【秋冬のYAMAP別注&オリジナル】ポイントを解説!ここでしか手に入らないアイテムが勢揃い

10月も下旬に入り、低山でも落葉樹が赤や黄色と色づきはじめてきました。さらに朝晩の冷え込みが増し、北国や里山では霜が降りはじめるころ。山登りするのにも、ますます暖かく動きやすいウェアが欠かせないですよね。

YAMAPでも秋冬シーズンに合わせて、続々と新規アイテムが入荷しています。

今回は、YAMAP STOREスタッフ・はさまが今季モデルの別注・オリジナルアイテムの注目ポイントをご紹介します。どのアイテムも、日常からフィールドまでほぼ毎日愛用している自信作ばかりです!

本記事で紹介するアイテム

〈 YAMAP×人気ブランドとのコラボアイテム 〉


×MOUNTAIN HARDWEAR(マウンテンハードウェア)

暖かい、でもきちんと通気する「ポーラテックハイロフトグリッド」シリーズ

【秋冬のYAMAP別注&オリジナル】ポイントを解説!ここでしか手に入らないアイテムが勢揃い

米国発のアウトドアブランドマウンテンハードウェアとのコラボアイテム。プロアスリートや山岳ガイドも御用達の本格派アウトドアブランドということもあり、素材選びから着やすさは言わずもがな。

そんなマウンテンハードウェアとコラボした「ポーラテックハイロフトグリッド」シリーズは、フリースの”蒸れやすい”という本来の課題を解決し、行動着としても使えるように進化しています。

【秋冬のYAMAP別注&オリジナル】ポイントを解説!ここでしか手に入らないアイテムが勢揃い

ハイロフト(かさ高)特有の肌に触れた瞬間に感じるふわりとしたエアリーな暖かさ、なのに動くと適度に風を通して通気するグリッド構造で、寒い気温下での行動に快適さをもたらします。

本格仕様ながら普段着としても着回ししやすいカラーとシルエットで、これからの時期に手放せない一着に仕上がりました。


「ポーラテックハイロフトグリッドジャケット」

【秋冬のYAMAP別注&オリジナル】ポイントを解説!ここでしか手に入らないアイテムが勢揃い

同シリーズの中で最も「ハイロフトグリッド」の効果を感じられるのが、こちらのジャケットです。毛足が長いので一見するとただのフリースですが、一度袖を通してもらうと分かる空気の抜け具合。

とくに真冬の登山において、暑くなったらバックパックを下ろして服を脱いで、寒くなったらまた着て……を繰り返すのは面倒ですよね。その点「ポーラテックハイロフトグリッドジャケット」は歩き始めは適度に暖かく、行動中もオーバーヒートしにくいからずっと着たままでいられます。

【秋冬のYAMAP別注&オリジナル】ポイントを解説!ここでしか手に入らないアイテムが勢揃い
【秋冬のYAMAP別注&オリジナル】ポイントを解説!ここでしか手に入らないアイテムが勢揃い

今年の「ポーラテックハイロフトグリッドジャケット」から、新たにサムホールが採用されました。より動きに追従しやすく、袖口からの冷気の侵入を防ぎます。

さらに、チェスト部分のポケットはよりスマホにフィットする形を採用。出し入れしやすく、動いてもポケット内部での揺れを感じにくい仕様ですので、YAMAPでログを取るのにも一役買いますよ。

「ポーラテックハイロフトグリッドビーニー」

【秋冬のYAMAP別注&オリジナル】ポイントを解説!ここでしか手に入らないアイテムが勢揃い

薄手・コンパクトで便利なのが「ポーラテックハイロフトグリッドビーニー」。汗をかきやすい頭部の内側に空気を通わせながらも、ハイロフトグリッドフリース特有の柔らかな毛並みが適度に温かさを提供してくれます。薄手だからこそ、フードやヘルメットを上から被ってもアタリが少なく、着用感も上々。

個人的には今使っているスキー用ヘルメットと一番相性が良いビーニーです。

「ポーラテックハイロフトグリッドネックゲイター」

【秋冬のYAMAP別注&オリジナル】ポイントを解説!ここでしか手に入らないアイテムが勢揃い
【秋冬のYAMAP別注&オリジナル】ポイントを解説!ここでしか手に入らないアイテムが勢揃い

