先月STOREで反響のあったアイテムをお届け|通気と保温、相反する機能の両立
気づけば今年も残すところあと1ヶ月。山の季節も秋から冬に徐々に移り変わってきました。
この時期になると、雪山でアイゼンを使った登山を楽しまれる方から、近くの低山でゆったり登山を楽しまれる方や、はたまた冬は登山をおやすみしてキャンプや釣りなど違った形で自然を楽しまれる方などさまざま。
今回は、先月とくに人気のあったアイテムの中でも、通気と保温を両立したアイテムや、山を登らなくても山と同じ歩きを体験できるインソールなど、これからの季節におすすめのアイテムをピックアップしてご紹介します。
どれも魅力的なアイテムばかりなので、ぜひお手にとってみてください。
耳は暖かく頭は涼しく。オーバーヒートを防ぐ
halo commodity(ハロ コモディティー)
YAMAP別注 ヘアーズファーキャップ
冬山で汗をかくのは、できるだけ避けたいところ。かいた汗が、天候の急変や休憩時などに冷えてしまうことで、体温を著しく奪われるおそれがあるからです。
汗をかきたくないけど、寒さは防ぎたい。そんな相反する要素を両立するために、異なる素材を組み合わせたのが「YAMAP別注 ヘアーズファーキャップ」です。
ナイロン100%のキャップに、フリース素材のイヤーフラップを組み合わせることで、耳周りはしっかり暖めつつ、トップ部分の風抜けも確保。
また、あご部分にはバックルで留めることができるストラップも付くので、強風で飛ばされる心配もありません。
しかもイヤーフラップ部分は簡単に脱着できるようになっているので、外してしまえば夏場でも快適に使用可能。文句なしでオールシーズン快適に使えるキャップに仕上がっています。
フィンガーレスで
電子機器の細かい作業に最適
HOUDINI(フーディニ)
パワーリストゲイター
「暖かさも操作性も諦めたくない!」という願いを叶えてくれるリストゲイター。
フーディニのパワーリストゲイターは、手首を重点的に温めることで指先の冷えを防ぎます。もちろん指が出ているので、スマホ操作やカメラの設定、ロープワークなど手先の細かい作業も楽々です。
肌に当たる面はきめの細かなフリース地。手のひらから手首までをすっぽり包み込んでくれる上に、湿気を効果的に吸収するため汗冷えを防いでくれる優れものです。
春から秋まではこれひとつで防寒対策がOK。厳冬期は冬用グローブと組み合わせて、インナーグローブとしても活躍します。細かい作業をしたいときもアウターグローブを脱げばすぐに作業ができるのもポイントです。
着用したままの行動も
快適なインサレーション
finetrack(ファイントラック)
YAMAP別注 ポリゴンライトジャケット
昨年反響の大きかったファイントラックとYAMAPがコラボしたアイテムが今年も登場。
ファイントラックが開発した、極細のポリエステル長繊維でできたシート状の立体保温素材「ファインポリゴン」を使用しており、夏の保温着から冬のインサーレションまでと年間を通して使えるのも特徴です。
保温力が高く、濡れにも強いから冬の低山なら着用したままでも行動することができます。
寒さが身に染みて、アウトドアするのもためらってしまうような人でも、きっと快適に山を歩くことができることでしょう。
また今期のモデルでは、行動中のウェア内の換気効率をより高めるため、フロントのファスナーはダブルジップ仕様にアップデート。
真ん中を閉じたままファスナーを上下に大きく開ければ、強い風が吹く稜線などでも、衣服のバタつきにストレスを感じることはありません。
上部のファスナーはタブ付きで、冬用の厚手グローブをしていても操作がしやすいという、さりげない配慮も。
インソールを変えるだけで
毎日の歩きが山のトレーニングに
BMZ(ビーエムゼット)
YAMAP別注 山を歩くインソール 足トレ
紅葉シーズンが終わり冬になると、登山の対象を高山から低山・近所の山に変える人も多いのではないでしょうか。
とはいえ、せっかく鍛えあげた足の筋力が冬の間に低下してしまうのは、正直もったいないですよね。
そんな方におすすめしたいのが、毎日の街歩きを登山のトレーニングに変えてくれるアイテム「山を歩くインソール 足トレ」。
ポイントは、足指の付け根から土踏まず周辺に向かって設けられたふくらみ。履いてみると、少し足の前面が上がったような感覚になります。
このようにシューズ内に「山」を作ることで、歩くときの足に「登り」を再現。常に足の使い方も「登り」になることで、平地を歩いていても登山時のような歩行ができるのです。
ふだん通勤・通学で使っているスニーカーや革靴の中にこのインソールを入れて歩くことで、足のトレーニングができるすぐれもの。運動不足を感じている方も必見ですよ。
暖かさだけじゃない!
山での快適性を追求したネックゲイター
finetrack(ファイントラック)
YAMAP別注ダブルフェイス・ネックゲイター
山道具に対する深い洞察力とこだわりを持つ人気山岳ライター・高橋庄太郎さんが、機能性に定評があるファイントラックと一緒に開発した、YAMAPだけで手に入る商品。
最大の特徴は、商品名にある通りの「ダブルフェイス(ふたつの面)」。
円筒状のネックゲイターの素材を縦に半分ずつ変え、「薄手・通気性重視」、「厚手・保温性重視」の“ふたつの面”で構成することで、シチュエーションによって使い分けが可能となっています。
通気性を重視した薄手の面は、吸汗性を備えるナイロン繊維が積極的に汗や呼吸による濡れを吸い上げて拡散。肌のべたつきや濡れ感を軽減します。
保温性を重視したもう一方の面は、通気部が内側の熱を速やかに排出し、行動を妨げない”適度”な保温力に調整されています。
一度使ってみれば、既存のネックゲイターとはひと味もふた味も違う、画期的な商品だとご理解いただけることでしょう。高橋庄太郎さんご自身が、テストのために何度も山中で使って、その出来栄えに大満足したという逸品です。
気になるアイテムは見つかりましたか?
YAMAP STOREでは冬の山を楽しみたい人のためにウェアやギアを多数取りそろえております。
冬山の装備だけでなく、日常でも使えるアウトドアアイテムなどもあります。自分だけのお気に入りをぜひ見つけてみてくださいね。