汗、蒸れ、レインウェアのゴワつき……。山の「なんとかならない?」は、解決できる!
選ぶルートの強度や難易度、気温の高低や標高のアップダウン、そして予期せぬ天候の変化――。ウェアをセレクトするなら、登山という、常に一定ではない条件のもとでも幅広く活躍してくれるアイテムを、しっかり納得して選びたいところです。
そんなときは、汗や蒸れに対する不快感や、レインウェアのゴワつきによる動作のしづらさなど、日ごろから感じている、「これ、なんとかならない?」というお悩みに、しっかり耳を傾けてみるといいかもしれません。
日本の登山環境を熟知した国内メーカーである「finetrack(ファイントラック)」には、その、山で感じる「なんとかならない?」を解決してくれるヒントが満載です。
登山の快適さは、日ごろ感じる不快感や悩みにヒントがある
登山中にどうすれば快適に過ごせるかは、「レイヤリング」と呼ばれるウェアの組み合わせを理解することから始まります。雨や雪を弾いて、体から出る水分は効果的に発散させ、必要な保温を行う、というレイヤリングの基本は押さえるに越したことはありません。
その次は、「各レイヤーごとのアイテムをどう選べば良いか」です。そのヒントになるのが、日ごろ登山をしていて感じる不快感やお悩み。それらの悩みを解決してくれるだけの機能が備わっているウェアなのか、チェックしてみることが一番の近道かもしれません。
それでは、これからの登山シーズンに感じることが多い、「レインウェアのゴワつき」、「行動中のジャケットのムレ感」、「アンダーウエアの汗、ニオイ」という代表的なお悩みを例に、独自のレイヤリングシステムを確立しているファイントラックのウェアと組み合わせながら、順に見ていきましょう。
【悩み1】レインウェアのゴワつきが不快!
「さあ雨だ」。そんなときにザックから取り出して着るレインウェア。こんな経験はありませんか?
- □ バックパックのチェスト、ウエストのベルトを締めると、腕にツッパリ感が…
- □ ゴワゴワと着心地が悪く、しゃがんだり鎖場を歩いたりといった動きが不便
- □ フードをかぶると、動くたびに耳元でカシャカシャと音が…。雨が上がれば少しでも早く脱ぎたい。でも脱ぐのもちょっと面倒…
レイウンウェアはレイヤリングで言うと一番外側に着て、雨などから守ってくれる鎧のような存在です。当然、高い防水性が必須になるため、どうしても生地感はゴワゴワして伸縮性に乏しく、硬くてガサつきがちなものが多くなってしまいます。着心地はどうしても後回しになりがちです。
【解決1】防水透湿のレインウェアなのに“しなやかさ”を極めた、「エバーブレス レグンジャケット」
「エバーブレス レグンジャケット」はひと味もふた味も違う着心地。レインウェアとは思えないほどのストレッチ性を備えていて、しなやかな着用感なんです。生地を引っ張ったときの伸びをひと目見れば、従来のレインウェアの概念を大きく覆されるはず。肘の曲げ伸ばしや、大きな体の動きをストレスフリーでしなやかに包み込んでくれるのです。
また、内側はニット地になっているので、肌あたりが良く、夏場など直接シェルと肌が触れてしまうような場合でも、ベタつきを最小限に抑えてくれます。
独自の防水透湿素材「エバーブレス」を採用した3レイヤーで、一般的な防水透湿素材に比べても、高い透湿性を持っています。行動中に着続けることもきちんと考慮に入れ、両脇の大きなベンチレーションで通気性を確保。蒸れ知らずで快適に過ごせる工夫も施されています。
柔らかく、ベタつかない、しかも軽量という三拍子が揃っているので、雨の日だけでなく、ウィンドシェル的な使い方もできる汎用性の高さも魅力です。
梅雨シーズンを乗り切る、人気の万能カラーをラインナップ
【悩み2】行動中のミッドレイヤーは汗だくになってしまう……
次はミッドレイヤー。中間着とも呼ばれ、レインウェアなどのアウターシェルの内側に着ることで保温性を高めるのはもちろんなのですが、行動中には一番外側に着ることが多いウェアです。でも、こんなことが…
- □ 歩きはじめたときは肌寒かったけれど、すぐに暑くなって脱ぎたい
- □ 汗をよく吸うのはいいけれど、乾くスピードがそれに追いつかない
- □ 雨が上がった途端、湿度も気温も上がり、ウェアの中は汗でムレてしまう
つまり、ミッドレイヤーは、汗を上手に逃がすということがとても重要。特に高温多湿なこれからの時期の日本においては、かなりシビアな性能が求められます。
【解決2】世界初のシート状立体保温材、ファインポリゴン®を使用し、究極の“軽さ”を加えた「ポリゴン2ULジャケット」
