【“プラス1アイテム”で賢く】冬の山にはあったか小物を連れて、寒さと仲良しになろう
「なにもこんな寒い日に、山へ行かなくたっていいじゃない」。冬の山を知らない人は、そう言うかもしれません。でも、冬だからこそのお楽しみってありますよね。凛とした空気、澄みわたる空、くっきりとした山並み、寒さにじっと耐えながら根を張る生命の尊さ……。冬の山に足を運んだからこそ目の当たりにできる、美しさ。だからわたしは、冬の山って大好きなんです。
そんな魅力がある一方で、“冬山の寒さ”は命に関わる問題であり、軽く見てはいけないのも事実。以前、冬の北海道を訪れた際に、現地の山岳ガイドさんがこんなことを言っていました。
「効率のいい防寒対策は、血管が太いところを温めること」
だと。いわゆる「首元」「脇の下」「太ももの付け根」「手首」「足首」など、血管が多く集まっている部位を保温することで、温まった血流をカラダに循環させることができるのだそうです。
ということで、今回はそれらカラダの部位を保温するアイテムをピックアップ。一度使ったら手放せない、選りすぐりをご紹介します。(文:山畑 理絵、写真:茂田 羽生)
手首を温める「リストゲイター」
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手首〜手の甲を温めつつ、指先フリーで操作性の高いリストゲイター。袖口がスースーして寒いけど、手先の操作性を優先したいからグローブはしたくない。汗っかきだからグローブ内の湿気が気になる。そんなときこそリストゲイターの出番です。
01|フーディニ「パワーリストゲイター」
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シンプルな見た目の割りに、小ワザが効いているフーディニの「パワーリストゲイター」。手首部分が長くなっているので長袖のベースレイヤーを重ねたときに袖口の隙間を埋めてくれたり、指の付け根まで覆えたりと、保温性と操作性をバランスよく両立しています。
表地はつるっとした質感で弾力性があり、裏地は起毛していて肌あたりの良さと保温力が抜群の素材、ポーラテックのパワーストレッチプロを使用。とにかく、このもちもち感は一度味わうとやめられないんです…。
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暑くなったとき、汚したくないときは、親指を抜いてリストバンド風にするのもいい。収納時はポケットにしまえるくらいコンパクトになります。
02|ハンズオングリップ「ホーボーHF」
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ハンズオングリップの「ホーボーHF」は、指の第2関節辺りまで覆うタイプ。隙間が少なく、より保温力の高い仕様です。もはやリストゲイターというより、フィンガーレスグローブと言った方がしっくりくるかもしれません。
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正直、この手のタイプは着脱しにくかったり、脱ぐときに裏返ってしまったり、使いにくさが気になることもしばしば。しかし2つのループに指をかけて引っ張ることで、するっと外せるように工夫されています。
いいところはこれだけじゃあありません。裏返すとよく分かりますが、何枚ものパターンを縫い合わせて立体感を出し、複雑な手の形にフィットするように仕立てられています。
負荷のかかりやすい指の付け根は、別布で補強し強度をアップ。さすがメイド・イン・ジャパンなだけあって、丁寧につくられているなぁと。
素材は柔らかなメリノウール。薄手なので、アウターグローブ併用時にゴワつきにくいところもポイントです。
首元を温める「ネックウォーマー」
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わたしたちヒトは体温調整の3分の1を「首から上」でしています。ということは「頭部」「耳」「首元」を覆うことで保温性をグッと上げることができるということ。
そこで役立つアイテムのひとつがネックウォーマー。日頃から使っている方も多い身近なアイテムですが、今回はフィールドで重宝する高機能な"変わり種"を2つピックアップしました。
03|フーディニ「ルーパー」
横65cm×縦35cm、一般的なネックウォーマーと比べるとかなり大きめの「ルーパー」。
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まずは、くるっとねじってネックウォーマーに。鼻まで覆えば保温力が増し、ゆるっと巻いて首元を出すとほどよい暖かさに。巻き方ひとつで温度調整ができます。
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他にもフードのようにしたり、お尻の下に敷いて地面のひんやり感を軽減したり。大判サイズだからこそ、シーンに応じていろいろな使い方ができます。
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素材は防風性・撥水性のあるナイロンと、保温性に優れたポリエステルのリバーシブル。すごくコンパクトになるわけじゃないけど、バナナ1本分くらいの重さでこれだけマルチに使えるのは心強い!
