使うたびに深まる味を楽しんで、育てるように長く使う 【めぐるしかプロジェクト】のスモールレザーグッズ
スマホの普及やキャッシュレス化によって、持ち歩くものがずいぶん少なくなった今日この頃。今の時代にちょうどいい、手ぶら感覚で軽やかに出かけるための小物を作りました。山を、自然を愛する、YAMAPならではの視点で作った自信作です。
コンパクトに、スマートに。必要なものだけを持って出かけよう!
電話やメールなどの通信機器としてだけでなく、手帳、財布、カメラなど、さまざまな役割を果たすようになったスマホのおかげで、日ごろ持ち歩くものはすっかり少なくなりました。買い物もキャッシュレス化が進み、ちょっとした外出の時などに、今まで使っていたバッグや財布が少し大きすぎると感じることも増えたのではないでしょうか?
もっとコンパクトに、最低限必要なものだけを持って身軽に出かけるために、YAMAPが作ったのは「スマホポーチ」と「ウォレット」の2つのアイテム。
持ち物が少なくなったからこそ、本当にいい物を長く使って欲しいと、素材には鹿革を選びました。植物のなめし材でていねいに仕上げた革は、使い込むほどに色や手触りが変化し、使うほどに味が出てきます。
スマホポーチは、大画面のスマホも入るゆったりサイズ(高さ17cmまで収納可)。スマホだけでなく、外出に最低限必要なものをまとめて入れて、これひとつで身軽に出かけることができます。ストラップコードは無段階の長さ調節が可能。首からかけたり肩から斜め掛けにしたり、コーディネートのいいアクセントになりそうです。
ウォレットは、キャッシュレス時代にぴったりのミニマムサイズ。数枚のカードとお札、コインポケットもちゃんと備えています。
ふわりと温かみのある手触りのヌバック素材を使ったスマホポーチと、ナチュラルなキャメルカラーを活かし、シボの型押しを施したウォレット。加工によって表情がまったく違いますが、どちらも軽くて丈夫な鹿革を使用しています。
ちょっとそこまでの外出に
近くのコンビニやスーパーへの買い物に、カフェでコーヒーをテイクアウトして公園へ。日常のちょっとしたお出かけに持って行くものといえば、スマホ、財布、ティッシュやカギくらいでしょうか?現金派ならば普通サイズの財布が便利かもしれませんが、キャッシュレス派なら、ミニマムサイズがおすすめ。スマホだけでなく小物も入る「もう一つのポケット」的存在があれば、外出で必要なものはすべて収まりそう。
気軽なハイキングや散策に
季節の花々や展望台からの景色、下山後グルメが目的の気軽なハイキングや、ちょっとした街歩きなど、アクティブに動きたいときは、すぐに使うものだけをポーチに入れて。オープンポケットのスマホケースは、頻繁に出し入れするときもストレスなし。シャッターチャンスを逃すこともありません。頂上の茶屋や麓の土産店、とれたて野菜の無人販売など、キャッシュレス決済が使えない場合に備えて、スリムなウォレットに少しの現金も用意しておきましょう。
キャンプやフェスの1日に
大きな荷物をテントに残して身軽に過ごすときは、虫よけや日焼けどめ、ウェットティッシュなどを手元に用意しておきたいところ。少し大きめサイズのスマホポーチなら、すべてまとめて入れられます。好きなアーティストの演奏に熱中する間も、大切なものはしっかり管理したいところ。ポケット以上サコッシュ未満のスマホポーチなら、肌身離さず身に着けておけるので安心です。
ビジネスシーンに
シンプル、だけどカジュアルすぎないデザインだから、遊び以外のシーンにも違和感なく使えます。デスクからミーティングスペースへ移動するときは、PCとスマホポーチだけを持ってスマートに。ひとつにまとめておけば、なにかをうっかり置き忘れすることもないでしょう。ランチタイムもこれひとつ。両手が空くのでテイクアウトのときにも活躍しますよ。
