「あったらいいな!」がたくさん。登山をレベルアップする「ちょい足し」小物特集
何度も登山をしていると、「こんなものがあったらいいな」「もっとこうだったらいいのに」と感じることはありませんか? でも、山道具というとレインジャケットやテント、シューズといったメインのもの以外のアイテムについて知る機会はあまりないですよね。そこで、YAMAP STOREのオススメ登山小物を、シーンごとにセレクトしてみました。登山がもっと楽しく、快適になる「ちょい足し」アイテムをお届けします。
防水グローブで指先からの冷えをシャットアウト!「finetrack / エバーブレストレイルグローブ」
アルプスの雨対策はレインジャケットとパンツに加え、グローブも大切。「finetrack / エバーブレストレイルグローブ」は、独自開発の防水透湿素材「エバーブレス」をメインファブリックに採用したレイングローブ。手首のカフ部分にはフィット感を増す「ラピッドラッシュ」生地を配置することで雨の侵入を完全にブロックしてくれます。
夏山とはいえ、手の冷えは大敵。防水グローブは意外と忘れがちなアイテムです。縦走登山など、悪天候に見舞われる可能性のある山行には必ず携行しましょう。
充電式で電池切れ知らず。大光量ヘッドライト「milestone / MS-H1、MS-H2」
トレイルランニングをはじめ、アウトドア向けのヘッドライトに定評のあるマイルストーンから充電池タイプが登場。明かりは視認性が高い白色の「COOL」と目に優しい温かみのある「WARM」がラインナップ。充電式なのでモバイルバッテリーがあれば電池切れの心配も皆無。また一般的な単4乾電池(3本使用)も併用できるため、バックアップとして持っていれば完璧です。
照射時間は最長約160時間。照射モードはスポット(約40°)とワイド(約100°)の2モード。夜間の行動からテント場での使用までカバーできる高性能モデルです。
山ごはんを快適にする超軽量テーブル「Cascade Wild / ウルトラライトテーブル」
テント場での山ごはん。これもアルプス登山の楽しみのひとつでしょう。バーナーとコッヘル、カトラリーの置き場として、アウトドアテーブルはとても便利。「Cascade Wild / ウルトラライトテーブル」は、プラダンと呼ばれる軽量素材を使うことでわずか63gに仕上げた、まさに「ウルトラライト」なアイテム。
折り畳みタイプになっているので、バックパックの隙間にスッと入り、携行性も抜群。プラスチック製なので濡れに強いのも嬉しいポイント。コッヘルやカトラリーを岩や地面に置いていたという方、ぜひとも試していただきたいと思います。
コンプレッションでバックパックの省スペースを。「GRANITEGEAR / シルコンプレッサー /M」
何かと嵩張る寝袋やダウンジャケットなどのダウン製品。専用のスタッフバッグに入れても、コンプレッションしきれずにバックパックの容量を占めているということはありませんか? そんなときは「GRANITEGEAR / シルコンプレッサー /M」の出番です。
こちらはいわゆるスタッフバッグなのですが、上下に配置されたコンプレッション機能により、ギューッと潰すことができるんです。使い方は簡単。ダウンなどの衣類を入れたら、体重をかけて中身を潰しながら4つのコードを引くだけ。空気穴から中の空気が抜けるので圧縮されてコンパクトになります。防水性もあるので濡らしたくない荷物の持ち運びにも役立ってくれますよ。
シュラフの機能を高めてくれる万能カバー、「SOL / エスケープライトヴィヴィ」
遭難時やビバーク時に使われるエマージェンシーシート。その技術を応用し、アルミ蒸着加工を施したポリエチレンシートをシュラフカバー状にしたのが、この「SOL / エスケープライトヴィヴィ」。エマージェンシーシートのように保温性がありながら、何度も使える耐久性を備えているのがポイント。アルプスのような高山では夜はかなり冷え込むこともあり、寒さ対策に一役買ってくれます。もちろん緊急時にも使えるので、一石二鳥なアイテム。
体が放射する熱の約70%をキープできる保温性に、多少の水をはじく撥水性、さらに発汗による蒸れを排出する透湿性も備え、快適な寝心地を約束してくれます。封筒型なのでグラウンドシートやパックライナーとしても使うことも可能です。
