本気で登山と向き合うための山道具 -残雪の八ヶ岳

山道具と一言で言っても、いろいろな機能やデザインのウェアやギアがあります。しかし目的を持った登山では「この道具でなければならない」場面があるのは事実。とくに厳しい自然環境や気候、テクニカルなルートといった「本気」の登山を支えてくれる山道具は自ずと絞られてきます。

今回は、YAMAP STOREが取り扱うアイテムのなかから、「残雪期の八ヶ岳登山」にフォーカスしてご紹介。登山をワンステップ、レベルアップするためのウェア&ギアをお届けします。

アクティブ派も唸る軽量シェルジャケット「PeakPerformance / パックジャケット」

本気で登山と向き合うための山道具 -残雪の八ヶ岳-

まずは登山ウェアの代表的アイテムであるシェルジャケットから。「PeakPerformance / パックジャケット」は、防水透湿素材のパイオニアであるゴアテックス社のPacliteというファブリックを使用したシンプル&ライトウェイトなレインジャケットです。

防水透湿素材といえば対水圧に優れる3層構造のものが一般的ですが、このPacliteは防水性を損なうことなく2層構造にすることで軽量化を実現。悪天候時でも雨をしっかりブロックしウェア内を濡らさず、汗ムレを逃がして快適性を保ってくれます。

硫黄岳の山頂、肌を刺すような冷たい暴風のなかでも「PeakPerformance / パックジャケット」を着ていれば問題なし。「守られている」という確かな感覚が足をさらに一歩先へと進めます。

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(上)ハンドウォーマーポケットは両サイドに配置。右袖には「PeakPerformance」のロゴがアクセントとして。(下)フードは後部から引くタイプ。顔まわりの風や雨の侵入を確実にブロックしてくれます。

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PeakPerformance / パックジャケット」は、雨の日はもちろんですがとくに風が強いときにも有効。冷たい風を防ぎつつも動きによるムレがウェア内に滞留しないので汗冷えのリスクが軽減されます。動きやすいパターンとシンプルな設計も魅力です。

3つのクッカーがスタッキングで超コンパクトに。「SOTO / サーモスタック クッカーコンボ」

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調理に欠かせないクッカー。山ごはんが登山の目的であれば料理に合わせてセレクトすればいいのですが、もし荷物を最小限にしてタフな山行に挑むのなら無駄は極力削ぎ落としたいもの。そこで「SOTO / サーモスタック クッカーコンボ」の登場です。

このクッカーコンボは、アルミとチタン、ステンレスの3つの素材がひとつのセットになっていて、それぞれ単体での使用はもちろん、内側の2つは組み合わせること保温マグとして使用できるスグレモノなんです。山頂で朝日を迎え、刻々と変わっていく山並みを眺めながらのコーヒーは格別です。

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(上)クッカーの上には小サイズのOD缶「SOTO パワーガス 105 トリプルミックス」をぴったり載せることが可能。(下)内側2つのクッカーを組み合わせれば保温マグに。アツアツの飲み物を入れても手が熱くならず、中身も冷めにくく一石二鳥。

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どんな山行でどのような調理をするのか。それぞれに最適なクッカーは存在します。しかし「SOTO / サーモスタック クッカーコンボ」は、3つのクッカーがセットになっていること、それぞれ単体に加えて、組み合わせることで様々なシチュエーションに対応できる汎用性があります。ミニマムでありながら最大限。そんな言葉がぴったりのクッカーです。

ウインドシェル的にも使える3レイヤーレインジャケット、「Teton Bros. / フェザーレインフルジップジャケット2.0」

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トレイルランニングやファストパッキングなど、とにかく「軽量性」を追求したアイテムが市民権を得て久しいですが、3層構造のレインウェアでありながらもわずか170gに仕上げた「Teton Bros. / フェザーレインフルジップジャケット2.0」は、まさにそのひとつ。

耐水圧、透湿ともに20,000mmを達成しスペック的にはまさしくレインウェアですが、手にとってみるとウインドシェルのような軽やさを実感します。雪が残る峰々から吹き付けてくるマイナスの風。油断すればあっという間に体が冷え切ってしまいそうなシチュエーションでこそ、風をブロックすることの大切さを感じます。

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(上)ポケットはチェストに配置。バックパックのヒップベルトやショルダーハーネスと干渉することなく、常時使用できる利便性が魅力。(下)袖口は伸縮タイプを採用。シンプルで無駄を省いたデザインとなっています。

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トレイルランニングやファストパッキングのように、軽くすることで機動性を高めるアクティビティや山行にはこれ以上ない選択肢。雨の日のお守りとしてバックパックに忍ばせるもよし、ウインドシェル的に積極的に着用するもよし。登山の三種の神器のひとつであるレインウェアとして、「Teton Bros. / フェザーレインフルジップジャケット2.0」は理想的な山行を支えてくれるはずです。

シンプルを極めた超軽量防水シェルパンツ、「Teton Bros. / ブレスパンツ 2.0」

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ミニマルなレインパンツとしてTeton Bros.が送り出してきた「Teton Bros. / ブレスパンツ」。このモデルは「Teton Bros. / ブレスパンツ 2.0」というように、第二世代モデルです。最大のアップデートは、繊維メーカーである東レ社と共同開発した新素材「Aqua Breath®(アクアブレス)」を採用したこと。レインパンツとしての防水性、快適性を高める通気性を高いレベルで実現した理想的な素材でできたアウトドアパンツに仕上がっています。

