今年は山に走りに行こう!手持ちの登山道具で始めるトレイルランニング

今年は山に走りに行こう!手持ちの登山道具で始めるトレイルランニング

山を颯爽と駆け抜けるアウトドアスポーツ、トレイルランニング。「山でよく見かけるし、かっこいいとは思うけれど、自分はそんなに体力ないし、道具も持っていないし...」
そういった声をよく耳にします。でも実は登山者にとってトレイルランニングはそれほど難しいものではないのです。

登山者・ハイカーであれば、山に対する知識もあり、山道を歩くことにも慣れています。そのため、必要な道具を買い足して、基本的な技術を学ぶだけで始めることができるのです!
今回は、登山とトレランの共通点や違い、そしてトレイルランニングに必要な道具をご紹介します。
今年の夏は、YAMAP STOREで新しい挑戦を始めてみてはいかがでしょうか?

病みつきになる自然との一体感! トレイルランニングの魅力とは?

今年は山に走りに行こう!手持ちの登山道具で始めるトレイルランニング

「自然にじっくりと向き合い、味わうこと」が登山やハイキングの魅力だとすれば、トレイルランニングの魅力は「自然を全身で感じて、溶けあうこと」です。
 
稜線や森の風景、鳥のさえずりや落ち葉を踏む音、草木の香り、足裏から伝わる地面。山に溢れるこれら自然の魅力に、スピードと弾む息づかい、体の躍動が加わることで、自然とあたかも一つになったような体験ができるのです。

今年は山に走りに行こう!手持ちの登山道具で始めるトレイルランニング

特にスピードの出る下り坂では、森を駆け抜ける風の一部になって、木々の間を走り抜ける感覚を味わうことができます。普段登山やハイキングで山を堪能している方にとっても、新しい山の楽しみ方となることは間違いありません。

登山の経験値がそのまま活きる! トレイルランニングは登山の一スタイル

今年は山に走りに行こう!手持ちの登山道具で始めるトレイルランニング

トレイルランニングを始めるにあたっての不安な点といえば、やはり「ずっと走っていていキツそう」だ思います。でも実は、そうでもありません。というのも、トレイルランニングは絶えず走り続けるわけではないからです。上り坂や急斜面は歩いて登る場合も多く、疲れた時や美しい自然に巡り合った時には立ち止まります。自分が走ることのできる場所で、気持ちよく走る、トレイルランニングはあくまで、登山やハイキングの延長、登山の一スタイルなのです。
 
登山の延長だからこそ、今持っている山の経験をそのまま活かすことができます。雨具や行動食、救急セットなどの道具はそのまま使うことができますし、悪天候時の対応や登山道でのマナーは、トレイルランニングでも同様です。
山の準備や知識など、下地がすでにできている登山者やハイカーにとって、実はトレイルランイニングへの門戸はとても広いのです。
 
ただ、「スピード感と身軽さ」という点においては、普段の山行と大きく異なる点でしょう。40Lの大きなザックや、足首のサポートが堅牢な登山靴のまま走るのでは、トレイルランニングの面白さを存分に味わうには今一つです。山を楽しく駆け回るためには、どのような道具が必要になるのでしょうか?

トレイルランニングに必要な道具とは?

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トレイルランニングに必要な道具を、いくつかご紹介します。

【1】ザック

10L程度のトレランザックがあると理想的ですが、20L以下の、体にフィットする揺れにくいザックがあれば気持ちよく山を走ることができます。
おろさなくても給水ができたり、ポケットから行動食を取り出すことができるとベターです。
 

【2】ウィンドシェル

天気の変わりやすい山では欠かせません。
また、普段の登山やハイキングより運動量が増えるため、透湿性も求めたいところです。
コンパクトさや軽さがあると、荷物がすっきりして快適に走れます。
 

【3】ショーツ

足をより大きく速く稼働させられること、激しい運動での汗ムレが気になりにくいことから、ロングパンツよりトレイルランニングに向いています。
腰回りにポケットがあるタイプのものだと、小物や行動食が入れられて便利です。
 

【4】シューズ

トレイルランニングシューズがベストですが、最初はローカットのトレッキングシューズや、ランニングシューズでも 構いません。

以上4つを紹介しましたが、最初から全部揃える必要はありません。すでに持っている登山道具を転用しながら、少しずつ置き換えていくのがおすすめです。

手持ちの登山ギアにプラスワンではじめよう


紹介した4種類のギアのうち、YAMAP STOREからスタッフが実際に使用し、まずはこれを買っておけば間違いない!と太鼓判を押したトレランギアをそれぞれ1種類ずつ厳選しました。シューズは足の形の違いなどもあるため、2種類ご紹介します。

【1:ザック】ちょうど良い大きさと満足の機能性!

