arrow-right cart chevron-down chevron-left chevron-right chevron-up close menu minus play plus search share user email pinterest facebook instagram snapchat tumblr twitter vimeo youtube subscribe dogecoin dwolla forbrugsforeningen litecoin amazon_payments american_express bitcoin cirrus discover fancy interac jcb master paypal stripe visa diners_club dankort maestro trash

読みもの

読みもの

受け継がれるNORRONA(ノローナ)のものづくりの今、そしてこれから 幅広いシーンで着実にファンを増やし続ける、注目のブランド「ノローナ」。製品の秘密から今後の展開までお聞きしました。

受け継がれるNORRONA(ノローナ)のものづくりの今、そしてこれから

受け継がれるNORRONA(ノローナ)のものづくりの今、そしてこれから

受け継がれるNORRONA(ノローナ)のものづくりの今、そしてこれから

スキーやスノーボードなど、スノーアクティビティ用アパレルの高い評価をきっかけに、登山やハイキング、バイク、トレイルランニングなど、幅広いシーンで着実にファンを増やし続ける、注目のブランド「ノローナ」。使いやすさの秘密や製品作りへのこだわりなどについて、ブランドマネージャーの大内直紀さんにお話を伺いました。

 

[インタビュアー:ヤマップ 清水直人、撮影:鈴木千花、記事:小川郁代]

世代を超えて受け継がれるものづくりの原点

受け継がれるNORRONA(ノローナ)のものづくりの今、そしてこれから

-ノローナといえば、北欧の国、ノルウェーのブランドですよね。いつ頃誕生したのでしょうか?

大内:1929年にノルウェーの首都、オスロで誕生しました。創業者はヨルゲン・ヨルゲンセン。ヨルゲン一族が代々受け継いできたファミリーカンパニーで、現在の社長が4代目になります。

 

-今年で創業91年ですか。それはかなりの老舗ですね。

大内:オスロに行くと、ノローナを着ている人が本当に多くて、長い歴史のなかで多くの人に愛されて、北欧での不動の地位を築いてきたということを肌で感じます。
ノルウェーにはアジア人はあまりいないんですが、僕が街でノローナのロゴが付いたウェアを着て歩いていると、「いいの着てるね!」みたいな感じで、よく声をかけられたり肩を叩かれたりするんですよ。彼らは、自然環境の厳しいノルウェーの地でこのアウトドアブランドが育ったことを、とても誇りに思っているんです。

 

-特徴的なロゴですよね。これは人の顔をモチーフにしたものでしょうか。ノルウェーといえばやはりヴァイキングですか?

受け継がれるNORRONA(ノローナ)のものづくりの今、そしてこれから

大内:そうです。ヴァイキングと聞くと海賊をイメージする人が多いと思うんですが、ノローナのシンボルになっているヴァイキングは「ビルケバイネル」と呼ばれる「山の兵士」です。
「ラスト・キング 王家の血を守りし勇者たち」というノルウェー映画があって、2016年に日本でも公開されたんですが、これは実話をもとにした「雪原の勇者」という小説が原作です。2人の勇敢な戦士が、後にノルウェー史上最も偉大な王になる子どもを、敵対する勢力から守ったというストーリーなんですが、その勇者が「ビルケバイネル」です。絵本にもなっていて、ノルウェーでは、国の運命を変えた勇者としてよく知られた存在です。

 

 

-ノローナの製品づくりはどのように行なわれていますか? 特徴はどんなところでしょうか?

大内:一番特徴的だと思うのは、ブランドとアンバサダーとの距離感が近いことですね。本社のデザイン室には頻繁に製品のテストをするアンバサダーたちが来ていて、デザイナーや修理スタッフとさかんにやり取りをしています。ここが壊れただとかあそこが使いにくいだとかいって持ち込んだ製品を、その場で直して持ち帰らせる。それが驚くほどの頻度で行なわれていることが、ノローナの特徴であり、製品作りを支える大きな力になっていると思います。
これって、ヨルゲン一族の気質に関わるところが大きいと思うんです。今は4代目が社長ですが、先代の社長もおじいさんも、みんな揃って「アウトドアバカ」なんですよね。自分たちが真剣に遊んでいるから、アウトドア仲間とのつながりすごく濃厚で、しかもそれが4代分蓄積しているわけです。そういう人たちの意見をどんどん製品に反映できるところが、彼らの大きなバックグラウンドになっていると感じます。会社が大きくなってしまうと、そういう密な関係を保つのは難しいのかもしれないけれど、ファミリーカンパニーだからこそ小回りが利くというのもあるのかもしれませんね。

