【PICKUP】毎日が登山のためのトレーニングに変わる｜靴に入れるだけ、インソールで鍛える脚の筋肉

季節や天候の影響で山行が延期になるなど、思うように山に行けないという日々を過ごしている方もいるでしょう。山に行けないとなると、やはり心配になるのが体力。

急に筋力がアップするという魔法はありませんので、私の場合は今から夏山の縦走に向けて、ウォーキングの歩数を増やしたり、通勤でもできるだけ階段を使ったりするなど、毎日の生活を「登山仕様」にするなど、コツコツと準備を進めています。

そこで今回は、本格的な登山シーズンを前に、毎日の生活をそのまま「登山のためのトレーニング」に変える画期的なインソールを紹介したいと思います。

そのインソールとは、インソールメーカーのBMZ（ビーエムゼット）社とYAMAP STOREが共同で開発した、「山を歩くインソール / 足トレ」。このインソールを使えば、普段の街歩きで山登り用の筋肉を鍛えることができます。

足にかかる衝撃を緩和する上で、重要な役割を果たしているのが、「足裏のアーチ」。従来のインソールは、土踏まず部分の下に補助器具的な「盛り上がり」を置くことで土踏まずを強制的に持ち上げ、アーチを維持しようとするものでした。しかし、実はこれが疲労やケガの原因になる場合もあるのです。

強制的に土踏まずを持ち上げるということは、血液の通り道である土踏まずを圧迫することにも繋がります。そうなると、血流が悪くなるだけでなく、衝撃を吸収するアーチのクッション機能も活かしきれないことになります。その結果、正しい歩き方ができず、ヒザや腰などに多くの負担がかかってしまうのです。

そこで、YAMAPオリジナルインソールは、土踏まず部分に無理に”盛り上がり”を作らず、「立方骨」という足の骨格の基盤となる骨をサポートする構造を採用することで、長時間アーチが保たれるように設計しました。

その結果、足指がしっかり動かせるので地面を掴む感覚が強くなり、安定した歩行姿勢を保つことができるのです。

「山を歩くインソール / 足トレ」は以上の要素に加え、指の付け根付近に膨らみをもたせることでシューズ内に「山」を作っています。つまり、平地を歩いているときでも足裏を常にわずかな「登り」状態にすることで、登山中のような歩行が実現します。言い方を変えれば、足に「仮想登り」を意識させ、登山の登りで使う脚の筋肉を鍛えようという仕組みです。

足が本来持つ機能を十分に発揮しながら、同時に山のトレーニングもできる。まさに登山者にとって理想的なトレーニングインソールなのです。もちろん、歩行に影響がでるほどの「登り」ではないのでご安心ください。

トレーニング用のインソールを使う方は、たくさん歩くことが想定されます。そこで裏側の素材には、無数の穴が空いたポリウレタンを使用。通気性に優れ、汗ばむ日に長時間歩いても蒸れにくいのが特徴です。スポンジのように汗を吸ってくれることも快適さに貢献しています。

表地には「グリムエア」という人工皮革を使用。グリップ力も備わり、耐摩耗性もあることから毎日使ってもへこたれにくいといった利点があげられます。

厚生労働省の「国民健康・栄養調査（2019年）」によると、1日あたりの歩数の平均値は、男性6,793歩、女性5,832歩。インソールを変えるだけでその一歩一歩が登山トレーニングになり、足の筋力やバランス力、スタミナアップの効果も期待できるとしたら、登山が大好きな方はぜひとも試してみたいですよね。

久しぶりの登山に向けて不安があるという方は、ぜひ毎日コツコツ、小さなトレーニングからはじめてみませんか？ みんなが快適で安全に楽しめるよう、YAMAP STOREは応援しています。