食欲の秋は山ごはんも主役!季節の変わり目を乗り切る快適防寒コーデ
厳しい夏の暑さが少しずつやわらぎ、朝晩の空気がすごしやすいように感じるころ、山では色づきはじめた樹々が見られるなど、ひと足早く秋の気配を感じられます。きれいな景色も楽しみですが、秋はやっぱり食欲の季節。本格的な山ごはんをゆっくり楽しもうと、計画を練っている人も多いでしょう。
ただ、山の季節は、街の感覚よりもずっと急ぎ足。『寒くてせっかくの山ごはんが楽しめなかった…』などということがないように、体も意識もしっかりと切り替えて、充分な準備をして出かけましょう。
新入荷アイテムを使った季節の変わり目コーデを、「ライトハイク」と「本格登山」のシーン別にご紹介します。
Scene① |素材感で秋を楽しむライトハイクコーデ
さほど標高の高くない場所でも、気温や風の状況によっては、肌寒さを感じることも多いこの季節。山ごはんを存分に楽しむためにも、着心地のいい防寒着を必ず用意しておきましょう。おすすめは「ベスト」タイプの保温着。コンパクトで効率的に保温でき、動きやすくてコーデに取り入れやすいのも特徴です。秋の雰囲気に合わせて、ブラックやグレーのシックな色味をベースに、青やイエローを指し色に加えたコーデにまとめました。
おすすめの新入荷商品【その①】
ダウンベスト/MENS
インナーにダウンベストをプラスするだけで、コーデは一気に秋モード。軽量コンパクトで着心地もよく、見た目以上の保温力を発揮します。袖がないので重ね着をしたときにもたつきにくく、ストレスになりません。また腕が動かしやすいので、火や水を使う調理シーンにもうってつけ。冷えた指先は、ハンドポケットで温めましょう。カットソーやシャツの上に重ねて軽快に、より高い保温力を求めるならシェルのインナーに。アウトドアからタウンまでさまざまなシーンで活躍する、秋コーデのキーアイテムです。
おすすめの新入荷商品【その②】
patagonia(パタゴニア)/キャプリーンミッドウェイトボトム
山ごはんが主役のハイキングに合わせて、パタゴニアが開発したキャプリーン生地を使用したタイツタイプのベースレイヤーをチョイス。吸湿発散し速乾に優れた生地が行動中にかいた汗を素早く乾かします。目的地に到着するまでに汗をかき、調理をしている間に思ったより冷えてしまった……なんて事を防いでくれます。ウエストはすっきりしたゴムバンドタイプで、締め付けすぎて肌に食い込んでしまいリラックスできない、なんてこともありません。
おすすめの新入荷商品【その③】
ALTRA(アルトラ)/オリンパス5/MENS
足元には、素足の時のようなリラックスした履き心地で、多くのハイカーやトレイルランナーから絶大な支持を集める、アルトラのシューズを。通気性のよいアッパーメッシュが足全体を優しく包み、蒸れてしまいがちな低山の樹林帯なども快適に進むことができます。またグリップ力に優れたアウトソールは、突然の雨で岩場や木の根が湿っていても、不安になることはありません。合わせやすいカラーのアッパー部分とソールのアクセントカラーで、落ち着きがちな秋のコーデのアクセントにぴったりです。
麓はまだまだ暑いのに、山頂や木陰では冷え込むなど、思いのほか温度コントロールが難しいこの季節。汗冷え対策のメッシュインナーや、体温調節機能に優れるベースレイヤーなどで、暑さ、寒さの急激な変化に対応する工夫を忘れずに。
本格登山におすすめの「山ごはんギア」
気持ちの良い山頂で仲間と山ごはんを楽しむなら、調理のしやすさを重視したギア選びが◎。大きめサイズのクッカーと高火力のバーナーを使えば、大人数分の料理も、すばやくおいしく作ることができます。食後のおやつタイムまでゆっくり楽しむために、コンパクトな折りたたみ椅子を用意していけばさらに快適な時間が過ごせることでしょう。地面からの冷えもブロックしてくれるので、ついつい長くなる休憩で、体を冷やすのを防いでくれます。