受け継がれるNORRONA(ノローナ)のものづくりの今、そしてこれから

-何代にもわたる遊び仲間とのつながりが、厳しい環境で使える高品質な製品づくりのベースにあるというのは面白いですね。

大内:これは本当に身をもって感じていることですが、製品をフィールドで使っていてストレスを感じないことが、ノローナ最大の強みだと思います。私自身、今まで本当にいろいろなブランドの製品を使ってきましたが、ノローナの製品は、痒い所に手が届くというのか、使い勝手が悪くてイライラすることが、確実に少ないんですよね。実際に修理やクレームが非常に少ないのもその表れだと思います。ウェアの故障や使い勝手の悪さが、フィールドで危機的状況を引き起こす可能性を考えると、ストレスなく使えることは、ありきたりだけれど、絶対に欠かしてはいけない大切な要素だと思います。

日本上陸8年目の今までと今、そしてこれから

-日本での取り扱いが始まって今年で8年目ということですが、最初のころと今とで様子は変わりましたか?

大内:そうですね。だいぶ変わってきていると思います。日本上陸当初は、カラーも北欧独特のかなりポップな感じのものが多かったんですが、最近では日本人好みの落ち着いたカラーが増えて、サイズ感も日本人向けになってきました。どんなものが欲しいのか、どんなカラーがいいのかと本国から意見を求められ、それが採用されることもずいぶん増えました。日本での知名度や人気がここ数年高まってきたのも、その効果が大きいと思います。
実は、ノローナブランドが陸続きの大陸から海を渡った最初の輸出国が日本なんですよ。その理由は、日本はアメリカとヨーロッパの間にあって、どちらの文化も持っている、いいものが集まっている国だから。日本で受け入れられれば、グローバルでも通用するという考えです。
それに、彼ら北欧の人間にとって、日本は「世界一雪がいい国」なんですよね。本社のスタッフもパウダースノーを求め毎年日本にやって来ますが、ものすごい期待が大きいからアテンドする方は結構大変です(笑)。ここ数年は雪が少なかったこともあって、いつどこに連れていったら満足してもらえるかって。

受け継がれるNORRONA(ノローナ)のものづくりの今、そしてこれから

-市場としてだけでなく、アウトドアのフィールドとしても、日本が重視されているんですね。

大内:もうひとつ最近の流れとして、製品のカテゴリーの幅が広がってきていることがあります。新素材を徹底的に研究し積極的に取り入れて、高機能な製品を作るという企業理念は変わりませんが、難しい山で使うテクニカルなものばかりではなく、ハイキングやランニングなど、もう少しライフスタイル寄りの商品が増えてきました。

 

-それはどういったことが背景にあるのでしょうか?

大内:大きな要因は2つあると思います。
まずひとつは、本国で市場からのリクエストが多かったことです。先ほども言ったようにノローナはノルウェーの人々にとても愛されているんですが、何千メートルもの山を登るとか、ものすごく急峻な斜面を滑るためだけじゃなく、もっと普段から着られるものが欲しい、スーツの上にも、街中を散歩するときにも、気軽にノローナを着たいという声がかなり寄せられたようなんです。昨年の秋冬シーズンに、【オスロ】というシリーズから発売したのも、ビジネスシーンで使えるような、ゴアテックスのシンプルなピーコートでした。

受け継がれるNORRONA(ノローナ)のものづくりの今、そしてこれから

大内:もう一つは、環境問題へのアプローチです。

今の社長のヨルゲンは、人格者でとてもすてきな人なんですが、プロやアスリートなどのコアな人だけでなく、もっと多くの一般のユーザーに、いいものを提供し快適に長く使ってもらうことが、ものを使い捨てするような循環を止め、サステナブルな社会を作ることにつながると考えています。そして、そういったメッセージが、製品を通して使ってくれた人に伝わると信じています。

機能と品質を裏付ける素材へのこだわり

受け継がれるNORRONA(ノローナ)のものづくりの今、そしてこれから

-次に、YAMAPストアで現在取り扱いをしている商品についてお聞きしていこうと思います。
トップスだと、「ビティホーン ドライ1ジャケット」、「ビティホーン アルファフーディシャツ」、「フォルケティン オクタジャケット」の3つがありますが、まず商品名が……どうしてもちょっと難しいですね(笑)。

