【低山 or 山のふもと】冬のシーン別で楽しむ男女おそろいコーデ
最近街のファッションで、「おそろコーデ」が流行しているのをご存じですか? カップルコーデ、ペアルックなどと呼ばれることもありますが、全身をお揃いにするものから、いくつか同じアイテムを取り入れて雰囲気やテイストを合わせるものまで、自由なお揃いを楽しむ人が続々と増えているようです。
そこで、今回ご紹介するのは、カップルや家族、友達同士など、男女お揃いで楽しむ山のコーデ。メンズ・ウィメンズで同じデザインが揃うことや、ユニセックスモデルが多い山のウェアは、おそろコーデにうってつけ。同じ機能をもったウェアを身につけることで、一緒に行動する者同士が、同じコンディションや快適性を保つことができるのも、山のおそろコーデの大きな利点です。
地域にもよりますが、1年でもっとも気温が下がるこの季節は、晴れる日が多い季節でもあります。寒さに負けず、お揃いの機能ウェアに身を包んで冬の山に出かけましょう。身近で登山の感覚を味わえる「低山ハイク」と、冬の山の雰囲気を楽しむ「ふもと散策」の2つのシーンに合わせて、男女のおそろコーデをご紹介します。
Scene①|機能はしっかり冬山仕様「低山ハイク」コーデ
空気が澄んだ冬の山の醍醐味は、標高をさほど上げなくても、夏とは違う美しい景色が楽しめるところ。ただし、日照時間が短く気温の変化も大きいので、しっかりとした防寒対策は欠かせません。普段は雪のないエリアでも降雪することもあるので、事前のお天気チェックはマスト。低山だから、短時間だからと油断せず、機能性重視のアイテム選びを意識しましょう。
ペアアイテム① | レインジャケット
finetrack(ファイントラック)/エバーブレスフォトンジャケット
驚くほどのストレッチ性を備える、軽くしなやかなレインウェアをアウターに。ゴワゴワ感がなくどんな動きも妨げないので、快適にアクティブに過ごすことができます。雨や風をしっかりブロックしながら、優れた防水透湿性でムレの心配はなし。レイヤリングしやすく年間を通して使えるので、コストパフォーマンスも◎。同色でおそろ感をアピールしても、おそろ初心者やこっそりおそろ派なら、色違いで違う雰囲気を楽しむのもいいでしょう。
ペアアイテム② | 帽子
THE NORTH FACE(ザ・ノース・フェイス)エニータイムビーニー/UNISEX
手軽に取り入れられるシンプルなビーニーは、実用的かつスタイリッシュにスタイリングをまとめる、おそろコーデのキーアイテム。ふっくらとした厚手のニット生地は、フラットな細かい編み目が優しい風合い。たっぷりと空気を含んで、高い保温性を発揮します。折り返して使うビーニースタイルは、被り方で表情の変化が楽しめるのもいいところ。丸みをおびたシルエットで、男女や年齢を問わず、街から山まで大活躍間違いなしです。
ペアアイテム③| グローブ
HANDSON GRIP(ハンズオングリップ)/バウンス/ブラック/UNISEX
グローブの良し悪しは、冬の快適性を大きく左右します。つい後回しになりがちですが、妥協せず、いい物をじっくりと選びましょう。甲の部分は、防風防水性に優れ、高いストレッチ性を備えるネオプレーン素材。手のひら側は、滑り止めのゴムプリントを施したポーラテック素材が、優しい肌触りと保温性を発揮。国産専門ブランドが誇るクオリティと極上の使い心地。一緒に使えば、本当にいいものを知った喜びも共有できます。
コーデ全体のポイント
ジャケットのカラーを引き立たせるために、他のアイテムはモノトーンでまとめたコーデ。低山でも、状況によって気温が低下することも考えて、上下とも保温性や透湿性の高いアイテムを選びました。とくにパンツは、動きやすさやレイヤリングのしやすさも意識して、ストレッチ性の高いものをチョイス。冬場は、かさばる物が多く荷物が増えがちなので、日帰りの低山でも、バックパックは少し大きめの30ℓ前後のものが便利です。
