実用性をとことん追求したデイパックの完成系|PAAGOWORKS「YAMAP別注 バディ16」徹底レビュー by ちゅーた

フィールドでの使いやすさと遊び心あるプロダクトを発信しつづける日本発のアウトドアブランド・パーゴワークス。ハイクのみならず、トレイルランやキャンプなど、カテゴリーにとらわれないモノづくり精神はコアなファンの支持を集めてきました。

今回ご紹介する「YAMAP別注 バディ16」は、パーゴワークスが力を入れているハイキング向けバックパックの「BUDDY(バディ)」シリーズのYAMAP特別仕様モデル。16リットルという、日帰り登山に最適な容量を備えながらも、背負い心地のよいハーネスや背面設計、便利でデザインアクセントにもなるメッシュポケットなど、実用的な機能が満載です。

そんな「YAMAP別注 バディ16」を、パーゴワークス アンバサダーのちゅーたさんが北八ヶ岳の山々を歩きながらレビューしてくれました。「別注モデルは何が違うの?」「16リットルのデイパックの使い心地は?」と気になる方、ぜひともチェックしてみてください!

登山系インフルエンサー

ちゅーた

ピークを目指して!と言うより、静かな深い森、のびやかな稜線、どこまでも続く山の道、その先にある景色にわくわくしたり、長い時間自然の中にいるのが好き。バックパックにはいつも相棒のヤギ太郎が一緒です。YouTube『ちゅーたのトレイルミックス!』も配信中。

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U.L.のエッセンスをプラス「YAMAP別注 バディ16」

実用性をとことん追求したデイパックの完成系|PAAGOWORKS「YAMAP別注 バディ16」徹底レビュー by ちゅーた

まずは「YAMAP別注 バディ16」についてご紹介。前述のとおり容量は16リットルと小型のデイパックですが、荷重をしっかり分散し安定感を高めるショルダーハーネスや、ボトルや小物の収納に便利なメッシュポケットなど、使い勝手を追求しているのがポイントです。

YAMAP別注モデルでは、「ECOPACK(エコパック)」と呼ばれる軽量&高耐久リサイクル生地を採用。鮮やかなネイビーも別注ならではの特別なカラーリングとなっています。

実用性をとことん追求したデイパックの完成系|PAAGOWORKS「YAMAP別注 バディ16」徹底レビュー by ちゅーた

「16リットルって、どのくらい入るの?」と気になる方もいるはず。ちゅーたさんのパッキングを見せてもらいました。

ちゅーた「ふだんはテント泊や小屋泊の縦走登山が多いのですが、日帰りでのんびり歩くときはレインウェアや防寒着のほかに、クッカーとバーナーのセット、エマージェンシーキット、衛生用品などをコンパクトにまとめています。薄手のフリースを入れてもまだまだ余裕があります。今回は行動食とカップラーメンでしたが、がっつり食事を充実させることもできますよ」。

実用性をとことん追求したデイパックの完成系|PAAGOWORKS「YAMAP別注 バディ16」徹底レビュー by ちゅーた

そして「YAMAP別注バディ16」ならではの特徴が、この大きなメッシュフロントポケット。レギュラーモデルはフラットなデザインで外ポケットがないため、これは別注モデルだけの特別仕様です。U.L.スタイルのバックパックでは定番のメッシュポケットですが、頻繁に取り出すアイテムの持ち運びで活躍します。

ちゅーた「メッシュのポケットは視認性があるので、すぐ使いそうなものを入れています。雨が降りそうなときはレインウェアを、休憩時に寒さを感じるときは防寒着を入れたり、シーンによって使い分けています。また、見えるものを可愛くしたりアレンジも楽しめます」。

北八ヶ岳のハイキングで実用レビュー

実用性をとことん追求したデイパックの完成系|PAAGOWORKS「YAMAP別注 バディ16」徹底レビュー by ちゅーた

日帰りハイクの行き先に選んだのは北八ヶ岳。大河原峠から双子山を経て、双子池でランチ、そして蓼科山の山麓をぐるっとめぐる3時間ほどのルートを歩きました。装備一式を収納した「YAMAP別注バディ16」に、スマートフォンや行動食などの小物を持ち運ぶ「YAMAP別注 スイッチL」を組み合わせました。

実用性をとことん追求したデイパックの完成系|PAAGOWORKS「YAMAP別注 バディ16」徹底レビュー by ちゅーた

歩きはじめてほどなくして見晴らしのよい双子山へ。手軽でありながら北八ヶ岳らしいたおやかな景色を歩ける魅力的なコースです。

実用性をとことん追求したデイパックの完成系|PAAGOWORKS「YAMAP別注 バディ16」徹底レビュー by ちゅーた

「YAMAP別注 バディ16」の魅力は、やはり背負い心地のよさ。パーゴワークスが展開するトレイルランニングバックパック「RUSH」シリーズで培った荷重分散やハーネス設計を取り入れることで、デイハイクモデルでありながら、フラッグシップモデルに劣らない優れたフィット感を実現しています。

ちゅーた「縦走登山では、バディ33に荷物を詰め込んで12〜14kg程度の装備を担いで歩くことがあります。そんなときも肩が痛くならず、しっかり安定してくれます。バディ16も、背中にぴったりフィットする感じ、走ったりしてもバックパックがブレない安定感は同じですね。荷物が多くても重さを感じにくく、ラクに歩けるんです」。