とにかくふわふわ感が心地よい「ポーラテックハイロフトグリッドネックゲイター」。こちらは裏生地に吸水速乾性能のあるインナーを使用しているため、他のシリーズに比べて冷気を通しにくい印象です。そのため、気温がぐっと下がった日は常に顔周りがふわふわに包まれている感覚。ふわふわするものに包まれて安心するのは、きっと私だけではないはずです(笑)。

ゴムスピンドルで耳にかけるとズレ落ちないので、雪山で動いても肌が露出することもありません。

〈ここに注目!〉


空気が通るような場所では適度に通気しますが、空気が動きにくい室内ではとにかく暖かいのがハイロフトグリッドのいいところ。山で着用する以外にも、デスクワークなど日常着にもピッタリ。今季は着回しやすいカラーラインナップで日常使いにもおすすめです!

×Gramicci(グラミチ)

「ウィンタートレイルパンツ」で感動の動きやすさ!

【秋冬のYAMAP別注&オリジナル】ポイントを解説!ここでしか手に入らないアイテムが勢揃い

クライミング用のボトムス作りから派生したグラミチ。履いたことのある人なら分かると思いますが、グラミチの製品の魅力はなんといっても、「感動する動きやすさ」に尽きるのではないでしょうか。それをまるっと冬山登山用に開発したのが「ウィンタートレイルパンツ」です。

【秋冬のYAMAP別注&オリジナル】ポイントを解説!ここでしか手に入らないアイテムが勢揃い
【秋冬のYAMAP別注&オリジナル】ポイントを解説!ここでしか手に入らないアイテムが勢揃い

動きやすさを生み出す秘密は、グラミチの代名詞でもある股下のマチ部分「ガゼットクロッチ」。これにより180度の開脚も可能となり、高いストレッチ性のある生地との相乗効果で、足上げするような岩場歩きもノンストレスで足を動かせます。

【秋冬のYAMAP別注&オリジナル】ポイントを解説!ここでしか手に入らないアイテムが勢揃い

冬山用ということで、生地にもこだわりがあるんです。使用しているのは至高のフリースとも呼ばれる「STORM FLEECE(ストームフリース)」で、ストレッチ性はもちろん撥水性・防風性・透湿性を持ち合わせた二重織り多機能素材。

表面はさらりとしたソフトシェルで、雪や泥はねもつきにくい特徴があり、逆に裏面はグリッド状の短い起毛で保温性をしっかり確保。横に入ったスリットからこもったムレを外に排出するので、内部は快適な状態が維持されます。

〈ここに注目!〉


足元に向けて細くなるテーパードがかかった形は、よくある雪山用パンツとは一線を画すシルエット。これが本当に使い勝手が良くて、冬山でも足さばきを保ちつつ、そのまま街なかでも違和感なく履けるんです。履き心地が良くて、私は冬の間ずっと履いています。

×handson grip(ハンズオングリップ)

物理的に指を出せるって便利「オープンミトングローブセット」

【秋冬のYAMAP別注&オリジナル】ポイントを解説!ここでしか手に入らないアイテムが勢揃い

毎年完売する人気アイテムのひとつが「オープンミトングローブセット」です。香川県にあるグローブ専門のメーカー「ハンズオングリップ」と一緒に、とことんテストを繰り返して開発された、冬山用のグローブセット。

【秋冬のYAMAP別注&オリジナル】ポイントを解説!ここでしか手に入らないアイテムが勢揃い

ユーザーレビューで最も反響が多かったのが「物理的に指が出せること」に対するお声です。スマートフォン対応のグローブなどもありますが、細やかなカメラ操作を必要とする時は「ええいまどろっこしい!」と感じることも多いと思います。私はいつもグローブを外して操作していました(笑)。

やはり、カメラやスマートフォンを操作するのに、直接指で操作する快適さに勝るものはありません。

【秋冬のYAMAP別注&オリジナル】ポイントを解説!ここでしか手に入らないアイテムが勢揃い
【秋冬のYAMAP別注&オリジナル】ポイントを解説!ここでしか手に入らないアイテムが勢揃い

