅村は、東京都奥多摩町に隣接する自然豊かな村で、都心からは2時間ほどの距離。関東の登山者にとっては、大菩薩嶺や三頭山などへのトレッキングの基点としてもなじみが深い場所です。

もうひとつ、小菅村を語るうえで欠かせないのが、ここが東京の水源のひとつでもある、多摩川の源流域であること。この豊かな自然が生む水を使って醸造されるオリジナリティあふれるビールは、日本はもちろん世界に向けて送り出されています。

つくりたいのは、「わざわざ持って行くだけの価値」があるビール

「山で飲みたいビール」新登場|山好きによる山好きのための究極の1杯を

YAMAPがビールをつくりたいと思ったのは、「山で飲むなら山にふさわしいビールがあるはずだ」と思ったことがきっかけでした。

山小屋でもビールは買えるけれど、泊まる山小屋に好きな銘柄のビールがあるとは限らない。いつものビールをコンビニで買って行っても、山の上で飲むと少し味が違う気がする。山で飲んでおいしいビールってどんなものだろう? 大好きな場所で大好きなビールを飲むのなら、少し重くても特別なビールを用意したい。せっかく担いで登るなら、それだけの価値がある本当においしいビールが飲みたい。

山とビールは切っても切れない関係なのに、今までに「山で飲むための味」を考えたビールは、なぜかこれまでつくられていないのです。

「だったらYAMAPがつくるしかない!」

わざわざ担いででも山に持って行きたい、山の上で飲むためのビール。
この理想を現実にするための、オリジナルビールプロジェクトがスタートしました。

「YAMAP」と「Far Yeast Brewing」を繋ぐ、山にまつわるご縁のなはし

「山で飲みたいビール」新登場|山好きによる山好きのための究極の1杯を

日本全国にある多くのクラフトビールのブルワリーのなかから、初のオリジナルビールのコラボレーション相手として、YAMAPがFar Yeast Brewingと一緒に取り組むことになったのには、いくつかの偶然がありました。

1つめのきっかけは、両社のスタッフ同士が、たまたま一緒に登山やトレランを楽しむ山友達だったこと。YAMAPでビールをつくりたいという話が持ち上がったときに「それなら一度、友達が働いているFar Yeast Brewingさんにお願いしてみよう」ということになりました。

そして、もっとも大きかったのが、偶然にもFar Yeast Brewingが、大のアウトドア好きが集まる会社だったことでしょう。さまざまなアクティビティフィールドに囲まれる小菅村に本社を置き、代表をはじめ、多くの社員が休日には山に出かけ、アウトドアの話題で盛り上がる社内。

注目のブルワリーだけあって、多くのコラボレーション案件がFar Yeast Brewingに持ちかけられるため、普段は断らざるを得ないケースも少なくないそうですが、YAMAPとなら一緒に取り組みたいと、今回の依頼を快諾してくれました。

そしてもう一つの偶然が「福岡」にありました。Far Yeast Brewingの、国内に3つある直営店のうちのひとつが、YAMAP本社と同じ福岡にあり、YAMAPのスタッフが以前から頻繁に利用している店だったのです。

場所も業種も違う2つの会社が繋がったのは、山のご縁という以外の何ものでもないでしょう!

醸造所でのテイスティングで、味の方向性を決める

「山で飲みたいビール」新登場|山好きによる山好きのための究極の1杯を

こうして巡り合った2社によるオリジナルビールづくりの第一歩は、味の方向性を決めること。YAMAPスタッフが、東京・五反田にある直営店「Far Yeast Tokyo Brewery & Grill」併設のブルワリーに、代表取締役の山田司朗さんを訪ね、さまざまなタイプのクラフトビールを試飲することから始めました。

クラフトビールには、IPA、ゴールデン、ペールエール、セゾンなどたくさんの種類があり、それぞれの材料や製法によって、味わいの方向性が大きく変わります。

今回の味の一番のテーマは、もちろん山で飲んでおいしいということですが、もうひとつの要素が、クラフトビール初心者でも飲みやすいということ。山とクラフトビールの相性のよさを、できるだけ多くの人に知ってもらいたいというYAMAPからのリクエストです。

「山で飲みたいビール」新登場|山好きによる山好きのための究極の1杯を

それに応えてFar Yeast Brewingがセレクトしたのが、香り豊かで味わい深さが特徴の「エール」というスタイルからの4種類のビール。ここから「山で飲みたいビール」に最もイメージの近いものをひとつ絞り込み、それをベースにオリジナルのレシピを作成していきます。

材料や味の特徴などについて解説してもらいながら、さっそくテイスティング。同じエールでも、それぞれに個性があってどれもおいしい! 重要なポイントだけに、なかなか簡単には決められないし、お店と山では、味の感じ方が違うかもしれないし……。

「山で飲みたいビール」新登場|山好きによる山好きのための究極の1杯を

そうとなったら、やっぱり山に行くのがYAMAPスタイル。実際にビールを担いで山に登って、味を確かめるしかありません!

