内側は、明るいライトグレーの素材を使用。薄手の素材ですが、コシがあって滑りがよいので、カード類の出し入れもスムーズにできます。パイピングがフレームの役割を果たして、ペラペラ感を抑え、出し入れによる生地の摩耗も防ぎます。汚れが付きにくそうなのもうれしいポイント。
正面にカード収納ポケットが3つ。クレジットカードに合う大きさですが、出し入れにストレスのない余裕が取られています。
その奥は、札入れ部分。幅も深さも、お札の大きさに少し余裕を持たせた、スムーズに出し入れができる最小限のサイズです。
そして、札入れの中央に黒いフラップがあり、これで札入れ部分を2つに使い分けることができます。例えば1万円札と1000円札、お札とレシート、自分のお金とグループのお金など。一つのスペースを緩く分類することで、ただの袋状のスペースとは大きく使い勝手に差が付きます。
最初に手に取ったとき、もしかしたらこの札入れ部分が、少し使いづらいと感じるかもしれません。カード収納部分の生地が薄いため、ぐにゃっと曲がってお札をまっすぐ入れにくい……。 でもそれは、当然ながら計算済みなのでご安心ください。ポケットに3枚のカードを入れることで、収納部分に剛性が生まれ、一気にお札の出し入れがスムーズになるのです。つまり、カード自体を財布のフレーム代わりに使うという発想。コンパクト性と使い勝手の両方を手に入れるために考え出された、究極のミニマリズムといえるでしょう。