大内:そうですよね。ビティホーンとか、フォルケティンとか、日本人にはあまり耳馴染みのない言葉だと思いますが、これはノルウェーの土地の名前なんです。ノローナの商品名には共通するルールがあって、最初に必ずノルウェーの地名が入り、次が素材名、そのあとにアイテム名が続きます。
スキー用のアイテムに付けられる「ロフォテン」は、は日本でいうならニセコみたいなところ。「ニセコ ゴアテックス ジャケット」みたいな感じで、地名からどんなシーンで使うものかがイメージできる仕組みです。「ビティホーン」はちょうど尾瀬のようなところで、ハイキング用の商品に付けられる名前です。

 

-なるほど。そう考えるとわかりやすいですね。では、「ビティホーン ドライ1 ジャケット」は、ハイキング用の、ドライ1という素材のジャケットということですね。

大内:そのとおりです。「dri1(ドライ1)」というのは、ノローナオリジナルの防水透湿素材です。これを使って、薄くて軽い、2.5レイヤーのレインジャケットに仕上げています。

防水透湿素材は、メンブレンという薄い膜のようなものなので、一般的には表地や裏地を張り付けて1枚の生地にしてウェアに仕立てます。表地と裏地の両方を張り付けた3層構造の素材が、3レイヤーと呼ばれるもの。表地だけを張り付けたものが、2レイヤーということになります。
3レイヤーは丈夫でいろいろな加工ができますが、どうしても厚みが出て硬く重くなります。一方で2レイヤーは、ソフトで軽いのですが、裏地がないためメンブレンが直接肌に触れて、ペタペタと張り付くような不快感が出てしまう。それを解消するために、裏地の代わりに内側にプリントを施したのが、2.5レイヤーです。

受け継がれるNORRONA(ノローナ)のものづくりの今、そしてこれから

ビティホーンドライ1ジャケットの内側の生地

大内:生地の内側を見てください。丸いパターンがプリントされているのがわかりますよね。肉眼では見えにくいかもしれませんが、このプリントによって表面に凹凸ができて、それがサラッとした肌触りを生み出して、肌に張り付く不快感を防ぐことができます。裏地をつけるよりも軽くてやわらかく、しかもベタつく感じもありません。

 

-ゴアテックスを使った商品もあるのに、オリジナル素材を開発した理由は何ですか?

大内:まずゴアテックスに比べて素材自体が安いので、製品価格を安く抑えることができます。そして、防水素材なのにストレッチ性があるので、動きやすく着ていて疲れにくいというのも、今あるゴアテックスに対しての大きなアドバンテージです。オリジナルの防水透湿素材は多くの他のブランドでも開発していますが、ドライ1は、他の素材に比べても高機能な、耐水圧20,000mm、透湿性20,000g/㎡/24hという高い数値が得られています。軽くて持ち運びやすく、ストレッチ性があり、防水透湿性能も高いレインジャケットが、ゴアテックスよりも手ごろな価格で手に入るということですね。

受け継がれるNORRONA(ノローナ)のものづくりの今、そしてこれから

左:ビティホーンアルファフーディシャツ 右:フォルケティンオクタジャケット

-「ビティホーン アルファ フーディシャツ」と「フォルケティン オクタ ジャケット」、それぞれに使われている素材についても教えてください。

大内:「ビティホーン アルファ フーディシャツ」に使われているメインの素材「アルファ」は、ポーラテック社が開発した保温素材、いわゆる化繊綿です。生地の中に詰めるふわふわしたものというイメージですが、アルファは目の粗いベースの生地に、綿を緩く編みこんだもの。綿が生地と一体化しているので、普通の綿のように生地ではさむ必要がなく、裏生地なしで使うことができます。
「フォルケティン オクタ ジャケット」の内側に使われている「オクタ」も同じく保温素材ですが、こちらは日本の繊維メーカー、帝人が開発したもので、ストローのように穴の開いた中空糸の周りに8本の突起がある独特な断面の糸を、網目状に編み上げたものです。