本当の味は山でなければわからない! リアル山頂テイスティング@大平山(山梨県/1,295m)

「山で飲みたいビール」新登場|山好きによる山好きのための究極の1杯を

テイスティング登山の目的地に選んだのは、山頂から山中湖と富士山の絶景が楽しめる、標高1,295mの大平山山頂。YAMAPとFar Yeast Brewingのメンバー5名が参加して行なわれました。

天気にも恵まれて絶好のビール日和。仕事を忘れてしまいそうですが、重大なミッションへの意欲も充分。さっそく先日お店で飲んだ4種のビールを担いで登ります。

せっかくのテイスティング登山なのでと、特別に持ってきたグラスにビールを注ぎ、山に合う味、山でおいしいと思う味はどれなのか、じっくりと味わいをチェック。

「山で飲みたいビール」新登場|山好きによる山好きのための究極の1杯を

「登っている間も、早く飲みたいなーっていう期待が高まりますよね」
「自然のなかだと、土や草の匂いがするからか、店で飲んだのと印象が違うものもある」
「登った後は、少し軽めで飲みやすいものが合う気がするな」

気軽に、でも真剣に意見を交換し、相談の結果4つのビールのなかから、アメリカンペールエールの「American Noble Triad IPA」をベースの味に選びました。

オリジナルビールの方針を決める5つのキーワード

「山で飲みたいビール」新登場|山好きによる山好きのための究極の1杯を

そして、このベースの味をオリジナルビールとして仕上げるために、山に登って山頂で感じたことを、改めて「どんなビールをつくりたいのか」という5つの最終方針にまとめました。

―――

  1. 空気や太陽光に長く触れると香りや味が変化するので、ゆっくり味わうよりも、ついグラスを口に運んでしまうような飲みやすさがほしい
  2. 澄んだ空気や、土や草の匂いなど、自然の匂いとマッチするもの
  3. 山ではカレーやカップラーメンなどを食べる機会が多いので、塩気のある食べ物とも相性がよいもの
  4. 標高が高いと酔いやすいのに加え、ビールに加わる成分が多いほど肝臓に負担がかかって酔いやすくなるので、比較的シンプルなレシピで、アルコール度数も控えめ
  5. わざわざ担いで登るのだから、プラスアルファの特別感が演出できればさらによし

―――

オリジナルクラフトビール第一弾「Beer for Mountains Summit 1」

「山で飲みたいビール」新登場|山好きによる山好きのための究極の1杯を

上記5つの要望をもとに、Far Yeast Brewingがつくり上げたレシピで生まれるオリジナルビールを、「Beer for Mountains Summit 1」(通称:サミット・ワン)と名付けました。

「Summit(サミット)」という「頂」を表す言葉に続く「1」の数字に、このビールに続く第2、第3のオリジナルビールがつくれるようにという願いを込めて。

こうして開発されたレシピは、7種類のホップを使用した「アメリカンペールエール」で、オレンジや花、ハーブのような複雑なアロマをまといつつ、アルコール度数4.7%と軽やかな仕上がりを目指します。

街中よりも標高の高い山の上で飲むとちょうどよく味わえて、山の空気や香りに調和して自然の中でよりいっそうおいしさが引き立つ味わい。下山後や自宅ではよりスッキリと飲みやすく、山を思い出させるような香りが楽しめる味です。

「山で飲みたいビール」新登場|山好きによる山好きのための究極の1杯を※グラスに入ったビールはイメージです。醸造は目標金額達成後にスタート

山では、クリアグラスで飲むことは少ないかもしれませんが、せっかく担ぎ上げた1本の特別感が味わえるように、「Summit 1」は少し濃いめの色にしました。特別な日やビールメインの登山なら、グラスやクリアカップで、視覚からも楽しむことができます。

目でも楽しめるオリジナルラベル

「山で飲みたいビール」新登場|山好きによる山好きのための究極の1杯を

そして、もうひとつ特別感を演出するのが、YAMAPのデザイナーの手による、オリジナルのイラストラベル。谷川岳主脈の万太郎山あたりから見える景色をモチーフにしたアルパインムードたっぷりのデザインが、山のためにつくられたという、このビールのキャラクターにぴったり。

「山で飲みたいビール」新登場|山好きによる山好きのための究極の1杯をラベルのモチーフとなった谷川岳主脈・万太郎山周辺から見える景色

山で荷物から取り出すのが楽しくなるような、家に並べておくだけで山に行きたくなるような、YAMAPらしい見た目にこだわりました。

普通なら、飲み終えた後の缶はただのゴミですが、このデザインならば、プルタブの開いた缶も、登った山の気配やその中で飲んだビールの味の思い出が残る、山の記録だと思えるような気がしてしまいそう。荷物に余裕があるのなら潰さずに持ち帰って、帰宅後もパッケージを見て楽しいひとときを思い返していただけるのではないかとも思っています。

