夏の必須アイテム「帽子」はどう選ぶ?|用途・山行スタイル別のおすすめヘッドウェア特集
夏のアクティビティで忘れてはいけないものといえば、帽子です。特に直射日光が降り注ぐ高所においては、日焼け防止・熱中症予防アイテムとして欠かせません。
「帽子ならなんでもいいでしょ?」という人もいるかもしれませんが、フィールドで使うものだからこそUVカットや通気性、軽さなど機能面も意識する必要があります。また、最近のアウトドア用の帽子は機能だけでなくデザインも進化して見た目も種類もさまざま。
YAMAP STOREでは、使いやすい定番のキャップから、アクティブに動く人向けの機能的な帽子、絶対に焼きたくない人向けの日除け重視の帽子など、たくさんのラインナップを用意しています。
用途や山行スタイルにあわせて必要な機能のついた帽子を選んで、夏のフィールドを楽しんでみてくださいね。
① スタンダードに使える山の定番キャップ

フィールドから街なかまで、あらゆるシチュエーションにマッチするキャップはもはやアウトドアに限らずファッションの定番アイテム。ここでは男女問わず使いやすい形で、かつ人気の高いアイテムをピックアップしました。もちろん山に必要な機能はきちんと備えたうえで、初心者でもスタイリングに取り入れやすいデザインになっています。
THE NORTH FACE(ザ・ノース・フェイス)/マグマワークキャップ

ひかえめに入ったロゴや刺繍にすっきりとした見た目は、シンプルながらも洗練されたデザイン。コーディネートのしやすさは抜群です。生地は撥水加工がされていて水に強く、多少の雨でも安心。内側の縁には汗が落ちないよう吸水リブも設置。発汗量が多くても、瞬時に汗をキャッチしてくれます。
THE NORTH FACE(ザ・ノース・フェイス)/ゴアテックスキャップ

レインウェアの素材でおなじみのゴアテックスファブリクスを採用。防水透湿素材に優れた防水キャップです。縫い目部分には内側からシームテープで圧着することで、水が入り込むのをシャットアウト。暑い時期は内部の熱やムレを効果的に排出し、冬は寒い外気が入り込む心配もありません。ゴアテックスの本領を発揮したオールシーズン仕様に仕上がっています。
finetrack(ファイントラック)/レイルオンカミノキャップ

フィールドテストの経験をもとにアップデートを重ね設計された、本格的な登山向けキャップ。薄手ながらも耐久・速乾・撥水性に優れ、着用時のシェイプの美しさを実現しています。スライド式のアジャスターでサイズ調整も簡単。別売りの専用シェード(日よけ)をつけることでより効果的な日焼け防止対策が可能です。
② アクティブな人にぴったり、汗処理機能に優れたキャップ

よりアグレッシブに体を動かしたい人には実用的な高機能キャップがおすすめ。夏の厳しい日差しから頭部を守るだけでなく、行動中の発汗をいかに効率的に逃がすことができるかもチェックしたいところ。また雨風を想定したハードな環境下を考慮しているかも選ぶ際のポイントになります。
patagonia(パタゴニア)/ダックビルショーティトラッカーハット

とくに熱がこもりやすい後頭部全体に、通気性を高めるリサイクル・ポリエステル・メッシュ100%を使用することで、運動中でも効率的にムレを放出。肌と密着する中のすべり部分には、軽量で吸湿発散性と速乾性にすぐれた素材を採用。大量に汗をかくような状況でも、サラッとした着用感が続きます。デザイン性も高く、夏フェスにもおすすめです。
halo commodity(ハロ コモディティー)/YAMAP別注 リッジトレイルキャップ

専用のシェードが付いた、通気に優れた軽量キャップ。真夏のアクティビティでオーバーヒートしがちな頭のムレを解消するとともに、シェードを装着することで日差しから首周りをカバーしてくれます。重量はわずか35gととても軽量で、ソフトなツバは折りたたみ可能。そのまま、専用ポーチに収納することができます。シンプルながらも頭へのフィット感はよく、本格的な夏の縦走登山から普段使いまで幅広く活躍します。
halo commodity(ハロ コモディティー)/バックウィートキャップ

