諸説あるランニングブームの起源。仮に東京マラソンが始まった07年だとすれば、すでに10年以上の月日が経過し、ときどき“ブームに陰り”という話はありながらも、近年は街中でランナーを見ない日はありません。
その流れはトレイルランニングにも波及し、それまで親しんできた人たち以外も野山を駆けるようになり、トレイルランナーの人口増加に拍車をかけています。それにともなって街中でもランニングパックを背に走るランナーが増え、近頃はパックが一般的になってきました。
主要スポーツブランドやアウトドアブランドもパックを手掛けるなか、見た目からして硬派な雰囲気を醸し出すのが、OMM(オリジナル・マウンテン・マラソン)の製品です。
1968年から現在まで行われているマウンテンマラソンレース「The Original Mountain Marathon」のために、メーカーとしてのOMMはスタートしました。このレースはただ速く走ればいいというものではなく、読図とルートファインディングの技術が求められるまさに山岳マラソン。自ずと装備も大きくなるので、ランニング用としては大きめ(30リットル前後)のモデルも揃うのが特徴です。