みなさんと一緒につくる、初のマウンテンクラフトビール

「山で飲みたいビール」新登場|山好きによる山好きのための究極の1杯を

今すぐにでも飲みたくなりますが、残念ながらこのビールはまだ存在しません。現時点でできあがっているのは「理想の味のレシピ」まで。今回はクラウドファンディングの仕組みを使うため、プロジェクトの応援購入が目標金額を達成した時点で醸造を開始し、4月末ごろからみなさんにこの味を楽しんでいただける予定です。

つくり手のこだわりが感じられる、まさに工芸品のようなクラフトビールは、一度知ったら逃れられない深い魅力に満ち溢れています。

YAMAPがつくりたいのは、今までにない、本当に山でおいしいと思えるビールです。山でおいしそうにこのビールを飲む人の姿を頭に描いたものづくりがしたい、この1杯を通して、飲む人と山を感じる時間を共有したいと思っています。

YAMAPにとっても初めての試みとなるビールづくり。山もビールも好き、クラフトビールにも興味があるという方、YAMAPが挑戦する山のためのクラフトビールを誕生させる一員に加わりませんか。そして、「Beer for Mountains Summit1」のおいしさを一緒に楽しみましょう。

もしどこかの山頂で「Summit1」のラベルを見かけたら、この貴重な初のマウンテンクラフトビールをつくった同志として、心の中で乾杯せずにはいられないはずです。

▼ビールの応援購入は「Makuake」サイトで

「Makuake」で購入する

Far Yeast Brewing 代表取締役 山田司朗さんより

「山で飲みたいビール」新登場|山好きによる山好きのための究極の1杯を

「Far Yeast Brewingは、山梨県小菅村に本社・醸造所を構え、日本発のオリジナリティあふれるビールを世界に発信しています。現在、国内外に直営飲食店4店舗を運営し、代表銘柄である『馨和 KAGUA』『Far Yeast』は世界25カ国で販売されています。

今回、ある社員の人脈でYAMAPさんと繋がり、一緒に取り組みができることになりました。社員には山やアウトドア好きな人間が多く、私自身も登山とクライミングをこよなく愛しています。

ハイキング、縦走登山、積雪期登山、クライミング、トレイルランニング、山菜・きのこ狩り。山の楽しみ方にさまざまなスタイルがあるところが、多様性が魅力のクラフトビールと重なる部分が多いと思います。

『Summit1』の味を決めるにあたり、山にビールを担いで登って味わいを検証してきましたが、やはり山で飲むビールは最高です! 山を楽しむいろいろな方に、いろいろなシーンで飲んでいただきたいです」

クラウドファンディングに参加するには?


今回の企画は、「Makuwake(マクアケ)」というクラウドファンディングサービスを利用するため、通常のYAMAP STOREでの商品の購入とは、少し手順が異なりますが、簡単な手続きで応援購入ができます。

以下の「Makuake」のサイトからご希望の「リターン品」を選んで、あとは指定の決済方法でお手続きいただくだけ。

「山で飲みたいビール」新登場|山好きによる山好きのための究極の1杯を「Makuake」のプロジェクトページ

▼購入のお手続きはこちらの「Makuake」サイトで

「Makuake」で購入する

そして、今回はなんと豪華特典付きです!
クラウドファンディングのリターン品として、完成したビール「Summit1」(350ml缶 6本、12本、24本のセットをご用意)に加え、いくつかの特典をご用意しました。

● 飲んだ缶の持ち帰りに便利な「ジップパック」
● 缶のデザインをモチーフにした「オリジナルステッカー」
● 「YAMAP STORE」で使える1,000円OFFのクーポン
● 「Far Yeast Brewing」のウェブストアで使える1,000円OFFのクーポン

「山で飲みたいビール」新登場|山好きによる山好きのための究極の1杯を早割・6缶セットのリターン品の例

飲むときも、飲んだ後も楽しめるオリジナルセットになっています。

なお、早割でお得なお値引きが可能に。ご支援いただける方はお早めにお申込みがおすすめです。

さらに、ご指定の場所に、「Summit1」の15ℓサイズ樽2本をお届けするプランにも注目。Far Yeast Brewingのスタッフがサービングを担当し、一番おいしい泡のバランスでSummit1の味を堪能していただけます。会社や仲間とのミーティングやパーティー、アウトドアイベントなどの場におすすめです。詳細をぜひ「Makuake」のサイトでご確認ください。


どこかの山頂のあちこちで、Summit1の缶がプシュッといい音を立てる瞬間を想像すると、今からワクワクが止まりません。がんばった自分へのご褒美として、登りたかった山の登頂記念に、特別な1杯を、特別な時間を楽しんでいただけたらうれしいです。


※ビールを飲んだ状態での歩行は大変危険です。下山後や山小屋、テントサイトでのご褒美として、1日のアクティビティ後にお楽しみください!

    関連する記事

      関連する記事は見つかりませんでした

      注目の検索キーワード