「ポリゴン2ULジャケット」は保温性をキープしながらも、汗を上手に逃すことが出気る優れものです。ウェア内のムレを効率的に排出する通気性の良さに加えて、肌面の生地に親水コーティングを採用。
これはベースレイヤーが吸った汗を、いったん「ポリゴン2ULジャケット」が吸収して、それを発散させるという発想で、ベースレイヤーの持つ汗処理機能をさらに補強してくれるというワケです。
世界初となるシート状の立体保温素材、ファインポリゴン®が2枚封入され、一般的なミッドレイヤーと比べるとかなりスッキリしたシルエット。上にジャケットなどを着る中間着にとって、この薄さはとても大切。分厚い中間着だとどうしても動きにくくなってしまうためです。驚くほどの保温性を備えているだけでなく、オールシーズン使える汎用性も備えているんです。
ハーフスリーブや、今年の注目ファッションアイテムであるベストもラインナップされているので、真夏や、より軽量化したいときは、こちらをチョイスするのも良いでしょう。
もちろんUL(ウルトラライト)という名が示すとおり、軽量、コンパクト。通常の長袖でも210gで、冬山の防寒着から、夏山の行動着、さらには緊急時の保温装備として、常に携帯しておきたい逸品です。
バックパックに一つは入れておきたいウルトラライト。用途に応じて選べる長袖、半袖、ベスト
【悩み3】気付けばいつもアンダーウェアが湿っぽい……
最後はベースレイヤー。いわゆる肌に直接触れるアンダーウェアです。
- □ 吸汗速乾素材でも汗の量が上回って、ちょっとした休憩時に汗冷えを起こすことも
- □ 特にウエストやアンダーバストのゴム周まわりは汗が乾きにくくて…
- □ 汗を吸ったアンダーウエアにニオイはつきもの。下山後の周囲の目が気になる…
ある程度は仕方がない、そう思ってしまってはいませんか? 「なんとかならないかな」と思っているその「なんとか」を解決してくれるのが、素材にこだわるファイントラックの高機能ウェアなのです。
【解決3】優れた撥水性で肌をドライに保ち、いつだってサラサラ快適を保つ「ドライレイヤー」シリーズ
直接肌に触れる部分に着用する部分なので、なんといっても高い吸湿性と速乾性は必須です。もう、全部このシリーズで揃えておけばOKというファイナルアンサー的なベースレイヤーが「ドライレイヤー」シリーズです。
大きく3つの「スゴイ」が詰まっています。
まずは、ドライレイヤーの基本構造である、汗を生地では吸い取らず通過させて、次のレイヤーへと汗を受け渡すという機能。撥水性が高いため、汗が逆戻りすることがありません。だから、素肌はいつもサラサラ。
さらに、適度な保温力と組み合わさることで汗冷えも防止してくれます。汗冷えは甘く見ていると登山中の体調不良や、場合によっては低体温症などにも繋がるので、しっかりと避けたいところです。
そして2つ目の「スゴイ」は、細部にわたる素材や縫製へのこだわりです。通常はゴムを使うような部分に、水を吸収しない特殊な構造の素材を使ったり、襟や袖口、脇などの縫製が肌へのストレスがないようにしたりと、考え尽くされたディテールがたくさん。
さらには化繊系ベースレイヤーの弱点でもあった、ニオイ問題も解決。耐久撥水による皮脂がつきにくいことに加えて、2020年の大幅リニューアルの際に、抗菌防臭加工を施したことにより、ニオイの原因となる菌を99.9%以上も抑制できるようになったのです。これにより、連泊や帰り道のニオイも気になりません。
Tシャツはもちろん、ソックス、タイツなど肌に当たる部分のアイテムを網羅していて、女性用のラインも充実しています。
「薄くて頼りなさそう」、「ただでさえ暑いのにもう1枚足すなんて」と、最初はためらった人も、一度体験したら手放せなくなるこのドライレイヤー。「なんとかしたい」と思っている、汗による不快感や衣類のニオイへの心配があるなら、試さない手はありません。
一度使うと手放せなくなる人続出! 汗かきさんや、いつでもサラサラでいたいと願う人のための“ファイナルアンサー”
登山者の持つ悩みを、細かい工夫と高い技術力、そして経験値で解決してくれる「ファイントラック」の高機能ウェアたち。思わず膝を叩いてしまうような、まさに痒いところに手が届く機能が詰まっているのがお分かりいただけたことでしょう。
見た目が気に入るかどうかにプラスして、登山ウェアだからこそしっかり見極めたいその機能。きちんとそれぞれの役割を知って、納得して、これぞという一品を選んでいただければと思います。