スマートな登山は整理整頓から。「cotopaxi / トラベルキューブ」
ラウンドジッパータイプのスタッフバッグ。スタッフバッグというと、いわゆる巾着型のようなシンプルなものがほとんどですが、こちらは荷物の整理がしやすい立体的な形状。さらに、ラウンドジッパータイプなので、本体を開けたときに中身が一目瞭然。お弁当におかずを詰めていくように道具を収納することができます。サイドはメッシュ生地を採用し通気性も確保しています。
2L、3L、10Lの3サイズ展開があり、ガジェットや電子機器、調理器具、衣類といったように整理整頓、使い分けもしやすくなっています。サイドにはハンドルループを配置。持ち運ぶ際の持ち手としてだけでなく、テントサイトでカラビナに掛けて吊るしたり、バックパックに掛けたりすることも可能です。
快適な眠りを約束してくれる登山用枕、「COCOON / エアーコアフッドピローウルトラライト」
山の夜。シュラフに潜り込んで、さあ寝ようというとき、枕がないことに気づく…という方は少なくないはず。スタッフバッグやポーチを枕代わりにすることもありますが、やはりホンモノの枕にはかないません。
「COCOON / エアーコアフッドピローウルトラライト」は、高品質シンセティックフィルの内側に空気袋が内蔵された山用枕。吹き込む息の量でボリュームを調整することができ、生地は洗濯可能なので衛生面も安心。寝袋のフード部分にぴったり収まる形状になっているのもポイントです。
浄水器があれば冷たい湧水も安心! 「KATADYN / ビーフリー 1.0L」
夏山登山で大切な「水」。登山前にたっぷり汲んで携行するほか、山小屋の水や湧水を使うこともありますが、気になるのが衛生面。お腹を壊したりしないか心配になりますよね。そこで浄水器の出番。「KATADYN / ビーフリー 1.0L」はフィルタータイプの浄水器で、水を入れてフィルターが内蔵された蓋をつけてギュッと握れば綺麗な水が手に入ります。
99.9%の微生物やバクテリアが除去でき、1,000リットル(1,000回分)使用可能。山の冷たい湧水を、安心してゴクゴク飲むなら、やはり浄水器はあった方がベター。防災用品としての役割も多く、ひとつ持っていると家でも役立ちますよ。
植物由来の虫除け&クール効果、「北見ハッカ / ハッカ油スプレー」
蚊やアブ、ハエなど、山にはいろいろな虫が生息しています。虫除けスプレーや殺虫剤を使う方が多いと思いますが、自然由来の香りで虫が離れていくと聞いたら…? ミントと言えばみなさんご存知かと思いますが、シソ科のハーブの一種であるハッカには虫除けの効果があり、この「北見ハッカ / ハッカ油スプレー」は、北海道北見市で最終加工された、100%天然のハッカ油を使いやすい小さなスプレーボトルに詰めたもの。
帽子のつばやシャツやジャケットの襟や袖口、首に巻いたバンダナや手ぬぐいにもシュッとひと吹きすればOK。ちなみに虫除け効果だけでなく、ハッカ油に含まれるメントール成分は高い冷却効果があり、体感温度を下げてくれるんです。蒸し暑い夏山を快適にしてくれますよ。
山の上でもスッキリしたいのなら、「finetrack / ナノハンカチ」を
石鹸が使えない山の上でも顔や体をスッキリ拭きたい!そんなときは「finetrack / ナノハンカチ」がオススメです。世界最先端の超ファインポリエステルファイバーでできた小さなタオルなのですが、表面の微細な凹凸が水だけで汚れや皮脂・油をすっきり落としてくれるんです。
生地は吸水拡散性能に優れているので、広げて干せばすぐ乾きます。また、小さくたためば濡れタオル状態を長時間保持できるので、水で濡らせばクーリング効果も発揮してくれます。専用ポーチ付きで、収納もコンパクト。バックパックにくくりつけておけば、いつでも汗をぬぐえてとっても便利。下山後の温泉でもお風呂タオルとして大活躍します。
小さな気遣いが山では大きなメリットに
登山をしているとき、ちょっとした不満や不具合を「山だし、まあいっか」とそのままにしていることはありませんか? もちろん少し我慢すれば済むことかもしれませんが、やはり登山に挑むときはベストな状態にしておきたいもの。ひとつずつでいいんです。気づいたところから小物をアップデートしてみましょう。そしてぜひ登山仲間に教えてあげてほしいと思います。