化繊インサレーションの革命児! 「YAMAP別注 ポリゴンライトジャケット」を雪山で試す

行動中も積極的に着られる化繊インサレーションを目指し、YAMAPとfinetrack(ファイントラック)が共同企画した「YAMAP別注ポリゴンライトジャケット&パンツ」。適度な保温と通気を両立することで、あらゆるシーンでのウェア内の快適さを保つことが最大の特長。さらに、レイヤリングの調整を最小限に抑えスムーズな山行を支える、まさにミドルレイヤーの革命児ともいえるアイテムです。

そんな「YAMAP別注ポリゴンライトジャケット&パンツ」の真価を探るべく、日本の山岳環境のなかでも過酷といえる冬の立山連峰へ。ハイクアップ時の着用感、稜線での防寒性などを検証するフィールドテストの様子をお届けします。

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「YAMAP別注 ポリゴンライトジャケット&パンツ」をおさらい

化繊インサレーションの革命児! 「YAMAP別注 ポリゴンライトジャケット」を雪山で試す

フィールドテストの前に、「YAMAP別注 ポリゴンライトジャケット」についてあらためてご紹介。

「YAMAP別注ポリゴンライトジャケット」は、レイヤリングではミドルレイヤーに位置する防寒着のひとつ。防寒着といえばこれまではフリースやダウンジャケットなどが一般的なアイテムでしたが、素材の進化により化繊(化学繊維)の中綿を使用した防寒着が続々登場。軽量で濡れに強く、もちろん保温性にも優れるとあり、ここ数年で化繊インサレーション市場は大きく進化してきました。

「YAMAP別注 ポリゴンライトジャケット」はその最先端。使用している中綿は、ファイントラックが独自に開発した新素材「ファインポリゴン®」。極細のポリエステルをシート状に加工したものに適度なシワ感を持たせることで、重なり合ったシート内にたくさんの空気を含むことができるという原理のもの。高い保温力を実現しながらも、アクティブなシーンでもウェア内環境を快適にキープしてくれるのが大きな特徴です。

シート形状の保温素材「ファインポリゴン®」が生み出す効果

①軽量
②コンパクト
③ムレにくい
④メンテナンスが簡単(洗濯機OK)
⑤環境に優しい(マイクロプラスチックの流出が少ない)

ベージュ、カーキ、チャコールの3色展開の「YAMAP別注ポリゴンライトジャケット」。カラーリングやデザインからも、どこかミリタリーテイストを感じる製品ですが、本来はファイントラックがプロワーク向けにのみ展開していたモデルがベースとなっており、このタイプを一般向けにアレンジしているのはなんとYAMAPだけ。アウターとしても使えるようポケットを配置し、レイヤリング時に首周りがゴワつかない「襟なし」仕様など、別注モデルならではの魅力が盛りだくさんなんです。

化繊インサレーションの革命児! 「YAMAP別注 ポリゴンライトジャケット」を雪山で試すYAMAP別注 ポリゴンライトパンツ

ジャケットと同じく「ファインポリゴン®」を使用したパンツも同時展開。気温の低い秋冬春シーズンのハイキングや、テント場での防寒着として活躍してくれる一着です。足上げをサポートする膝周りのカッティングと股下のガゼットデザインが動きやすさを向上します。

フィールドテストに協力していただいたのは、アルパインクライマー・船山潔さん

化繊インサレーションの革命児! 「YAMAP別注 ポリゴンライトジャケット」を雪山で試す身長170cm、上下共にMサイズ着用

今回、YAMAP別注ポリゴンライトジャケットとパンツの2アイテムをフィールドで着用してくれたのはアルパインクライマーの船山 潔(ふなやま いさぎ)さん。国内外のアウトドアに精通し、卓越したクライミング技術でヨーロッパアルプスの登攀やアメリカ・ヨセミテのビッグウォールクライミングもこなす生粋のアウトドアマンです。

化繊インサレーションの革命児! 「YAMAP別注 ポリゴンライトジャケット」を雪山で試す

ウインターシーズンの幕開けとなる初冬の立山でのバックカントリースノーボードに同行。運動強度の高いハイクアップや氷点下におけるキャンプサイトでの「YAMAP別注ポリゴンライトジャケット」の実力を検証していきます。

ドロップポイント目指してハイクアップ!

化繊インサレーションの革命児! 「YAMAP別注 ポリゴンライトジャケット」を雪山で試す

バックカントリーでは、当然ながらスキー場にあるようなリフトはないので、自力で山を登っていかなければなりません。スノーボードはもちろん、遭難や雪崩対策の登山装備も背負って歩いていくため、荷物の量も通常の雪山ハイクに比べ多いのが特徴です。加えて、歩きやすいとはいえない深雪上でのハイクアップ。この過酷な条件下でも、「YAMAP別注ポリゴンライトジャケット」はその実力を発揮してくれるのでしょうか…。

化繊インサレーションの革命児! 「YAMAP別注 ポリゴンライトジャケット」を雪山で試す

ハイクアップ時は「YAMAP別注 ポリゴンライトジャケット」をアウターとして着用。気温は氷点下ということもあり、ある程度の防寒性能も求められますが、中綿に使用している「ファインポリゴン®」が冷たい外気と身体の間にデッドエア(対流しにくい空気)を蓄えてくれるおかげで体温はしっかり維持できている様子。

  • 船山

    着用してまず感じたのは、とても軽量であること。薄手であることで、レイヤリングをしても着膨れする感じがなく、動きやすいですね。保温性に関しては、『暖かい』というより『寒くない』という絶妙な具合。行動することを考えると、保温性がありすぎて暑さを感じるよりは、適度に体温を維持してくれるくらいがオーバーヒートを防いでくれるため、ちょうどいいんです。

ドロップポイント到着! レイヤリングを変えてライド!