実は「アルファ」と「オクタ」は、構造は違いますがどちらも同じ目的で開発された素材です。この二つの素材に共通する特徴は、保温力と同時に高い通気性があり、軽くてコンパクト、水に濡れても乾きが早く、汗抜けがいいという点です。

ダウンでも化繊綿でも、外の冷たい空気を体に感じさせないためには、衣類のなかに空気の層を作る必要があります。空気をためる量が多いほど断熱効果は上がりますが、アウトドアアクティビティでは、軽さやコンパクトであることが求められる。そのために、いかに効率よく空気をため込むかが重要になるわけです。

受け継がれるNORRONA(ノローナ)のものづくりの今、そしてこれから

そしてもう一つ、重要な要素が「通気性」です。気温が低い状況でも、動けば汗をかきますよね。汗による湿気が衣類の中にこもると、運動をやめたとたん、風が吹いたとたんに一気に体を冷やして、大きなストレスになります。いわゆる汗冷えの状態です。
それを解消するためには、暑ければ脱ぐ、寒ければ着るという行為を繰り返せばいいのですが、スキーでも登山でも、行動中にそんなことを何度もやっていられない。そのため、保温性はあるけれど、内部にたまった熱を効率よく排出すること求められる。それに答えたのが、「アルファ」であり「オクタ」なんです。

できるだけ少ない量の繊維でかさを大きくすることで、空気をたくさん取り込み、軽く、つぶしてコンパクトに持ち運びができる。水を取り込む繊維の量が少ないので乾きも早く、隙間が多いスカスカの状態なので、熱がこもらず、ムレずにずっと着続けられる。構造はそれぞれに違いますが、どちらも運動量の多いアクティビティに理想的な保温素材です。トレランや自転車のようにずっと風を受け続ける場面や、登山やバックカントリーのハイクアップなど、動くと暑い、止まると寒いという状況が繰り返される場面で、この素材の威力が最大に発揮されると思います。

受け継がれるNORRONA(ノローナ)のものづくりの今、そしてこれから

左:ビティホーンアルファフーディシャツ 右:フォルケティンオクタジャケット

-なるほど。同じ目的で開発されたライバル素材ということですね。では違いや優れている点はどういうところなんでしょうか?

大内:「アルファ」の強みはこのモコモコした素材感です。先ほども言いましたが、本来は中綿として使われる保温材を、裏地なしで使っているので、表面が毛羽立っていて柔らかい独特の肌触りがあります。
肌触りは温かさと密接な関係があって、例えば同じ5㎜の厚さの素材があったとして、片方はつるっとした表面、片方は毛羽立った表面だと、圧倒的に毛羽立ったもののほうが温かく感じるんです。毛布をそのままかぶるのと、毛布カバーをかけた時を比べると、カバーをかけない方が温かく感じるのと同じですね。数字上の厚さは同じはずなのに、肌触りで感じる温かさには違いがあるということです。

アルファは発売後、すぐに革新的な素材として市場から高い評価を得ました。それを追うように発売されたのが「オクタ」です。オクタの最大の強みは、マイクロプラスチックの排出量が少ないということです。フリースなどの繊維から、洗濯中に抜け落ちるマイクロファイバーが環境に及ぼすことが指摘されていますが、オクタは繊維の形そのものでかさを増やすので、繊維が抜ける心配がないのです。

 

-どちらかの素材に絞るのではなく、製品によって2つの素材を使い分けているのはなぜでしょう。

受け継がれるNORRONA(ノローナ)のものづくりの今、そしてこれから

大内:保温材としての機能は、どちらもとても優れています。アルファも、ほかの素材に比べて極端にマイクロプラスチックの排出量が多いわけではないし、オクタも充分な保温力がある。どちらが優れているというのではなく、性格が違うという感じでしょう。

この2つの商品は、同じ「着たまま動ける保温着」でありながら、用途が少し違います。

受け継がれるNORRONA(ノローナ)のものづくりの今、そしてこれから

大内:「ビティホーン アルファ フーディシャツ」は、フード付きのアノラックタイプ。ウエスト部分が二重構造になっていたり、フードにフェイスマスクが内蔵されていたりと、保温性を重視した仕様です。単体でも使えますが、シェルと組み合わせて使うことも多いでしょう。

受け継がれるNORRONA(ノローナ)のものづくりの今、そしてこれから

大内:「フォルケティン オクタ ジャケット」は、撥水加工の表地を全面に使ったジャケットタイプ。春から秋のハイキングや夏の高山ではアウターとして、真冬のアクティビティにはミッドレイヤーとして、オールシーズン使える汎用性を重視したデザインです。