その点、「オーブンミトングローブセット」のインナーグローブは親指と人差し指にスリット(切れ目)のあるオープンフィンガー仕様で、オーバーグローブはフードを外せば指を出せるミトン型です。

冬山で風景撮影をする方やYAMAPアプリをスマホで操作するときには、もう煩わしい思いをすることもありません。

〈ここに注目!〉


「肝心なグリップ力はどうなの?」という方にも安心、手の平部分には帝人の高機能繊維「ナノフロント」を配置。微細な凹凸が摩擦力を発生させるため、大きなグリップ力をきちんと発揮。ストックを持つ手にもしっかり力が入ります。

〈 YAMAPだけのオリジナルアイテム 〉


誰が見ても緊急用と分かる「オリジナル ファーストエイドポーチ」

【秋冬のYAMAP別注&オリジナル】ポイントを解説!ここでしか手に入らないアイテムが勢揃い

絆創膏や軟膏、常備薬などいざというときには欠かせない救急グッズはほとんどの人が用意していると思います。でも、それをどんな袋に入れているかは千差万別。ジッパー付きの袋や衛生用品と同じスタッフサックに入れる人もいるでしょう。

でもいざというときに大事なのは、「他の人がすぐに救急アイテムを認識できるか」ということです。

【秋冬のYAMAP別注&オリジナル】ポイントを解説!ここでしか手に入らないアイテムが勢揃い

例えば自分が倒れたとき、他の人を救護して手が離せないとき、自分以外の人が救急セットを取り出す可能性はおおいにあります。

そんなときに誰が見ても「救急セットが入っている」と分かるよう、「オリジナル ファーストエイドポーチ」はあえて目につきやすい赤を基調としたクロスマークを取り入れたデザインに仕上げました。

【秋冬のYAMAP別注&オリジナル】ポイントを解説!ここでしか手に入らないアイテムが勢揃い

容量はたっぷり入る1.8リットルで、パカッと大きく開くラウンドファスナータイプ。

必要な救急用品に素早くアクセスできるよう、片側にはスラッシュポケット、反対側には中身の見やすいファスナー付きメッシュポケット、そして中央には簡易防水素材のタイベック生地のポケットで構成されています。

常備薬と一緒に、いざというとき用のモバイルバッテリーや予備電池類を入れるのもおすすめです。

〈ここに注目!〉


中央に配置されたタイベック素材のポケットには、おまもりバッテリーがぴったり収納できるサイズ。救急セットと一緒に、スマホが切れたとき用に入れておくといざというときも安心です。

みんなの”悩み”から生まれた特別仕様

【秋冬のYAMAP別注&オリジナル】ポイントを解説!ここでしか手に入らないアイテムが勢揃い

別注・オリジナルアイテムはYAMAPのスタッフやユーザーが「こんなのあったらいいな」という悩みから生まれた、他にはない特別仕様です。どれも使い勝手の良さは折り紙付き。

ぜひその真価をお試しいただき、この秋冬も機能的なウェアと万全の備えで、充実したアウトドアライフをお過ごしください!

はさま

はさま

YAMAP STOREコンテンツディレクター。「暮らすように山を歩く」をライフテーマに、アメリカのJohn Muir TrailやスウェーデンのKungsledn、国内では熊野古道・大峯奥駈道、信越トレイルなどのロングトレイルを踏破。今年は念願のチベット・カイラス山巡礼へ。他にもクライミングや沢登り、スキー、キャンプ、なんでもござれなオールラウンダー。

    紹介したブランド

    • MOUNTAIN HARDWEAR

      MOUNTAIN HARDWEAR

      1993年にアメリカ・カリフォルニア州で設立されたマウンテンハードウェ...

    • Gramicci

      Gramicci

      1970年代、アメリカで “ストーンマスター” と呼ばれ、ヨセミテロッ...

    • handson grip

      handson grip

      made with pride ハンズオングリップが生まれたのは、四...

    関連する記事

      関連する記事は見つかりませんでした