初夏のショートパンツ大全|あなたにぴったりの気持ちいいモデルはどれ?
初夏〜夏のアウトドアで何かと使い勝手がいい「ショートパンツ」。山はもちろん、水辺のレジャーまでカバーする、暑い時期に欠かせないアイテムです。
でも、「どんなブランドがあるの?」「シルエットや機能は?」などなど、意外と深く考えたことがない方も多いのでは?
今回は改めて、ショートパンツを4つのタイプ別でご紹介。単純なようで奥が深いショートパンツ、ぜひしっかり見定めて夏の相棒を見つけてください。
ハイキング向きモデル|機能性・耐久性重視

登山・ハイキング向けモデルは、機能性を重視。ポケットやジッパーが充実しているもの、腰回りの調整がしやすいもの、また耐久性に優れる生地を採用しているものなどがオススメです。
そして機能だけでなく、快適性や動きやすさを考慮した生地選びも注目したい点。暑い山をクールに歩くことができる速乾&通気素材、動きやすいカッティングや縫製など、ユニークなアイデアを盛り込んだモデルが揃います。
Teton Bros.(ティートンブロス)
スクランブリングショーツ

最大の魅力は、足の動きを妨げないゆとりのあるシルエット。 両サイドに設けたスリットが、よりスムーズな足運びを実現してくれます。
生地は通気・撥水性に優れた「パーテックス・イクリブリウム」。さらりとした履き心地で乾きも早く、多少水に濡れても不快さを感じません。
MOUNTAIN HARDWEAR(マウンテンハードウェア)
コアエアシェルショーツ

素材に採用されているのは、「パーテックスクァンタムエア」。通気性と耐風性という、ともすれば真逆の要素をバランス良く両立させた傑作ファブリックです。
「撥水性」ですので、小雨程度であれば問題なく弾いてくれますが、「防水」ではないのでそこは注意が必要。しかし、素材の通気性が高いので上からレインパンツを履いたときにも蒸れを抑えてくれます。
NORRONA(ノローナ)
フォルケティン フレックス1ショーツ

肌の露出が気になるという方でも安心して履くことのできる、長めの丈。生地はナイロンに、ポリエステルとエラステインを混ぜて織り上げた「フレックス1」を使用し、軽量で伸縮性抜群。歩きやすさは折り紙付きです。
ポケットは、前面左右に2つと後面右に1つ、さらに右足腿の部分に1つの計4つ。収納力にも優れています。
水陸両用モデル|山・海・川で大活躍

基本的に、アウトドア向けのショートパンツはナイロンやポリエステルなどの乾きやすい素材を使用しています。また、表面には撥水加工を施しているモデルも多く、総じて「水切れ」がいいのが特徴。サーフィン向けのショートパンツがルーツになっているアイテムもあるほどで、ウォーターアクティビティとの相性は抜群なんです。
そこで、「登山だけでなく、水辺遊びも楽しみたい」という方のために、「水陸両用ショートパンツ」をピックアップ。ウォーターアクティビティに対応した機能を備え、山も川も海も、これ一着で満喫できるアイテムをご紹介します。
patagonia(パタゴニア)
バギーズショーツ
パタゴニアの歴史に残る名品といっても過言ではない、夏には欠かせないショートパンツ。
DWR(耐久性撥水)加工済みの速乾性に優れたリサイクルナイロン100%を採用し、ウォータースポーツからハイキングまで幅広くカバーします。サーフショーツのように内側にポリエステルメッシュのライナー(メンズのみ)を採用している点もポイントです。
patagonia(パタゴニア)
バギーズロング
「バギーズショーツの生地感や機能性は気になってるんだけど、ちょっと短すぎるのは自分好みじゃない」という方におすすめなのが、「バギーズロング」シリーズ。
その名の通り、バギーズショーツの性能や生地感をそのまま引き継ぎながら、ちょうど良いロング丈に仕上がっています。
Teton Bros.(ティートンブロス)
クライミングサーフショーツ
「海から岩場まで」をコンセプトに開発された汎用性の高さが魅力。サーフショーツのディティールと、岩場でタフに使うことを想定した耐摩耗性に優れた素材を組み合わせたユニークなモデルです。
登山やハイキングはもとより、トレイルランニングなど、あらゆるアウトドアアクティビティで活躍する一着に仕上がっています。
ラン・トレラン向けモデル|可動性・速乾性が優秀