 

つまり、より保温性を求められる場面で使うものには、温かさに優れる「アルファ」を、比較的安定した状況で年間を通して使うものには、より環境にやさしい「オクタ」をと、それぞれにふさわしい素材を使い分けたということです。企業として環境への負荷を抑える努力をしつつ、より快適で安全な製品を提供する、そのバランスへのこだわりといってもいいかもしれません。

ノローナが向かう先に見据えるものとは

受け継がれるNORRONA(ノローナ)のものづくりの今、そしてこれから

-最後に、ノローナの製品を、どんな人に着てほしいと思いますか?

大内:テクニカルなイメージが強いと思うので、経験豊かなコアユーザー向けと思われるかもしれませんが、ノローナのような商品こそ、これからアウトドアを始めるビギナーの方にもぜひ使ってほしいと思っています。
例えば先ほど紹介した「ビティホーン ドライ1ジャケット」というレインシェルにはベンチレーションが付いていますが、これって軽さが重視される2.5レイヤーのシェルではすごくめずらしいことなんです。「ウルトラライト」という言葉がマーケットに定着し、そういった製品が多くリリースされているなかで、ノローナが軽さを犠牲にしてでもあえてベンチレーションを付けている理由は、初心者でも確実に温度調整ができるようにするためです。
アウトドアに慣れてくると、レイヤリングの知識や加減が身についてきますが、経験が浅いうちは、加減がわからなくてついたくさん着込みすぎたり、本来の目的に合わない、例えばヒートテックみたいなものを着てしまったりということがあるはずです。そうすると、素材の透湿性だけでは内部の温度調整が間に合わなくて、不快な思いをするかもしれません。そのときには、一気に換気ができるベンチレーションがあるほうが、レイヤリングの失敗をカバーするのに役立ちます。
「暑い寒い」といったストレスが少ないことは、自然の中に身を置いている時間を楽しいと思える機会を増やすことになると思います。ビギナーの方が最初にいいものを手に入れれば、つらい思いをすることも減らせるし、いいものは確実に長く使えます。ぜひ初めての1着にも、手に取ってほしいと思います。

それから、他の人とかぶらないものを着たいと思っている人にもお勧めしたいですね。創業91年の歴史あるブランドでありながら、日本での展開はテスト輸入をした1年を含めてまだ8年。
機能的だけど、まだちょっと知られていないマニアックなブランドとして、ノローナを選んでもらえたらと思います(笑)。

受け継がれるNORRONA(ノローナ)のものづくりの今、そしてこれから

-ありがとうございます。テクニカルな本格的なアイテムも、シンプルで使いやすいライフスタイル寄りのもの、両方のラインナップで今後の展開を楽しみにしています。

大内:はい、昨年の創業90周年に際して、80から90年代の昔の型紙と今の素材を組み合わせた新しいラインも、ブランド名と同名の【ノローナ】という名前で次の秋冬から発売されます。現代風の洗練された複雑なカッティングではなく、ちょっと武骨で、でもシンプルでカッコいいものを、快適な高機能素材で作っていくので、こちらにもぜひ期待してください。

■ profile

受け継がれるNORRONA(ノローナ)のものづくりの今、そしてこれから

大内 直紀(おおうち・なおき)

アウトドアブランド"NORRONA(ノローナ)"日本ブランドマネージャー。カヤックで下る急流にハマった若い頃を経て、海・川問わずの旅にもハマりながら外遊びの作法を先人たちから学ぶ。リバーカヤックの限られた荷室に13日分の旅の道具を全て詰め込む「セルフサポート」というスタイルで川下りに挑んだグランドキャニオンを流れるコロラドリバー遠征は日本人初の快挙となると共に、絶好のNORRØNAの商品テストの場となった。ブランドマネージャーとして、日本でのブランド展開だけでなく、製品のフィードバッグなども積極的に行う、ノルウェーと日本とをつなぐ存在。
ノローナは1929年にノルウェーで生まれたアウトドアブランドで、日本での取り扱いは今年で8年目。ノルウェーの厳しく過酷な自然環境下で使用できる耐久性の高い製品は、世界中のユーザーからの信頼を得ている。

ショッピングカート