パタゴニア、春夏の新着アイテム続々。爽やかな春カラーで軽やかに

すっかり春めいてきて、いよいよ無雪期の登山シーズンがやってきますね。季節の変わり目ですから、意外とウェア選びに迷う人も多いのではないでしょうか。

ここでは、patagonia(パタゴニア)のニューカマーを中心に、これからの季節にオススメの春らしいカラーと機能を備えたアイテムたちをご紹介します。プレゼンテーターは「困ったらパタゴニアを選ぶ」というヘビーユーザーでもあるアウトドアライターの櫻井卓さんです。

櫻井 卓(さくらい たかし)

1977年生まれ。「TRANSIT」「Coyote」などの旅雑誌の他、登山雑誌「PEAKS」やアウトドア誌「Be-pal」、ファッションカルチャー誌「Houyhnhnm Unplugged」など多数のジャンルで執筆中。趣味は海外のトレイルを歩くことで、好きなエリアはカリフォルニアのヨセミテ北部。

日常でも使いやすいシルエットに
フーディニスタッシュ1/2ジッププルオーバー

パタゴニア、春夏の新着アイテム続々。爽やかな春カラーで軽やかに

パタゴニアの「フーディニジャケット」といえば文句なしの名作です。パッカブルで、バックパックのちょっとしたスペースに押し込んでおけるので、サッと羽織れる防寒具として一年中愛用しています。発売当初から愛用してきているんですが、シュッとしている人なら問題ないんでしょうけど、最近ちょっとボディのゆるふわ度がアップしている身としては、お腹周りが少々気になってきていたのも事実です。

ここに来てこのアップデート。従来のフーディニジャケットと素材自体は同じですが、レギュラーフィットになることで、タイトすぎないフィット感がうれしいですね。

ハーフジップで、複数のスリットが入っているので、ベンチレーション機能も高く、フードがないのでレイヤリングの自由度も上がっています。そういった山での機能はもちろんなんですが、色味、シルエットともに街でも馴染む万能選手。有名セレクトショップでポップアップ展開をするなどファッション的にも高い評価を得ているのも納得です。

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水濡れに強いという安心感
マイクロパフフーディ

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「マイクロパフ」が発売されたのは2017年。それまで山での防寒具としてはダウン一択でしたが、これを試した時の衝撃はいまでも忘れられません。プリマフィル・インサレーションによって、水濡れに弱いというダウンの弱点を見事に克服。まさに革命的なウェアだと思います。細かいアップデートを繰り返しながらリリースし続けているロングランモデルで、現在はリサイクルされた漁網を100%使用し、環境にも配慮している点も使い続けたい理由のひとつです。

このジャケットの優秀さを示すエピソードとして紹介したいのが分水嶺トレイル(東京〜軽井沢)を踏破したときの知人の体験談。土砂降りに見舞われてインナーまで濡れてしまったらしいんですが、素肌にマイクロパフフーディを羽織って凌いでいたら、なんと体まで乾いてきたそうです。仕舞い寸法こそダウンには一歩譲りますが、どんな状況でも使えるその万能さは、さまざまな山行で助けになってくれるはずです。

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抜けと保温のちょうど良いバランス
R1エアジップネック

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最近、薄手のテクニカルフリースが人気ですが、そこまで運動量が多くないハイクくらいだと、「ちょっと抜けすぎるな」と感じることも多々あります。そんな中、この「R1エアジップネック」は文字通り“ちょうどいい”んです。ジグザグに織られた独自の生地パターンで、通気性と保温性を絶妙にバランスしたウェアです。

パタゴニア、春夏の新着アイテム続々。爽やかな春カラーで軽やかに

フードがないのでレイヤリングもしやすく、低山ハイクから厳冬期のインサレーションまで、これ1着でこなしてくれます。シルエットはスリムフィットなのですが、体のラインも出にくく、街着としても活躍してくれる点も気に入っています。なんでもパタゴニアで働く人たちの愛用率も高いらしく、ブランドを知り尽くした人たちが支持しているという点も信頼に値すると思います。

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羊にも人にも優しいメリノTee
ロングスリーブキャプリーンクールメリノグラフィックシャツ

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一時期、販売をストップしていたパタゴニアのメリノ製品。その理由は羊毛の適切な採取方法などを探っていたためで、いまではRWS(レスポンシブル ウール スタンダード)認証のもののみを採用しています。RWSとは羊毛原料が牧場から最終製品にいたるまで、すべての製造工程で責任ある管理がなされていることを証明するもので、こうした環境配慮はさすがパタゴニア。このあたりに興味がある方は、最近発行された「レスポンシブル・カンパニーの未来」にも詳しいのでぜひ読んでみてください。

さて、機能面ですが、もちろん文句なしです。メリノウールの体温調整機能と、抜群の防臭効果はそのままに、ポリエステルを混紡することで、耐久性も担保されています。個人的には、チクチク感が皆無なのもお気に入り。気付いたら日常生活でも着続けちゃっている、ヘビーローテーション超えの1着。いや、1着どころか常に3着ほど確保しておきたいウェアです。

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名作にウィメンズモデルが追加
テルボンヌジョガーズ

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「テルボンヌジョガーズ」もこれまた名作で、発売当初から愛用しています。秀逸なのがその絶妙なシルエットで、トレーニングウェアとしてはもちろん、そのまま街にも馴染む汎用性の高さが素晴らしいの一言。個人的には日常のランと、近所へのお出かけ両方で活躍しています。出番が多いので洗濯回数も増えるのですが、買ってから5年ほど経ったいまも、ヘタリなどはまったく出ていなくて、薄手ですが耐久性も兼ね備えていると思います。

パタゴニア、春夏の新着アイテム続々。爽やかな春カラーで軽やかに

そんな「テルボンヌジョガーズ」にウィメンズバージョンが仲間入りしました。形はメンズと同様ですが、厚さが約0.2oz(オンス)薄く、素材にリサイクルポリエステル90%のほか、ポリウレタン10%を配合。肌触り、伸縮性、軽さなどがより進化しています。これは是非とも同素材でメンズバージョンも作って欲しい! 強くリクエストしたい完成度の高さです。

山でも旅でも。万能バックパック
テラヴィアパック 22L

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デイハイクの時って、意外と持っていくバックパックに迷います。大きすぎず小さすぎず。しかもシビアな縦走ではないので、必要最低限プラスアルファのお楽しみも忍ばせたい。この「テラヴィアパック 22L」は、そんなデイハイクにピッタリの容量です。

パタゴニア、春夏の新着アイテム続々。爽やかな春カラーで軽やかに

500mlのボトルが収まるサイドポケット、トレッキングポールなどを外付けするときに重宝するバンジーコード、アクセスしやすい開口部、付属のレインカバーなど、ディティールに関しても、使えるものだけチョイスしてあって無駄がありません。山ではもちろんなんですが、2泊程度の旅ザックとしても重宝しそうだなと思っています。

春色を取り入れて気分を盛り上げよう

パタゴニア、春夏の新着アイテム続々。爽やかな春カラーで軽やかに

個人的にも愛用率の高い、春らしいパタゴニアのウェア&ギアを集めてみましたがいかがだったでしょう。ある意味、パタゴニアらしい絶妙なカラーリングのアイテムが増えつつあるようで、個人的にもうれしい限り。日常とはちょっと切り離された山だからこそ、心躍るような色味のウェアで。気候的にもウェア的にも、春が待ち遠しくなりました。

他にも続々とパタゴニア入荷中!

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    • patagonia

      patagonia

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