新型コロナウィルスにより、地球規模で大きな影響を受けた2020年。山のなかでも他の登山者が周囲にいるときは、できるだけマスクやネックゲイターで口元を覆い、感染対策を行なうことがマナーとなりました。
しかしマスクは、必要なとき、不必要なときに何度もつけ外ししなければならないのが面倒で、しかも紛失しやすいのが難点でした。一方、ネックゲイターは首からずり上げて顔を覆うだけなのでつけ外しの手間はかからないものの、湿り気を帯びると非常に息苦しくなります。また、この湿り気は、寒い時期には冷えをもたらし、保温性が高いネックゲイターの価値を下げる原因にもなってしまいます。
寒い時期に使用することを前提に、ネックゲイター本来の保温性を損なわず、マスク代わりにも使える“新しい山道具”はどんなものだろう? その答えのひとつとして生まれたのが、「ダブルフェイス・ネックゲイター」なのです。