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(上)膝周りは屈曲に合わせてカーブした縫製によりスムースな足運びが可能。レインパンツにありがちなゴワゴワ感を軽減しています。(下)シンプルなデザインゆえ、ブランドのロゴマークがいいアクセントに。

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軽量性を追求していることもあり、デザインや機能はとてもシンプル。軽量化のためにポケットやジッパーといった機能やパーツを省いているのですが、結果として雨の侵入箇所が減り、防水性が高まっているのもポイント。

腰回りはウエストと裾の調整のためのコードのみ設けられたシンプルな仕様。「Teton Bros. / ブレスパンツ」は、雨からウェアや体を守るというレインパンツ本来の目的に忠実に開発された一着なのです。

これさえあれば汗はもう怖くない。「finetrack / ドライレイヤーベーシックT」

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本気の登山ほど、わずかなストレスがパフォーマンスを落とすことになりかねません。ひとつが汗。急激なハイクアップ、強い日差し、重い荷物の負荷で、汗をかいてしまうことは必ずと言っていいほどあるはずです。そこで大切なのがベースレイヤー。

finetrack / ドライレイヤーベーシックT」は、かいた汗を素早く吸収して肌面から離し、さらに次のウェアへと移行させることで快適性を保つ機能性アンダーウェアの代表格。どんなに汗をかいても常に肌はドライになるという、夢のようなウェアなんです。

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(上)「finetrack / ドライレイヤーベーシックT」のほかにも、「ボトムス」もラインナップ。上下で揃えれば快適性は完璧。(下)ソックスタイプもあり、気になるシューズ内の足のムレも軽減できます。

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他のアウトドアウェアと比べて、なかなか目につきにくいベースレイヤー。どうしてもジャケットやバックパックにはデザインやスタイルといった「見た目」を気にしてしまいますが、快適性やパフォーマンスを支えてくれるのは、やはりいかに山で役に立つかという機能性。その実力は着てみないと実感しにくいものですが、体験すれば必ずや手放せなくなるはずです。

暖かさを制するために。化繊インサレーション、「NORRONA / フォルケティン オクタジャケット」

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朝、昼、夜。常に変化を続ける気温や気候に対応することこそ安全な登山のカギ。行動中には通気性や悪天候に対応できるウェアが必要ですが、テント場や小屋で過ごす夜には保温着の出番です。

NORRONA / フォルケティン オクタジャケット」は、ダウンやフリースではなく、化繊(化学繊維)の中綿を使用した保温着。その中綿は、帝人という日本の繊維会社が開発した「OCTA」という新素材。ストローのような中空の繊維の周りに8つの羽のような突起がある断面をしていて、多くの空気を繊維一本一本そのものに保持することで保温性を高めているんです。

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(上)生地にはストレッチ性があり、動きやすさも抜群。袖口にはサムホールが設けられているのでグローブの装着時もズレにくくなっています。(下)首回りの保温効果がある襟のデザイン。肩は縫い目がなく、バックパックのショルダーハーネスのアタリを軽減してくれます。

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冷え込む夕方。山が夕日でオレンジに焼ける瞬間を眺めていられるのも「NORRONA / フォルケティン オクタジャケット」のおかげ。早朝、まだ日が昇らないうちに活動を始めるときも、この化繊インサレーションがあればしっかり暖かさをキープできます。化繊インサレーションのメリットはダウンよりも濡れに強いこと。多少汗をかいてもウェア外に発散してくれるので保温力が落ちず、快適性が持続するのも大きな魅力です。

オンリーワンの山岳テントを選ぶなら、「muraco / ラピードエックスワン 2P」

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雨、風、気温差など、過酷な条件下でも安眠を約束してくれるテント。防水性や耐風性、快適性といった信頼のおけるスペックを備えながらも、デザインにも注力したのが、新進気鋭のアウトドアブランド、muracoによる山岳テント「ラピードエックスワン 2P」。

結露の発生を抑えるダブルウォールかつ、使いやすい自立式を採用したモデルで、「リッジポール」と呼ばれる梁のようなフレームをテント上部に設けることで居住性を確保。さらに、これまでの山岳テントのイメージを覆す落ち着いたカラーリングとデザインを施すことでプロダクトとしての完成度を高めています。

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(上)ペグダウン箇所は最大12箇所。風が強い稜線ではフル、樹林帯では固定箇所を省くなど調整すればOK。(下)前室は広めなので、シューズやバックパックなどをテント内に入れることなく置くことができます。

本気で登山と向き合うための山道具 -残雪の八ヶ岳-

雨や風はもちろんのこと、温度変化も大きい環境ではダブルウォールタイプに圧倒的なアドバンテージがあります。レインフライとインナーの間に空間があることでテント内の結露が少なく、快適性を高めてくれるんです。「muraco / ラピードエックスワン 2P」は、翌日の山頂アタックに向けてしっかり体を休める場所として、これ以上ない快適空間を提供してくれるでしょう。

本格登山には、本格ウェアとギアを

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すべての道具には、開発された意図や目的があります。雨、風、寒さといった過酷な環境から身を守り、行動するためには正しい道具選びが欠かせません。「あの山に登るために、あの稜線を歩くために」。そんな本格登山に挑むための山道具をご紹介しました。これから始まる登山シーズンに向けて、行きたい山を夢見て、ひとつひとつ装備を確認してみましょう。 きっと新しい山の姿に出会えるはずです。

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