スタッキングを制するものはパッキングを制す エバニューのスタッキング能力が高すぎる!

アウトドアスキルにもいろいろとありますが、スタッキングもそのひとつ。何気にかさばるクッカー系を、いかにピタッとハマる収納方法を探せるか、というのは長年、登山者にとって腕の見せ所でした。「このクッカーと、このカップ、ピッタリじゃん!」という状態をシンデレラフィットと呼び、日々、手持ちの道具を広げては研究を重ねたものです。
そんな時代も今は昔。エバニューのクッカー系がスゴイことになっているんです。開発する際に、すでにスタッキングすることを最大限に考慮されて作られていて、もはや勝手にシンデレラ状態。ここではそんなエバニューの神スタッキング例をご紹介していきたいと思います。

気持ちいいほどハマる265gのクッカースタッキング

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いくらすっきり収納できても、重量が重くては本末転倒です。最初にご紹介したいスタッキングアイテムたちの総重量はわずか約265g(カトラリー除く)。すべて合わせてもシングルバーナーのヘッド程度の重量しかありません。さまざまな調理ができるほど機能盛り沢山なのに、超軽量なのは、エバニューがこだわり続けている高品質のチタンが使われていることが大きいんです。

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スタッキングは大外から固めていくのが基本。今回は「Ti 570Cup」を大外にした例をご紹介します。これはエバニューが誇る高品質チタンを使ったクッカーで、広い鍋底なので調理もしやすく、滑らかなフチの処理で口当たりも良いという傑作クッカーです。容量570mlというのも、即席麺などを作るのに最適なサイズ感。これひとつでも十分に便利なアイテムですが、スタッキングの要としても超優秀なのです。

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さて、スタッキング内容ですが、まずは「Ti 570Cup」の内壁に沿うように、丸めた「Ti フーボー」をセットします。そして真ん中のスペースに「400FD」をスポッ。その底面に分割すれば平らになる「チタンゴトク Trive Ti」を入れます。その上に「BUNAカップ small」を入れて「チタンアルコールストーブ」をドスン。あとは「mulTiDish」と「Ti 570Cup フタ」を被せれば出来上がり。

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実はちょっとだけ蓋は浮いてしまうんですが、そこで「NPクッカーケース570」の出番。ネオプレン製で、伸縮性があるので、これに入れてしまえば、スタッキングの蓋のがたつきなども抑えられますし、保護にもなります。さらに保温性があるのでアルファ米を湯戻しする際にコージー的に使うこともできるんです。これで外側サイズは「Ti 570Cup」のまま、ミニマルなクッキングセットがすべて持ち出せるというワケです。もしこのセットをスタッキングせずにそのまま詰め込んだら、日帰り系バックパックだったらそれだけで定員オーバーになりかねません。

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ミニマルながら、このセットで出来ることは幅広くて「Ti 570Cup」と「チタンアルコールストーブ」、「チタンゴトク Trive Ti」を使えば、湯沸かしはもちろん、即席麺やドライフードなどの湯戻しなどにも最適なサイズ感。「Ti フーボー」もセットしておけば、ある程度の風の中でもストレスなく調理ができます。クッカーが2つあるので、油が出るものの調理は「400FD」に任せて「Ti 570Cup」は湯沸かし用に特化させたりするのも良いかもしれません。さらに「mulTiDish」は「400FD」のフタとしてだけではなく、お皿としても使えますし、ストーブの上でフライパンとして使うこともできるマルチタレントなヤツなんです。

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ひとつでいかに多くのことをこなせるか、というのは荷物を減らしたい登山では大切な要素ですが、今回ご紹介したスタッキングセットは、ソロ〜2人くらいの山行であれば、あらゆるニーズに対応してくれる懐の深さがあるんです。

山行内容やスタイルに合わせて臨機応変スタッキング

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その他のアレンジとしては、よりミニマルに決めたいソロイストであれば「400FD」、「チタンアルコールストーブ」、「チタンゴトク Trive Ti」、「mulTiDish」のみに絞るのも良いでしょう。その場合の重量は約110g。

もっと絞りたいなら「チタンアルコールストーブ」すら外してしまい、固形燃料にしてしまうという手もあります。その場合は「mulTiDish」を燃焼台にして、その上に「チタンゴトク Trive Ti」をセットして使います。こちらは約76gと、もはや誤差のレベルの重量しかありません。

日帰りでサクッと行く山行の場合だったら「FD400」を外し、「BUNAカップ small」を「BUNAカップ medium」に変更すれば、山コーヒー特化型にすることもできます。

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他にも「FD400」は110サイズのOD缶がピッタリと収まるサイズなので、「SOTO ウィンドマスター」などのガスバーナーとセットで入れるという選択肢もあります。

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他にも「プチスプーン/サオ」や「プチスフォーク/サオ」など、スタッキングに向きそうなアイテムが、エバニューにはまだまだラインナップされています。

探るとハマる奥深きスタッキングの世界へ


スタッキングを制するものはパッキングを制す。

ここで紹介した以外にも、調理内容や山行人数、好みなどでスタッキング方法はさまざま。中にはメーカーサイドも想定していなかったような、あっと驚くスタッキングがあるかもしれません。そういうのを探すというのもアウトドアの楽しみのひとつ。ぜひ試行錯誤をして新しいスタッキングを開発してみてください。

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    • EVERNEW

      EVERNEW

      1924年に金属運動具製造卸として創業して以来、“スポーツを通して健康...

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