こちらは汗によるムレを発散させることに注力したキャップ。両サイドのパネルに目の粗いメッシュ地を使用することで内部にこもる熱を外へと拡散。ヒートアップしやすい頭だからこそ、通気性に特化することでムレを最小限に抑えます。長めのツバで日差しもしっかりとカバー。トレイルランニングやサイクリングなどの汗をかきやすいアクティビティとの相性は抜群です。
③ 日差しをカットするツバが大きいハット型

高所だと平地にくらべて特に紫外線が強く、顔周り・首の後ろの日焼けを気にする方も多いはず。基本的にアウトドア用の帽子にはUVカット機能は備わっていますが、日焼け止めも汗で流れやすい登山シーンであればなおさら、キャップだと少し心もとなく感じる方も多いかと思います。「顔周りは絶対に焼きたくない!」という方は、ツバが長く全方向からの日差しをガードできるハットタイプの帽子を選びましょう。
halo commodity(ハロ コモディティー)/イグアスハット

ツバが大きく、顔全体を覆えるいわゆるスタンダード型のハット。これだけでも十分安心感はありますが、付属で付いてくる面の大きなサンシェードを装着することで、朝日や西日など後方から来る日差しも遮ってくれます。内側には汗などによるムレを軽減するメッシュ地を採用しています。
and wander(アンドワンダー)60/40クロスハット

ナイロンとコットンを混紡させた生地が特徴のこちらのハット。化繊と綿を組み合わせるメリットとして、ナイロンより通気に優れ、コットンよりも摩擦に強い生地を作ることができます。さりげなくあしらわれたアンドワンダーのロゴとツバに入ったステッチは、リフレクターとなっており、暗がりの公道や夜のテント場でも視認性が上がります。これ一枚あれば今年のアクティビティ全般で使えること間違いなしです。
halo commodity(ハロ コモディティー)/クレビスハット

髪の毛を後ろで結ぶと上手く帽子がかぶれないといった悩みがある方におすすめなハット。ツバの後方部分に大胆な切れ込みを入れることで、フィッティングの調整用スペースを設置。ここから髪の毛を出すことで、ひとつに結んだ状態でも、膨らむことなくきれいなシルエットを維持したままかぶることができます。
④ ただの帽子じゃない、便利な機能がついた帽子

アウトドアといっても遊び方は十人十色。デザインがよく、機能が満載なギアやウェアはたくさんありますが、使っているうちにこんな機能があったらいいなと思うことも少なくありません。もちろん帽子も同じ。自分のスタイルに合わせて、プラスアルファの機能をもった帽子を選択肢のひとつにしてみるのもいいかもしれません。
NEUTRALWORKS.(ニュートラルワークス.)/ カイヨセキャップ

一見ただのキャップに見えますが、実はサングラスを固定できるグラスホルダー付き。サングラスは取り外しするシーンが多いだけに落としやすいアイテムですが、ヘッドのサイド部分にサングラスのツルを差し込むポケットを設けることで安定感をアップさせています。多少ハードな動きをしても、ずれ落ちてしまう心配もありません。
MINIMALIGHT(ミニマライト)/ファストパスハット

ぱっと見ではわかりませんが、ハット全体がメッシュ生地となっており、汗抜けのいい高い通気性が特徴です。汗が抜けるほどの薄さでも、きちんと日差しを遮り、頭のムレも軽減。薄いからこそ、軽量で、しかも手のひらに収まるほどミニマムなサイズ感。使わないときは畳んでポケットに入れておくこともできます。
halo commodity(ハロ コモディティー)/ピークスネットハット

少々変わったデザインが特徴の「ピークスネットハット」。ツバ後方のポケットには、虫除け用ネットが収納されており、これからの虫が増える時期に嬉しい機能を備えています。帽子に内蔵されているので、忘れる心配もなし。クラウンはスナップボタンで取り外すことでさらに通気性をアップさせることができます。UVカット機能に接触冷感も装備。多方面で活躍するマルチな機能を備えたハットです。
⑤ やっぱり見た目は大事!山街兼用で使えるおしゃれ系

