一泊二日登山の持ち物リストを公開|「収納ギア」を駆使してパッキングを簡単&楽チンに!

山の上で見る壮大な夕焼け。静まった世界で見る満天の星空。「泊まる」ことで体感できる景色や時間の過ごし方は、登山の醍醐味のひとつといっても過言ではありません。

しかし、テント泊や小屋泊登山などでの「山で泊まる」ための装備は、日帰り登山とは大きく異なります。「どんな装備が必要なんだろう」「装備の整理がわからない」と頭を悩ませている方も少なくないはず。

そこで、今回は小屋泊に必要な持ち物リストを「ウェア」と「ギア」のそれぞれでご紹介。「1泊2日の山小屋泊山行」を想定し、パッキングのコツと合わせて解説していきます。ポイントは「快適性」と「スマートさ」。ストレスフリーなパッキングとはいかに?!

「一泊二日の山小屋泊山行」ザックに入れる持ち物リスト|服装編

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まずは一泊二日登山に必要な、ザックに入れておきたい「ウェア系」持ち物をご紹介。小屋で過ごすため、そして冷え込む朝晩に対応するための、そして宿泊山行を快適に過ごすためのアイテムをピックアップしました。
※上記リストには、登山当日の衣類や装備は含まれていません。

服装編|1|行動用の肌着『ドライレイヤー』(上下)、靴下

YAMAP STOREでもロングセラーとなっているfinetrack社の「ドライレイヤー」。汗を瞬時に肌から遠ざけ、発散させてくれるので、着用感を常にドライにしてくれる快適登山の見方です。

日帰り登山でも着用している方は多いかと思いますが、宿泊が伴う分、汗で濡れたり匂いが気になったりと、一着をずっと着ていると不快さを感じることも。そこでオススメしたいのが、2日目以降の「着替え」の用意。フレッシュなドライレイヤーで2日目の山行をスタートできますよ。

日帰り登山用の1セットをお持ちであれば、ぜひ買い足しを。もちろん試していない方は今のうちにチェックしてみてくださいね。

服装編|2|ベースレイヤー

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夏の山行のメインアイテムとも言える「ベースレイヤー」。もともとは素肌の上に直接着る「1枚目のウェア」として認識されていましたが、前述の「ドライレイヤー」が登場したことにより、レイヤリングにおける「2枚目のウェア」という位置付けとしてご紹介します。

「ドライレイヤー」が引き離した汗を受け止める機能もあるため、速乾素材のものを選ぶのが必須。ちなみにコットンは吸水性があるものの、乾きにくく汗冷えするリスクがありNG。化繊素材や防臭効果のあるウール系を選びましょう。また、就寝時のウェアとしても欠かせないアイテムでもあります。きれいなウェアで布団やシュラフに潜り込みたいですよね。

服装編|3|山小屋での行動着

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山小屋にチェックインしたら、山行で汚れたウェアから着替えましょう。山小屋はたくさんのハイカーが利用する場所なので、汚れた服でウロウロするのはエチケット的にも避けたいもの。共有部分以外は暖房設備が整っていないことがほとんどなので防寒機能があるとベター。

【TIPS】
防寒着を小屋用の行動着として応用するのもOK。基本的に防寒着は行動中ではなく休憩時や緊急時に備えて持っていくものなので、初日に汚れるリスクも少ないはず。そうすることで荷物を減らすこともできます。その場合はベースレイヤーとボトムスの予備を持っていけばいいんです。

服装編|4|防寒着(中綿系の防寒着)

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日帰りでは味わえない山の朝晩。景色の移ろいを楽しめる、泊りの醍醐味とも言える時間です。しかし、標高が高い山では冷え込みが予想以上。夜空や景色を求めて夜に小屋周辺を散策する際にも、防寒着は欠かせません。

また、予期せぬ事態が起きた時のためにも持って行きたいアイテムでもあります。また、前述のように小屋での行動着としても応用可。できれば上下で揃えると安心&快適性アップにつながります。

服装編|5|防寒系小物(手袋、ネックウォーマー、ニット帽など)