化繊インサレーションの革命児! 「YAMAP別注 ポリゴンライトジャケット」を雪山で試す

ぐんぐんと標高を上げ、尾根を登っていきます。積雪具合を確かめながら、ドロップポイント(滑走のスタート地点)を探します。稜線に近づくにつれて風も強まってきますが、「YAMAP別注ポリゴンライトジャケット」の防風性のおかげで保温性能はキープされたまま。

化繊インサレーションの革命児! 「YAMAP別注 ポリゴンライトジャケット」を雪山で試す
  • 船山

    ハイクアップではどうしても発汗しますが、かいた汗やウェア内のムレを放置すると汗冷えが起こってしまうので、レイヤリングの調整や歩くペースを落としたりして対策をします。しかし、「YAMAP別注 ポリゴンライトジャケット」はウェア内のムレが確実に抜けていくので、急登をフルパワーで上がってもOK。暑さを感じるときはファスナーをあけて換気を促しましたが、「ファインポリゴン®︎」の高い汗処理機能のおかげで汗が発散されているのでベタッとすることもなく快適でした。

化繊インサレーションの革命児! 「YAMAP別注 ポリゴンライトジャケット」を雪山で試す

ライディングのときはシェルジャケットを上から着用。中綿に使われている「ファインポリゴン®」は薄く軽量なため、レイヤリングをしてもゴワつきにくく、スノーボードのようなアクティブな動きを妨げません。それは、ベースとなっているプロワーク向けのモデルが、ミドルレイヤーとしての着用も想定してデザインされているから。

「YAMAP別注 ポリゴンライトジャケット」を活用したレイヤリングは、バックカントリーのみならず、冬山登山やスノーシューハイクでも導入できます。保温と通気による汗対策を両立させたいシーンで快適な行動を支えてくれるのです。

上下セットでテント場の停滞ウェアに

化繊インサレーションの革命児! 「YAMAP別注 ポリゴンライトジャケット」を雪山で試す

行動中のミドルレイヤーを目的に開発された「YAMAP別注 ポリゴンライトジャケット」ですが、停滞時の保温ウェアとしても活躍。気温に合わせてシェルジャケットやオーバーダウンと組み合わせることでレイヤリングの調整を最小限におさえ、行動と停滞がシームレスになるのが魅力です。さらに、同シリーズの「YAMAP別注 ポリゴンライトパンツ」と組み合わせることで、テント場や山小屋での快適な滞在を実現してくれます。

化繊インサレーションの革命児! 「YAMAP別注 ポリゴンライトジャケット」を雪山で試す
  • 船山

    テント泊が伴う冬の登山アクティビティでは、テント場でのウェアと行動中のウェアをそれぞれ用意しています。テント場ではやはり暖かさや着心地のよさなど快適性のあるものが欠かせず、一方で行動用のウェアはパフォーマンスを重視したものを選ぶようにしていました。

    しかしその点、ミドルレイヤーを「YAMAP別注ポリゴンライトジャケット」にすることで、アウターを変えるだけで行動と停滞の両方に対応できるのは嬉しいですね。装備が減ることで荷物の軽量化にもつながりますし、なにより着たままで行動も停滞もこなせるのは脱ぎ着の手間が減り、ストレスフリーです。

化繊インサレーションの革命児! 「YAMAP別注 ポリゴンライトジャケット」を雪山で試す

化繊インサレーションタイプのパンツは選択肢が少なく、多くが行動よりも停滞時の保温性を重視したモデルがほとんど。一方、「YAMAP別注ポリゴンライトパンツ」は行動中の着用を想定して開発されたもの。ファイントラックが独自開発したシート状立体保温素材「ファインポリゴン®」の最大の特徴である「汗抜けのよさ」は、冬山という過酷なフィールドでこそ、その真価を発揮します。そして、ジャケットとパンツを組み合わせることで、その恩恵をより一層強く感じられるはず。

冬山での行動をより快適に、スムーズに

化繊インサレーションの革命児! 「YAMAP別注 ポリゴンライトジャケット」を雪山で試す

YAMAPとfinetrackが共同企画した化繊インサレーションシリーズ「YAMAP別注 ポリゴンライトジャケット&パンツ」。今回は冬山バックカントリーでの実用性を検証しましたが、製品が持つ機能は、通年のあらゆるアクティビティでの使用を可能にしてくれます。

冬は行動用保温着の一番手、そして停滞中の寒さを和らげるプラスワンアイテムとして。夏は気温の低い高所登山での行動 / 停滞兼用の保温着として。あらゆるアクティビティとシーンで皆さんの相棒となることをお約束します。

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    紹介したブランド

    • YAMAP

      YAMAP

      「つづく、つながる、ものがたる」を大切にしているYAMAP STORE...

    • finetrack

      finetrack

      「本当のアウトドアウエアとギアを創れるのは、本気で遊べる者だけ。」 f...

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