04|タイオン「ベーシック ダウンマフラー」
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タイオンは2016年に日本で生まれたダウンウェアブランド。アウトドア業界ではまだ知名度の低いブランドですが、「ロープライスだけどハイクオリティ」を掲げているだけあって質はもちろんデザイン性も高く、首に巻いてスリーブに通すだけでサマになるスタイルがつくれます。
ダウンジャケットだと上半身全体を温めるため行動中はオーバーヒートしがち。でも、ネックウォーマータイプなら首元を効率よく温め、着脱もラクなので体温調整がカンタンです。
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使わないときは、端っこに向けてクルクル巻くとコンパクトに。ダウンは膨らみやすいので、本体にそのまま収納できるのは地味に嬉しいポイント。
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ダウン製品は表地も裏地もつるっとしていることが多いですが、「ベーシックダウンマフラー」は片面がフリースになっているので肌あたりがよく、より暖かい。
もう片面は、汚れがつきにくい高密度ナイロンタフタに650フィルパワー以上のダウンを封入。適度なボリューム感なので、ジャケットにインしやすいところも◎です。
腰から足首までカバーする「インナータイツ」
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タイツ×ショートパンツならケガや虫刺されから足を守り、タイツ×ロングパンツなら冷えから下半身を守ってくれたりと、登山においてタイツは季節関係なく欠かせないアイテム。
とはいえ、ひとくくりに「タイツ」といっても厚みや素材によって機能は様々。今回は寒い季節にぴったりなタイツをご紹介します。
05|ザ・ノース・フェイス「ウォームトラウザーズ」
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ザ・ノース・フェイスの「ウォームトラウザーズ」は、化繊(ポリエステル、ポリウレタン)と天然繊維(再生繊維)を使用したハイブリットモデル。
素材について掘り下げると、低温下でも優れた保温性をキープする「サーモライト」、体が発する遠赤外線のエネルギーを利用して体の芯まで温める「光電子」、抗菌消臭に優れる「マキシフレッシュ」、この3つのハイテク繊維を掛け合わせた素材でできています。
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生地を近くで見ると分かりますが、「ベアー天竺」というストレッチ性に長けた編み方でつくられており、履き心地がとにかくいい。またコットンのような優しい風合いもあり、履いていることを忘れてしまうくらい肌になじみます。
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ウエストの縫い目はフラットで、擦れによるストレスも緩和。肌に直接触れるアンダーウェアだからこそ、こういった配慮は重要視したいですよね。
「タイツ×ロングパンツはあったかいけど、動きにくなるからな〜」と感じたことのある方にはぜひ履いてもらいたい1本です。
06|ファイントラック「メリノスピンサーモタイツ」
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ザ・ノース・フェイスの「ウォームトラウザーズ」同様、ファイントラックの「メリノスピンサーモタイツ」も化繊と天然繊維を使用したハイブリットモデルですが、違いは天然繊維にメリノウールを採用している点です。
メリノウールの特長は、保温性の高さ、そして汗を素早く吸収して発散する力。衣服内環境を快適に保ってくれるので、ストップ&ゴーを繰り返す登山において最適の素材です。
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股下にはマチがあり、岩場などで大きく足を開いても突っ張りません。生地はニット構造によりストレッチ性が高く、とにかく脚上げがストレスフリー。
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そもそもタイツは、ボトムスとの併用が大前提。となると、ウエストゴムが二重になり汗が溜まって皮膚トラブルを起こしやすいのですが、汗抜けのいいメッシュ状のゴムを使うことで蒸れにくくしています。
顔まわりを覆って保温する「バラクラバ」
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バラクラバは「目出し帽」という呼び名もあるように、目だけを出す(逆にいえば目元以外を覆い隠す)アイテム。肌が露出しているところから体温が奪われていくので、冷たい風が吹いているときや雪が降るような寒い環境で大いに役立ちます。
頭から首元まで一体型になっていますが、多くのモデルは頭だけ出すことができたり、ネックウォーマーにできたりと、状況に応じてアレンジできます。
07|アウトドアリサーチ「ビガー プラス バラクラバ」
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3種類の素材からできている「ビガー プラス バラクラバ」。このように裏返してみると……
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素材が異なっているのが分かりますよね。
頭部〜首の後ろは、伸縮性と保温性に優れたフリースを、鼻〜口元は、保温性と通気性を両立したグリッド状のフリースで汗や湿気を逃し、首元はゴムのような伸縮性をもつスパンデックスを使用。部位の働きによって素材を変えています。
表面は滑らかな質感で雪がつきにくく、フードやヘルメットを装着しても干渉しづらい仕様。こめかみ部までしっかりと覆えるので、デザインからみても保温力の高いモデルです。
08|アイスブレーカー「オアシス バラクラバ」
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ベースレイヤーや靴下など、登山にメリノウール製品を取り入れている方はたくさんいらっしゃると思います。この「オアシス バラクラバ」も、上質なメリノウールだけで仕立てたモデルです。
先ほども触れましたが、メリノウールは薄手であっても高い保温性を持っています。それに汗だけでなく湿気(水蒸気)をも吸う力があるため、肌に水分を残さずドライに保ちます。だから汗冷えしにくいのです。
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生地は7つのパーツからなる立体構造。凹凸のある顔まわりにしっかりフィットします。鼻の下辺りには切れ目があり、呼気を逃し結露しにくくなっています。
とはいえ、100%完全に湿気を逃すことは不可能。でもメリノウールなら、濡れても冷たく感じにくいので、肌に当たってもひんやりしない点もいいところ。
寒い日は「あったかい」を連れて山へ行こう
![【“プラス1アイテム”で賢く】冬の山にはあったか小物を連れて、寒さと仲良しになろう](https://images.microcms-assets.io/assets/ac11bed9236c49c3b40aa3bdd2103202/e9c23b28a844488aa0a9882689d85672/20211217_warmitem2021_main_01.jpg?w=1000)
寒さというのは、わたしたちのフットワークを重くします。でも、高機能なアイテムを賢く取り入れることで「寒さと仲良くすることはできるんじゃないかな?」と思っています。
今回紹介したような優秀なあったか小物を取り入れて、冬も思う存分山を楽しみたいものですね!
![山畑 理絵(やまはた りえ)](https://images.microcms-assets.io/assets/ac11bed9236c49c3b40aa3bdd2103202/8db3ab61fd634bcba5d1abdcdb8c6bc5/profile_yamahata.jpg?w=1000)
山畑 理絵(やまはた りえ)
登山歴15年のライター・編集者。元アウトドア用品専門店スタッフ。のんびり日帰り低山から、山小屋グルメ堪能ハイク、テント泊縦走まで楽しむ。ホームマウンテンは奥武蔵。現在は3歳の娘と山歩きとクライミングジム通いに没頭中。