トレイルランニングやファストパッキングでは、ショートパンツといえども機能性を重視したいもの。ひとつは、足捌き。素早くトレイルを駆けるためには、わずかなロスであっても軽減することが大切。そのため、ショートパンツのなかでも、軽量な生地、かつショート丈が好まれるんです。
また、走ることによる発汗で濡れてしまうのもランにおけるパフォーマンスを下げる理由。速乾性に優れたものを選ぶことで、より快適なランニングを楽しめるでしょう。
HOUDINI(フーディニ)
スコート

「動きやすさは重視したいけど、スポーティになりすぎず、柔らかなシルエットが自分好み」。そんな方におすすめしたいのが「スコート」。
コンパクトなシルエットながら、内側には、透湿性、速乾性に優れる、薄手のニット素材のアンダーショーツが付いているので、大きな動きでも安心です。今回は「ラン・トレラン向けモデル」に分類しましたが、水辺での使用も想定して設計されています。
finetrack(ファイントラック)
スカイトレイルブレスショーツ
軽量でストレッチ性に優れた生地と通気性に優れた生地の2種類を組み合わせることで得られる動きやすさ、軽やかな着用感がポイント。
67グラム(メンズMサイズ)と、「着ている感じがしない」くらい超軽量に仕上げているのも人気の理由です。夜に洗って干せば翌日までには乾いてしまうほどの速乾性も、毎日トレーニングを行うランナーには嬉しいですね。
OMM(オーエムエム)
ペースショーツ

足さばきが良いベリーショートのパンツだと、どうしても気になってしまうのが、腿上の部分の見え方。
その問題を解決してくれるのが、内部サポーターの存在です。このアイテムの大きな利点は、パンツ部とタイツ部のウェストがしっかりと縫われていて、一体化していること。激しく動いてもズレの不快感を感じさせません。
街山両用モデル|ちょうどいい丈感でコーデ自在

ショートパンツの快適性を知ってしまうと、「街でもそのまま履いていたい…」と感じることはありませんか? でも、アウトドア向けのものではコーディネートもしにくいし、カジュアルすぎると敬遠している方も多いはず。そこでオススメなのが、クラシックなテイストのモデル。
丈が短すぎずスポーティーさが薄く、街でのコーディネートに合わせやすい色味になっていることがポイント。もちろん街だけでなく、アウトドアでもしっかり使える、本格仕様をセレクトしてみました。
HOUDINI(フーディニ)
ワジショーツ
フーディニが独自に開発した生地・リキッドロックが使われており、薄手かつ軽量、そしてストレッチ性も良好に仕上がっています。
股下にはガゼットを設け、足を大きく上げてもつっぱりにくい配慮を施すなど、シンプルなルックスでありながら、実用性も抜群。ハイキングからリラックスまでマルチに使えるデザインです。
PeakPerformance(ピークパフォーマンス)
アイコニックショートパンツ

素材には2WAYタイプの伸縮性のある生地を採用。軽量、薄手でありながら張りのある素材で、撥水と速乾性に優れています。
歩行時はもちろん、脚を上げたときでもつっかかることなくスムーズ。ショートパンツのなかでもロング丈ですがリラックスできるフィット感があり、使いやすい一着に仕上がっています。
and wander(アンドワンダー)
60/40クロスショートパンツ

ブランドが得意とする、アメリカのテイストを感じさせるルックスが魅力。生地には、1960年代のアメリカで生まれた、通称「ロクヨン」と呼ばれるコットン60%とナイロン40%の混紡素材が使用されています。
幅広のゴムが入ったウエストには、ブランド名が入ったテープタイプのベルトが配されており、スムーズなフィッティングの調整が可能です。
YAMAP(ヤマップ)
久留米かすりショートパンツ無地

福岡県の久留米地方で、古くから受け継がれてきた伝統工芸【久留米かすり】を使ったマウンテンパンツ。化繊にはないナチュラルな履き心地と、伸縮性に頼らない動きやすさを形にしました。
こだわったのは、長さとシルエット。裾周りの太さもダボつきすぎず、下からの目線を気にすることもありません。
今年の夏は、ショートパンツで涼しく軽やかに

あらゆるアウトドアシーンで活躍するため、一着だけでなく、何着も持っているという方も少なくない、夏の必須アイテム「ショートパンツ」。近年はショートパンツといえども、多彩なモデルがラインナップしています。
目的やシーンに合わせて選ぶことで、アウトドアをより一層楽しむことができるでしょう。夏の到来を迎え、暑さが気になる今日この頃。お気に入りのショートパンツを探してみませんか?