宿泊山行で忘れがちな「防寒系小物」。とくに日帰り登山が多いという方は、夜の山の冷え込みで、「え?山ってこんなに寒いの??」と気づくことも多いはず。

行動中でも気温が下がり、雨が降ればと手から冷えがまわってしまうこともあり、防寒性のグローブはぜひとも持っていってほしいアイテムです。山で夕焼けや日の出を楽しむためにもグローブは忘れず携帯しましょう。

また、帽子やネックウォーマーもあると便利なアイテム。首や顔まわりはハイネックのベースレイヤーやフード付きの防寒着などでも防寒を補えるので、お持ちの装備や寒さ耐性に合わせて選ぶとよいでしょう。ちなみに帽子やビーニーは、髪型の崩れ隠しのお助けアイテムになってくれますよ。

おすすめのウェア収納ギア|1|

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PAAGO WORKS(パーゴワークス)/ダブルフェイススタッフバッグ

ウェアや小物の整理に活躍するスタッフサック。「PAAGO WORKS(パーゴワークス)/ダブルフェイススタッフバッグ」は、その名の通り真ん中に仕切りがついているので、ひとつのスタッフサック内で荷物を分けることができます。

着替えと汚れたウェアで分けたり、ベースレイヤーや下着などカテゴリーで分けたりと、使い方は様々。1泊程度であれば7Lほどのサイズがオススメ。2泊以上であれば、1回分の着替えをまとめてた3Lサイズを2つという使い方もOKです。

おすすめのウェア収納ギア|2|

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GRANITEGEAR(グラナイトギア)/シルドライサック


登山において着替えを濡らしてしまうのは死活問題。防寒ウェアを着たいのに、濡れていて保温効果がなければとても危険です。そんなウェアの濡れを防ぐためには、防水機能のあるドライバッグを用意しましょう。

「GRANITEGEAR(グラナイトギア)/シルドライサック」は、シーム処理が施されたロールトップタイプのスタッフバッグ。インサレーションやダウンなどのウェアであれば「圧縮」もできて、荷物量のコンパクト化にも貢献してくれる一石二鳥な便利ギアです。

「一泊二日の山小屋泊山行」ザックに入れる持ち物リスト|ギア編

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こちらも基本装備にプラスして用意したいアイテム。日帰り山行に慣れていると忘れがちな「宿泊山行に特化した持ち物」をチェックしていきましょう。

ギア編|1|トレッキングポール

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縦走登山や小屋泊登山では歩行距離が長くなることもあり、トレッキングポールを使うことで足腰の負荷軽減になります。日帰り登山ではあまり使わないという方も用意していくのがオススメです。

長距離を歩いて疲れたとき、とくに下りでは足を踏み外したり、バランスが取れなかったりと事故になるケースも多々。軽量かつ、コンパクトに携行できるモデルが揃っているので、「余計な荷物になるし」と敬遠していた方もこれを機会にチェックしてみてくださいね。

ギア編|2|サコッシュ

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日帰り登山でも愛用者の多いサコッシュ。行動中はスマートフォンや行動食などの小物の持ち運びで活躍しますが、小屋泊のときは衛生用品や貴重品を入れておきましょう。

山小屋ではこまめなアルコール消毒が求められることもあり、小さなアルコールスプレーを入れておくと便利です。サコッシュ自体はかさばらないので、山小屋での行動用のアイテムを入れた「予備サコッシュ」をスタッフサック的に持っていくのもおすすめ。

ギア編|3|サングラス

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山行時間が長くなると、目に蓄積する紫外線ダメージが大きくなります。普段はサングラスを使わなくても、できれば着用するのがベター。また初日は曇天・雨でも翌日はピーカン!ということもよくあること。使わなくても万が一のときのために携行しておくとよいでしょう。ケースに入れてカラビナでバックパックに括りつけておくとすぐに出し入れできて便利です。

ギア編|4|タオル

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かいた汗はウェアが吸収してくれますが、すぐに拭き取るのが最善。汗冷えを予防できますし、ウェアの匂い対策にもつながります。また、山小屋で顔を洗ったり、歯を磨いたりしたときにもさっと拭えるタオルは役立ちます。

