山で荷物を入れて背負い運ぶバックパックというものは、長期縦走用の超大型のものでも、日帰り用の中型のものでも、トレイルランに使うような超小型ものものでも、ショルダーストラップや背面システム、ウェストベルトなどが付いていなければ成り立たないもの。そうなると、小さなバックパックのほうが、全体における必要最低限部分の重量比率は高くなり、いくら軽くしようとしても限界が出てしまいます。その点、UL(ウルトラライト)系のバックパックは驚くほど軽いものもありますが、生地が薄くて破けてしまう心配があったり、便利な機能を排していて使いにくかったりすることも……。ですが、このビティホーン15Lパックは、バックパックを成り立たせるシステムに、軽さと便利さという2つの要素を付け加え、小さなボディにぎゅっとまとめた「リアル」に使えるバックパックとなっています。