フィールドにおける必要な機能はもちろんのこと、最近では着用したときのスタイリングを重視したアイテムも多数あります。なかでもハロ コモディティーは実用性とデザイン性をバランス良くそなえたヘッドウェアに定評があるブランドです。ワンポイントとして取り入れやすいアイテムを使って、頭から自分らしさを出してみましょう。
halo commodity(ハロ コモディティー)/ソルトパスベレー

おしゃれにアウトドアを楽しみたい人には、キャップやハットとは一線を画すデザインのベレー型がいいでしょう。8枚はぎの生地が生み出すコロンとしたフォルムが、いつものスタイリングをワンランクアップさせてくれます。アウトドア仕様だから、吸水速乾性もあり。キャンプ、フェスと活躍してくれるでしょう。
halo commodity(ハロ コモディティー)/チップドームハット

麦わらのような風合いですが、実は紙素材をよりあわせて糸状にした「ペーパー素材」を仕様した、大人の「麦わら風」帽子。繊細なイメージがある紙ですが、より合わせることで強度が増し、耐久性が高くなるという特性があります。山だけでなく、南国のビーチにも合うデザインだからこの夏のバカンスにいかがでしょうか。
halo commodity(ハロ コモディティー)/YAMAPオリジナル ルートハット

いかにもアウトドア用といったものではなく、旅先や街中でも使える帽子を探している方にはこちらがおすすめ。天然素材をつかった見た目ですが、実は耐久性と速乾性を備えたポリエステル素材を使用しています。他のアウトドア用の帽子と同じ機能がありながら、ナチュラルな風合がタウンのコーディネートにもマッチ。アウトドアとタウン兼用にふさわしい帽子となっています。
⑥ 汗と髪の乱れを整える万能ヘアバンド

激しい行動をともなうアクティビティでは、汗や髪の毛の乱れがきになるもの。そこで、最近はアウトドアでもファッショナブルに使えるヘアバンドが人気となっています。なかでも、ハロ コモディティーからは毎年さまざまなデザインのヘアバンドが登場。個性的でデザイン性が高く、速乾性や防臭効果もあり機能面もバッチリとあり年々注目度が上がっているアイテムです。
halo commodity(ハロ コモディティー)/スクリーバンド

ヘアバンド好きなら注目したいコーデのワンポイントになるアイテム。ヘアバンドといえば、シンプルなデザインが多いですが、こちらはオリジナルプリントに加え、中央でツイストさせてボリューム感を演出。シンプルなウェアに加えるだけで、ぐっとおしゃれ度が増します。もちろん、汗止めの役割もしっかりと担ってくれるので、ランニングなどの動きが激しいアクティビティにも◎。
halo commodity(ハロ コモディティー)/ソルトパスバンド

フェスやキャンプ、山小屋でのリラックスタイムに活躍する人気のヘアバンド。内側をソフトなメッシュ素材にすることで通気性を確保。肌触りも優しく、汗やムレによる不快感を防ぎます。生地を袋状にしたボリューム感のある形なので、コーディネートのワンポイントに取り入れるのに最適です。
halo commodity(ハロ コモディティー)/ピークスタップバンド

こちらはシンプルで使いやすく、後部の細ベルトで自由に調整が可能。ランニングなど大量の汗をかくシーンでもすぐに吸収しドライ感をキープ。抗菌・防臭効果もあって一日着用していても臭いが気になりません。ナチュラルカラーだから男女問わず、幅広く使えるアイテムです。

たかが帽子、されど帽子。日差しの強い夏山に必須の装備であると同時に、その人を印象づけるキーアイテムでもあります。そして素材や機能、デザインもそれぞれ違い、形も色もたくさんあるので、選ぶのに迷ったら用途やコーディネートに合わせて複数揃えておくのもいいですよね。
この夏はお気に入りの帽子をかぶって、照りつける太陽に負けず夏山をエンジョイしてください!