今、山で起きているシカの話
このスマホポーチとウォレットには、もう一つのストーリーがあります。それは、素材に鹿革を選んだ理由に繋がる話。日本の森林や里山が抱える「シカ問題」です。
気候変動や里山の過疎化、放置された人工林や餌場となる耕作放棄地の増加、天敵である狼の絶滅、猟師の高齢化。さまざまな理由で日本の森林や里山ではシカが急増し、食害による森林被害が非常に深刻な状況を迎えています。森の生態系や農林業守るためにシカの捕獲が行なわれていますが、その大半は、利用されることなく破棄されています。
可能な限りシカの革を素材として利活用し、山の恵みとともに山を想う人々の心もめぐっていく。このような循環を目指してはじまったのが、YAMAPの「めぐるしか」プロジェクトです。
また、鹿革の製品を積極的に使うことが、失われつつある自然を回復させるきっかけになることを知っていただくと共に、鹿革の製品としての魅力も伝えたい。
牛革とは違い、手触りがしっとりと滑らかで、軽くて手入れも簡単な鹿革製品。通気・吸湿性に優れるため、鹿革は、古くから衣類や日用品として使われていました。「森を守る人」「製品をつくる人」と「製品を使う人」がつながり、やさしい循環が生まれることを願っています。
クリスマス限定カラーをご用意
クリスマス限定色のグリーンカラーには、クリスマスプレゼントとしてそのままお渡しできるよう、リボンラッピングを施してお届けいたします。(12月中旬お届け予定)
天然素材の個性も楽しみのひとつ
天然の素材なので、二つとして同じものはありません。シミやシワ、キズなども含めて、それぞれの個性を愛してあげてください。色や手触りが変わっていくのを楽しみながら、お手入れをして育てるように。
今の生活にちょうどいい、小さなレザー小物。
日常でもフィールドでも、どこにでもお供します。長いお付き合いになると思いますので、末永くよろしくお願いします。
「めぐるしかプロジェクト」を支える提携パートナーのご紹介
タツノラボ(株式会社A.I.C)
国内皮革の三大産地として有名な兵庫県たつの市にラボを構え、20年間革づくりを行ってきたタツノラボ。環境負荷を抑えた独自の技術「ポルティラ製法」を使って、牛革や豚革を鞣してきましたが、「鹿の皮がいっぱい出るのだが、革にできないか」と猟師の方々から何件も相談を受けたことをきっかけに、大きな事業転換を迎えます。
増えすぎた鹿が農作物や森林へ与える大きな影響、そして、捕獲された多くの鹿のほとんどが廃棄物として処分されていること。里山が抱えている「鳥獣問題」の現実を知りました。
人々が命をいただき生活をする中で、「鹿の捕獲 = 命をいただく事」に変わりはないはず。責任と共に有効活用できる道を日々探し続けるべきだとタツノラボは考え、現在はジビエレザーブランドとして活動しています。
UNROOF(株式会社ジョッゴ)
UNROOFは、東京久米川にある従業員11名ほどの小さな革製品の工場です。物があふれる現代社会において、1つ1つの素材と制作工程を大切にしたいと考え、丁寧な手仕事を心がけながらアイテムを制作しています。
基本的に受注生産の体制をとっており、在庫を持たない運営をしているのも特徴のひとつ。
使い手の方々にお渡しする革製品を長くきれいに使っていただけるよう、縫製の間隔を均等にする工夫などを行いながら、制作しています。
丁寧なモノづくりと使い手のことを思うUNROOFが立ち上がったきっかけは、「障がいがあっても、自分の可能性を信じられる社会」をつくり、新しい働き方を実現すること。さまざまな多様性を認める考え方や文化が浸透しつつありますが、精神・発達障がい者が活躍できる仕事場は限られているのが現状です。
UNROOFでは、事業を通じて障がいの有無に関わらず一人ひとりが働き輝ける、本来の多様性が実現できる社会づくりを目指しています。