世界にひとつしかない鹿革ウォレット|待望のブラウンが登場!
山に持っていくお財布には、携行性やコンパクトさが求められます。素材の軽量化や高性能化が進む近年では、高パフォーマンスなお財布が増えていますが、あえて山に馴染みの深い、使い込むごとに味が出る鹿革のお財布を選択肢に加えてみるのはいかがでしょうか。

「めぐるしかプロジェクト」は、日本で深刻化する鹿の獣害被害を軽減するために始まったYAMAPの取り組み。そのプロジェクトから生まれたのが「YAMAP別注 めぐるしかプレイウォレット」です。ブラック以外の色も欲しい、というの声に応えて、新色のブラウンが新登場しました。
今回はめぐるしかプロジェクトに込められた想いと、鹿革の特性、そして一点物の魅力についてご紹介します。
命を無駄にしない「めぐるしかプロジェクト」

日本の山里では野生動物による深刻な獣害が問題となっています。これは人の営みが自然の形を変えてしまったことが主な原因。特に増えすぎた鹿は、農作物への食害はもとより、山の自然にも大きな影響を与えています。例えば、鹿が森の低層木や幼木を食べることにより、山の保水力が低下し、結果として土石流のリスクが高まるなど、街に住む人々にも無関係ではない変化が今、身近な山で起こっているのです。

その対策として、野生の鹿の捕獲が行われているものの、捕獲した鹿の有効活用は、あまり進んでいません。鹿の命を無駄にせず、自然の恵みとして大切に再利用する。そのようなコンセプトで生まれたのが、鹿革を活用したプロダクトを製造・販売する「めぐるしかプロジェクト」です。
しっとりと手になじみやすく、非常に軽いのが特徴

レザーといえば牛革が一般的ですが、鹿革は非常に軽量でしっとりと手に馴染みやすく、古来より日本で使われてきた素材です。歴史を紐解けば縄文〜弥生時代から活用されていたとも言われており、現在も山梨県を中心に発展した甲州印伝(革工芸)の素材として用いられています。
柔らかな手触りに加え、適度な伸縮性や通気・吸湿性にも優れているなど、山道具としての性能もピカイチです。

素材の性質上、ひっかき傷が付きやすい特徴がありますが、傷は使うほどに革の表情として馴染んでいきます。長年使うことで、世界にひとつだけの趣きが深まっていくというわけです。
手のひらサイズでも必要な機能は搭載

「YAMAP別注めぐるしかプレイウォレット」は、めぐるしかプロジェクトとUL系ガレージブランド・MINIMALIGHT(ミニマライト)がコラボして生まれました。

手のひらにすっぽりと収まるほどのコンパクトなお財布ながら、カード入れ・お札入れ・小銭入れがそれぞれ独立した使いやすい設計に。カード類は4枚程度が収納可能で、山でのお財布としては十分な容量です。

はじめは革が堅く窮屈さはありますが、使っていくうちに徐々に柔らかくなり、レザー特有の味わいが生まれてきます。“革を育てる”楽しみもまた一興です。
自分だけの一点もの柄を楽しもう

めぐるしかプレイウォレットは、鹿革の廃棄量を減らすべく、綺麗な部分だけではなく傷や斑点がある革も活用しています。製造時に職人さんが一つひとつ確認し、特徴のある革は内側に使用するなど配慮なされているためご安心を。
とはいえ、そばかすのようなドットが入ったものから、色味が異なるものまで実にさまざま。ひとつとして同じものがないのも、天然の鹿革ならではでしょう。
山で生きた証が刻まれたプロダクトは、それぞれが一点物です。山歩きのお供として、一緒に年月を重ねてみてはいかがでしょう。
めるぐるしかプロジェクト
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