Scene② | 多機能アイテムで軽量化を狙う本格登山コーデ
一足早い紅葉を狙って高度を上げるなら、気温が下がることを想定した本格的な防寒対策が欠かせません。とはいえ、季節の変化にイメージが追い付かないこの時期は、用心しすぎてついつい荷物が増えてしまいがち。少ない荷物で快適に過ごせるよう、多用途に活躍することを意識して防寒アイテムを選びました。ネイビー・オリーブなどスタイリッシュな色味でまとめた、初秋の本格登山スタイルです。
おすすめの新入荷商品【その①】
and wander(アンドワンダー)/ナイロンタフタハイカー2ウェイパンツ/MENS
都会的な印象のパンツは、裾部分をジップオフすれば2wayで使えるという優れもの。体温の上がる行動中はショートパンツとして、ゆっくり休憩する時などは取り付けてフルレングスのパンツとして、状況に応じて使い分けが可能。寒暖差がつきやすい秋の気候にこれ一本で対応できます。生地には軽量かつ耐久性に優れたナイロンタフタが使用されており、撥水性に加え紫外線もブロックできるので、油断できない秋の日差しダメージから守ってくれます。
おすすめの新入荷商品【その②】
halo commodity(ハロ コモディティー)/ハーフボスワッチ/UNISEX
ヘッドウェアにはコンパクトなデザインのニットキャップをセレクト。2つの異なる素材を組み合わせる事により、保温性だけでなく吸水速乾性、さらに通気性も兼ね合わせています。気温の低いときには暖かく、気温が高いときには涼しく使えるため、季節を問わず使える万能ニットキャップです。前と後ろで編地を変化させたりトップ部分を薄手に仕上げているなど、細部のデザインにこだわったデザインは秋のコーデのアクセントにぴったり。
おすすめの新入荷商品【その③】
holo(ホロ)/ユーティリティバックパック/UNISEX
コアなハイカーから支持を集める「holo(ホロ)」のバックパック。スッキリしたデザインながら容量は40Lと、荷物の増えがちな秋冬シーズンや、小屋泊登山にも対応できるサイズです。最大の特徴は2気室構造であること。クッション素材がライニングされたボトム部分は保冷温効果も備えており、かさばりがちなコッヘルやガスバーナーだけでなく、食材の持ち運びにも活躍してくれます。ツールの出し入れが面倒で持っていくのを諦めたりする事がなくなり、山遊びの幅を広げてくれるかもしれません。
秋の本格登山のコーデポイント
季節の変化にまだ体が慣れていないこの季節、夏のイメージのままで出かけると、思わぬ事故にもなりかねません。変わりやすい秋の気候に備えて、雨や防寒対策は万全に。まだまだ日差しも強いので、紫外線対策もマストです。夏の間使っていなかったギアやウェアは、故障や破損、経年劣化がないかのチェックも必ずしておきましょう。買い替えを予定しているなら、アイテムが豊富なシーズンはじめがおすすめです。
本格登山におすすめの「山ごはんギア」
行動時間の長い夏場なら、食事の時間を短縮して目いっぱい歩くのも良いですが、日の入りが早くなる秋は、歩きは少し短めにして調理をゆっくり楽しむのもおすすめ。そんな気分にぴったりなのが、固形燃料のストーブ。ガスに比べて少し時間はかかるものの、超軽量コンパクトで炊飯や調理も可能。エマージェンシーツールとしても、常に荷物に入れておきたいアイテムです。
暑さとの戦いだった夏を過ぎ、気持ちのいい季節の到来に心は踊るばかり。いつもは手軽に済ませてしまう山ごはんも、暑すぎず寒すぎないこの季節なら、少し手を加えたものにワンランクアップさせられそうです。ただし、秋は気候の変化が激しく不安定になりやすい時期でもあります。しっかりとした準備と心構えで、安全に楽しく、短い山の秋を思う存分満喫しましょう!