実用性をとことん追求したデイパックの完成系|PAAGOWORKS「YAMAP別注 バディ16」徹底レビュー by ちゅーた

「YAMAP別注 スイッチL」は、ショルダーバッグ、ヒップバッグなど、さまざまな使い方ができるユーティリティバッグ。斜めがけにしてサコッシュのようにも使えますし、バックパックのループにフックを利用して取り付けることも可能。ユーザーの好みに合わせて使い方をカスタマイズできるのが特徴です。


ちゅーた「スイッチLは、スマホもGoProもさらっと入る収納力が魅力。肌身離さず持ち歩きたいお財布や小物を入れても余裕があるので、小屋やテントにバックパックを置いてのちょっとしたお散歩ハイクにもぴったりです」。

実用性をとことん追求したデイパックの完成系|PAAGOWORKS「YAMAP別注 バディ16」徹底レビュー by ちゅーた

山頂からクマザサの草原を抜けシラビソの森へ。静かな森に鳥のさえずりが響きます。30分ほど歩くと双子池に到着しました。

実用性をとことん追求したデイパックの完成系|PAAGOWORKS「YAMAP別注 バディ16」徹底レビュー by ちゅーた

ちゅーた「八ヶ岳は日帰り登山で楽しめるルートがいっぱい。小屋泊やテント泊も楽しいですが、必要最低限の荷物で軽やかなハイキングもいいですよね。山小屋もたくさんあるので、冷たいビールを目的に歩くのも最高です(笑)」。

「YAMAP別注バディ16」の魅力は?

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双子池に到着し、ちょうどいい木陰を見つけてランチタイムです。「YAMAP別注バディ16」は、荷物の出し入れはバックパック上部のジッパーから。シンプルでありながら、実用性の高い設計です。

ちゅーた「ジッパーの幅が広いので、バックパックの中身が見やすいんです。両側のドローコードは簡単にコンプレッションできるのでお気に入り。装備品の量にぴったり合わせることができますし、荷物が動かずブレないことで、疲れにくく、背負い心地もよくなります」。

実用性をとことん追求したデイパックの完成系|PAAGOWORKS「YAMAP別注 バディ16」徹底レビュー by ちゅーた

ちゅーた「デイパックで、バディ16ほど背負い心地にこだわっているバックパックは少ないと思います。ほんとうにぴったりフィットしてくれます。

ほかにいいなと思うのは、耐久性ですね。YAMAP別注バディ16で使われているエコパック生地もかなり強そう。破れたり、穴が空いたりしにくいので、気兼ねなく使えるのも、山道具として大切なポイントです」。

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セットで揃えたい「YAMAP別注スイッチL」

実用性をとことん追求したデイパックの完成系|PAAGOWORKS「YAMAP別注 バディ16」徹底レビュー by ちゅーた

いまや登山のマストアイテムと言えるポーチ。サコッシュやショルダーバッグなど、さまざまなタイプがありますが、「YAMAP別注スイッチ L」は多彩な使い方ができ、かつバックパックとも連結できるギミックも備えています。

ちゅーた「ふだんはオーソドックスに斜めがけで使うことが多いですね。バックパックを置いて散策に出かけたり、山小屋やテント場で必要な荷物を手放さず持ち運べます。ベルトは長さ調整ができますし、両側にフックがついているので取り外しできるのも使いやすくて気に入っています」。

実用性をとことん追求したデイパックの完成系|PAAGOWORKS「YAMAP別注 バディ16」徹底レビュー by ちゅーた

ちゅーた「荷物を出し入れしやすい形状なのもポイントです。

丸く弧を描くようにジッパーが配置されているので、全開にすればポーチの中がよく見えます。ジッパーの引き手にループがついているので、グローブしたまま操作しやすいですね」。

実用性をとことん追求したデイパックの完成系|PAAGOWORKS「YAMAP別注 バディ16」徹底レビュー by ちゅーた

バディ16の場合は、サイドのループにフックをかけることで外付けのストレージとしても使用可能。縦に取り付けることもでき、ユーザーのアイデア次第で、さまざまな使い方ができるのもバディとスイッチのシナジーと言えるでしょう。

PAAGOWORKS × YAMAP 特別モデルをお見逃しなく

実用性をとことん追求したデイパックの完成系|PAAGOWORKS「YAMAP別注 バディ16」徹底レビュー by ちゅーた

ちゅーた「メインの収納にはレインウェアや防寒着などすぐ使わない装備を入れて、大きなメッシュポケットには頻繁に使うもの、すぐ取り出したいものを。サイドのポケットにはボトル、そしてトップの小さなポケットには 鍵などの大事なものを。というように16リットルモデルでありながら、収納が充実しています。

カラーも別注ならでは。落ち着いた色味のウェアを着ることが多いので、ネイビーがいいアクセントになってくれそうです! 」

ちゅーたさんのレビューとともに「YAMAP別注 バディ16」「スイッチ L」をご紹介しました。いずれも数量限定の特別仕様アイテムです。気になった方、お早めにチェックしてみていただければと思います。

    紹介したブランド

    • PAAGO WORKS

      PAAGO WORKS

      パーゴワークスは2011年にスタートした日本のアウトドアブランドです。...

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