PAAGOWORKS(パーゴワークス)/ラッシュ 5R

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大きさ、機能、フィッティングなどの点から、初めて持つトレランザックとしておすすめです。総容量7Lというと、小さく感じるかもしれませんが、前のポケット部分に補給食と飲み物、サイドポケットにスマホや財布、背面にウィンドシェル上下と予備の飲み物や救急セットを入れて、ちょうどいっぱいになる大きさです。
特に便利なのが、背面下側に設けられたオープンポケット。運動量が多く、体温調節をこまめに行いたいトレイルランニングの場合、ウィンドシェルをすぐに取り出せて、すぐにしまえるこの機構はとても重宝します。

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【2:ウィンドシェル】計算され尽くされた素材、機能、シルエット

Teton Bros.(ティートンブロス)/ウインドリバーフーディ

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防風性、撥水性、透湿性はもちろん、軽量でコンパクト、適度な伸縮性と、至れり尽くせりのウィンドシェルです。特に伸縮性に関しては、走っている最中も動きを妨げないことはもちろん、ザックの上から着込むことができるので、移動中の脱ぎ着も煩わしくありません。
また、細身ながら丈が長めで、前屈した時も背中が出ないなど、シルエットに関しても熟慮がなされています。1着は持っていて損はないウィンドシェルです。

今年は山に走りに行こう!手持ちの登山道具で始めるトレイルランニング
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【3:ショーツ】山のアクティビティーのかゆいところに手がとどく

Teton Bros.(ティートンブロス)/スクランブリングショーツ

今年は山に走りに行こう!手持ちの登山道具で始めるトレイルランニング

腰回りのポケットがとても便利なショーツです。ジップのポケットにはウィンドシェルとスマートフォン、サイドポケットにジェルなど行動食を入れることができます。ストレッチ性も優れていて、足さばきの邪魔になりません。
また、おしりの部分は丈夫な生地に切り返されていています。下り坂で尻餅をついても、岩などで擦れても、簡単には破けません。

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【4:シューズ】グリップとフィット感を求めるならこの一足

LA SPORTIVA (スポルティバ)/アカシャ

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マウンテンアクティビティーに深く根ざしたスポルティバ。登山靴やクライミングシューズを愛用している方も多いのではないでしょうか。実は、トレイルランニングシューズを黎明期から作りつづけており、その人気モデルが〈AKASHA〉です。
まず注目すべきはソールのグリップ。ゴムの質、ラグの形状の工夫によって、非常に高い安定性を感じます。濡れた岩や湿った木の根の多い日本の山道でも、抜群のグリップによって快適な走りを実現してくれます。
また、かかと周りのフィット感も抜群。足入れ部周辺は厚めのクッションによって、かかとが靴からスポっと抜ける感覚は一切ありません。不整地で一歩一歩のバランスをとりつづけるトレイルランニングにとって、靴と足が一体となる感覚は非常に安心感があります。
1足目を悩んでいる方は、ぜひ選んでいただきたいシューズです。

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【4:シューズ】自然な走りを追求するトレランの定番シューズ

ALTRA (アルトラ)/ローンピーク4.5

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トレイルランニングをされる方でも、愛用者の多いALTRAのローンピーク。その中でも定番のモデルが〈ローンピーク4.5〉です。ALTRAのシューズは指先の幅が広く作られていて、より安定感が生まれます。
また、つまさきとかかとの高さが同じ、いわゆる「ゼロドロップ」なソール設計となっています。これによって、人間本来の足の機能を活かした走りが可能になり、怪我の防止やフォームの改善に繋がります。

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手持ちの道具と、手近な里山から、トレイルラン二ングをはじめよう!

今年は山に走りに行こう!手持ちの登山道具で始めるトレイルランニング

トレイルランニングを始めるにあたってプラスワンでおすすめな商品をご紹介しました。今持っている山道具をうまく活かしながら、まずは行き慣れた里山から、トレイルランニングをはじめてみませんか?

いつもの山とは違った、新しい山の楽しみに出会えるかもしれません。

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