乾きにくいコットン製ではなく、速乾の山専用モデルを選びましょう。濡れてもバックパックにかけておけば、歩いているうちに乾いてくれますよ。

ギア編|5|お金/身分証

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山小屋での宿泊代の支払いや軽食の購入で使う現金や、万が一のときのための保険証や身分証、下山時の交通機関で使うカードなどはひとまとめにしておきましょう。普段使っているお財布よりも、サコッシュにスッと入る山専用のコンパクトでシンプルなモデルが揃っています。

ちなみに山小屋のほとんどは現金対応。トイレのチップなどにも使用するため、小銭や千円札を十分に用意してから山行に臨んでくださいね。

ギア編|6|スマホのバッテリーなどの電子機器

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何かと電子機器が多くなる昨今の登山装備。スマートフォンをはじめヘッドライトやカメラなどの充電が切れないように、モバイルバッテリーなどのガジェット類はひとまとめにして携行しましょう。

また、電子機器関連は濡れたら故障してしまうので、ひとつにまとめて防水スタッフサックやナイロン袋などに収納するのが鉄則。小物が増えると「あれ?どこいったかな」と探すことになるので、スッキリ整理しておくのがスマートな登山につながります。

ギア編|7|歯ブラシなど衛生用品

衛生用品も小屋泊や縦走登山では大切なアイテム。歯ブラシや汗拭きシート、日焼け止め、
女性ならメイク落としやケア用品もあるでしょう。そんな宿泊山行で増えてしまう衛生用品ですが、小分けにしたくなる気持ちをグッと抑えて、大きめのスタッフバッグにまとめた方が使いやすいですよ。

「cotopaxi(コトパクシ)/ドップキット」は縦長の形なので歯ブラシや日焼け止めなどの細長いアイテムの収納に最適。持ち手付きなので、水場やトイレに行く際はカバンのように持ち歩きやすいのも魅力です。

ギア編|8|浄水器

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2日以上の山行であれば、持って行った水だけでは足りないことがほとんど。山小屋で綺麗な水を購入するほか、湧水を浄水するという手段もあります。ナルゲンボトルやプラティパスといった携行用に加えて、浄水機能をもったアイテムを持って行くと安心です。おいしい冷たい湧水を気にせずガブガブ飲めますよ!

ギア編|9|行動食

複数日の山行の場合、ついつい行動食を食べ過ぎてしまって「あ、食べすぎて初日になくなってしまった!」なんていうことも。そんなときは日数分で分けて収納できるスタッフサックを使いましょう。

複数気室のスタッフバッグの代定番が、この「グラナイトギア/エアペア」。両サイドから出し入れできるだけでなく、それぞれにドローコードがついているので開け閉めもラクラク。もちろん行動食だけでなく、アルファ米やドライフードなど主食の整理にも活躍します。

ギア編|10|エイドセット、非常食

登山日帰りはもちろん、宿泊山行でも必ず持っていきたいファーストエイドや非常食。万が一のときのために専用のスタッフバッグに収納して、必要な際すぐに取り出せるようにしておきましょう。

ケガや捻挫に対応するファーストエイドキットに加え、非常食もお忘れなく。遭難時や体調不良の際に飲みやすく、かつ日持ちするゼリータイプがイチオシです。

ギア編|11|インナーシーツ

今はコロナウイルスの感染対策のために、ほとんどの山小屋が「インナーシーツ」の携行、使用をルールとしています。山小屋の毛布や布団のなかにさっと広げることで「バリア」の役割を果たしてくれます。サラッとした肌触りなので寝心地も抜群。ちなみにシュラフの使用を定めている山小屋もあるので、事前にチェックしておきましょう。

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自分にあった山小屋装備を見極めて、快適な宿泊山行を!


日帰り登山と比べて、山小屋泊やテント泊での山行は装備が大きく異なり、持っていくべきアイテムはいくつもあります。今回の記事では、そんな必須アイテムに加えて着替えや防寒着など快適性を高めるもの、整理整頓に役立つアイテムなどをカテゴリーごとに詳しく紹介しました。ぜひブックマークしておいて、装備チェックの際に確認してみてくださいね。きっと泊りの山行がグッとスマートになるはずです。

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