アウトレット目玉アイテム3選|秋口に活躍するウェアを揃えました
いまだ暑さが続く平地をよそに、着実に季節が移りゆく山の中。寒さも深まるこのタイミングだからこそ、ウェアやギアの見直しが大切です。今回はそんな秋山ですぐに活躍するアウトレット目玉商品を3点ピックアップしました。
届いた日からすぐに使える、そんな即戦力をリーズナブルにゲットできるチャンスです。 これから山に登る方の心に刺さること間違いなしのアイテムをご覧ください。
薄いのに心強い。端境期に持ちたい“お守りシェル”
稜線に出た瞬間に、強い風にあおられて体の熱が一気に奪われたことはありませんか。夏山であれば「気持ちいい」で済んだとしても、季節が進むとそれが低体温症などのリスクの引き金にもなります。
サッと羽織って、なおかつ着たまま行動できる軽くて心強い1枚。「そんな便利なものある?」そのアンサーとして「YAMAP 別注コアエアシェルシャツ」をご紹介しましょう。
YAMAP別注コアエアシェルシャツ|マウンテンハードウェア

YAMAP別注コアエアシェルシャツのコンセプトは「脱ぎ着がいらないウィンドシェル」。従来のウィンドシェルにおける最大の目的「防風性」に加え、快適さを維持する通気性、ストレッチ性、そしてどんなシーンでもおしゃれに映えるデザイン性をプラスしました。
着続けられるように、こだわったのは素材です。防風と通気という一見相反する機能をとことん追求した「PERTEX®QUANTUM AIR™(パーテックスクァンタムエア)」が本体のメイン素材。絶妙なバランスで防風と通気を両立させた上で、ストレッチ性・耐久性・軽量性なども見事クリアしています。

そんな生地を用いて山シャツスタイルに仕立てた本アイテム。登山時はもちろん下山後、日常まで使える上に、襟を立てれば日除けに、スナップボタンを調整して風を取り込んだりシャットアウトしたり。シーンを選ばずに使える使いやすさも魅力です。
さらにシャツの背面内側にはパッカブルにできるポケットを配置。重さも約120gとおにぎりひとつ分ほどなので、どこへ行く時にもサッと忍ばせられる優れもの。端境期のお守りとしても重宝すること間違いなしです。
秋雨に負けない。蒸れに本気で向き合った信頼レインジャケット

登山における三種の神器のひとつ、レインウェア。誰もが持っているアイテムではあるものの、買い替え時を迎えていたり、蒸れるような着用感や使いづらさを感じたりはしませんか?
そんな方に朗報です!日本の山岳環境を想定したウェアを世に送り出すティートンブロスより、本格レイン「ツルギライトジャケット」をおすすめします。
ツルギライトジャケット|ティートンブロス

ひとめでわかる「ツルギ」シリーズのアイデンティティ、斜めジッパー。そして日本人の肌に合う美しいカラーリング。ティートンブロス製品に憧れを抱いている方も少なくないでしょう。
この「ツルギジャケットライト」は、シリーズの中でもハイキングやトレイルランニング向けに、軽量性や通気性を重視して開発されたモデルです。
メインの素材にはTäsmä(タズマ)という新素材を採用。これは東レとの共同開発によって誕生した通気性防水素材で、防水性、通気性、耐久性、軽量性を、ティートンブロスのシェル素材として過去最高のスペックを実現しています。


湿度が高く蒸れやすい、日本の山に最適な理由はもうひとつ。この高機能生地に加えて、斜めジッパーがベンチレーションとしても活躍し、より効率的に内部の湿気を排出することが可能に。フロントポケットの内部もメッシュ構造となっているため、サブのベンチレーションとしても使えます。
ハイキングで動きやすいものを着たい、行動中の蒸れを軽減したい、アルプスも攻めていきたい! そんな次の一歩を応援する、信頼のレインウェアです。
「何足あってもいい!」スタッフ激推しソックス
「下山時になんとなく足が痛い」「もっと安定感ある歩行ができたら…」
登山における足まわりの悩みは尽きないもの。シューズやインソール、足の形など複合的な要因が絡み合いあう場所ではありますが、ソックスはリーズナブルに種類を試せるアイテムです。
これまでの愛用者も、はじめて使う方も、このアウトレットでぜひ注目してもらいたいのが、山専用靴下「トレイルソックスタビミドル/マウンテン」。登山のために原材料から設計までとことんこだわって作った珠玉の1足は、筆者であるスタッフ自身も手放せません。渾身で推しちゃいますよ!
トレイルソックスタビミドル / マウンテン|ヤマップ

YAMAPが日本の靴下工場と協業して作り上げたのが、「トレイルソックスタビ」シリーズです。心地良いサポート力、フィット感を維持する滑り止め機能を盛り込み、今日も多くの登山者の足元を支えています。
見た目の特徴で印象的なのが、足袋型であるということ。指を広げて地面を掴むような動きができるため、踏ん張りを効かせることが可能に。表現するならば、ガシッと大地を掴んで歩く感覚というべきでしょうか。適切に力が入る上に、歩行にも安定感が加わります。またそのような足運びをすることで脚の筋肉のトレーニングも期待できるそうです。
指まわりのクッション性は高めで、負荷がかかる下山時もしっかりサポートしてくれるのも魅力。
土踏まず〜足の甲は薄手でサポート力のある構造に。これは「エイトクロステーピング構造」といい、足のアーチをキープすることで衝撃を吸収し、疲労感を軽減する役目を持ちます。本来、テーピングが担っていた役割を、履くだけで叶えるという画期的な構造なのです。

この難しい作りを実現できたのも、奈良県にある高機能靴下を専門に作る「西垣靴下」の技術力があってこそ。靴下を知り尽くした匠の技が、登山者の足元を支えているのです。
【ひとことメモ】筆者の履き方
筆者は革製の重登山靴を愛用しており、中も堅いことからこれまで極厚メリノウール靴下を2枚重ねして履いていました。が、どうしても内側がフワフワとしてしまい「足裏が凝る」ような感覚に悩まされていたのです。
そのためインナー側の靴下を「トレイルソックスタビ」に変更。すると柔らかさの中にがっちりとしたサポート感が加わり、長時間行動をしても確かな足取りを続けられるようになりました。
もちろん1枚履きも、登山靴やシーズンに合わせて2枚履きしてもOK。自身のスタイルに合わせて履きやすさを追求できるソックスが、トレイルソックスタビです。何足あってもいい、なんなら全色持っていてもいい、そのくらいスタッフも惚れ込んでいます。
お得にゲットして、次の山に出発しよう

今回ご紹介したアイテムは、秋山のみならず幅広いシーズン活躍するものばかり。この値段でこのクオリティのアイテムをゲットできるチャンスは早々ないと断言できます。
カラーリングやサイズは既にある限り。少しでも活躍するシーンが思いついたら、ゲットするのが吉ですよ! ぜひ新しいアイテムを身に纏って、秋山へ遊びに行きませんか?
大城 実結(おおしろ・みゆう)
大学の部活動にて「衣食住を担ぐ」魅力にハマり込み、自転車や登山などアウトドアを垣根なく楽しむ。在学中に「編集会議 編集ライター講座大賞」を受賞、以後商業ライターとしてWebや雑誌などのアウトドアメディアを中心に執筆中。モットーは体当たり。比較的どこでも寝られる特異体質を持つ。