ウィメンズその他着用アイテム
メンズその他着用アイテム
Scene②|スタイルと機能で街と山を繋ぐ「ふもと散策」コーデ
冬の間は登山をお休みするという人も、短い時間で手軽に山の雰囲気が楽しめる「ふもと散策」に出かけてみるのはいかがでしょうか。車や電車のアクセスがよくて、登山より準備も簡単な「登山未満・観光以上」の時間。アウトドアの機能と街のエッセンスの両方を備えるアイテムを選べば、自然を満喫した足でそのまま街に繰り出すこともできます。
ペアアイテム① | ダウンベスト
TAION(タイオン)/ダウン×ボアリバーシブルダウンベスト/UNISEX
効率的に保温ができ、温度調節もしやすいダウンベストを、ボアとポリエステル地のリバーシブルに仕立てた、おしゃれで機能的な1着。表と裏で印象がガラッと変わるので、着こなしの幅も広がります。動きやすくてレイヤリングもしやすく、アウトドア感が強すぎないので街のスタイリングにも大活躍。リラックスタイムや旅行にもおすすめ。同じ面を使うか、あえて違う面にするかで、おそろコーデのバリエーションも広がります。
ペアアイテム② | トップス
HOUDINI(フーディニ)/モノ エア クルー
一見普通のスウェットシャツに見えて、実はフリース代わりに使えるミッドレイヤー。二重構造のニットの中に作られた、カプセル状の空間にポリエステル繊維を封入しているので、表面はフラットなのに、フリースのような優れた保温性を得ることができます。レイヤリングがしやすく、コーディネートをまとめるベースとして、幅広く使えるシンプルなルックス。フリースの抜け落ちによる海洋汚染を防ぐために開発された、地球にも優しい1着です。
ペアアイテム③ | シューズ
ALTRA(アルトラ)/ローンピーク8
気軽なふもと散策でも、足元はしっかりとしたアウトドア仕様のものを選ぶのが正解。濡れた路面や岩の上でも滑りにくいソールを採用したトレランシューズなら、渓谷の遊歩道や濡れた木道でも、安心して歩くことができます。つま先にゆとりのある独特の形が、足本来の力を引き出して楽に歩けるので、登山やハイキングにもぴったり。スマートで軽快な街にも似合うデザインも魅力。おそろコーデの足元を、この1足がしっかりと守ります。
コーデ全体のポイント
低山よりも着こなしの自由度が高いふもと散策に合わせて、ウィメンズは女性らしさを表現できる山スカートを、メンズには保温性のあるリラックスパンツを取り入れました。インパクトのあるトップスも、ボトムスを変えると印象が変わって、遊びのあるおそろコーデができあがります。暖かさと動きやすさに加えて、散策の後そのまま街に繰り出せる都会的な雰囲気もポイント。普段着でも行ける環境でも、アウトドアブランドが作る本物を選ぶことで、おしゃれ感と快適性の両方をぐっと高めることができます。
ウィメンズその他着用アイテム
メンズその他着用アイテム
おそろいのアイテムで機能や使いやすさを共有しよう
お揃いのアイテムを使ったシーン別アウトドアコーデ、いかがだったでしょうか? 同じものを身につけて一緒の時間を過ごすと、一体感が高まるだけでなく、機能や快適性、いいものを身につける喜びも共有することができます。
「街でお揃いはちょっと気が引ける」、「お揃いにならないようあえて違うものを選んでいる」という人も、山のおそろに遠慮は無用。同じものをいいと思えたことに胸を張って、アイテムひとつからでもおそろコーデを楽しんでください。1年のこの時期にしか感じられない冬の気配を味わいに、2月の山に出かけましょう。
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