トレイルランナーの実走レビュー!|インソールを変えると、走りがどう変わる?

今春のデビュー以来、ありがたいことに多くのトレイルランナーから関心を寄せていただいている、YAMAP×BMZの「山を走るインソール」。

「故障せずに走り続ける」ことに重きを置き、足のアーチ全体の屋台骨となる「立方骨」を支えてくれる特許技術の詳細はコチラの解説記事をご覧いただくとして、実際問題「自分には合うの?」と遠巻きに見ている人も多いのでは?

そこで、発売と同時に数週間「山を走るインソール」を試してくれた、誰よりもトレイルを走るのが好きなセンパイランナーたち3人のナマの声に耳を傾けてみましょう。

海外の大会でもインソールが活躍|センパイ①上正原真人さん

トレイルランナーの実走レビュー!|インソールを変えると、走りがどう変わる?

トレイルの練習で10回ほど、約20時間ほど使いました。レースでは、オーストリアで開催されたスカイランニングのワールドシリーズ「Hochkönig Skyrace」で1回。シューズは主にサロモン「センスプロ4」で使用しています。

足指で地面を捉える感覚


トレイルランニング、特にスカイランニングにおいては足裏で地面を捉える感覚をとても大事にしています。木の根っこや岩など不安定な足場を走る際は指の付け根で接地して5本の指で地面を掴むイメージで走ります。そのため厚底系のシューズは敬遠していて、それと同じ理由でインソールも土踏まず部分のアーチ全体を支えてくれるタイプは使用しないようにしていました。でもこのインソールは比較的薄くて接地感覚を邪魔しないため、好印象。また立方骨を支えてくれているからか小指側にしっかり力が入る感覚があり、足の指全部を使って地面をキャッチできています。

トレイルランナーの実走レビュー!|インソールを変えると、走りがどう変わる?

安定性にも効果を実感


片足立ちでの安定性が増しました。右足が扁平足のため、右足で片足立ちをすると内側に倒れてバランスがうまく取れません。そのため土踏まず部の内側アーチを支えるインソールは何度か使用したことがありました。確かに支えられていてラクに感じるのですが、インソール自体の重さが気になってしまうのと、山での接地感覚が弱くなってしまうため、ロードシューズでしか使用していませんでした。「山を走るインソール」の、立法骨を支えて外側アーチにもフォーカスする仕組みにはとても納得しました。実際に履いて片足立ちしてみたところ、安定性を感じたので安心して使用しています。

足裏で無理に頑張らなかったおかげでゴールに


5月末に出場したスペインの「Zegama」というレースでは、インソールが取り換えられない厚底スピードタイプのシューズで走りました。日中の30度近い暑さの影響があったのかもしれませんが、この時は後半に足底を攣ってしまいペースダウンを余儀なくされました。6月初旬の「Hochkönig Skyrace」では久々に途中で攣ることなくゴールできたのですが、足裏で無理に頑張ることがなくなったからかもしれません。

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グリップの良さはターンで活きる


「センスプロ4」の既成のインソールは自分が使っている靴下との摩擦が少なく、シューズの中で足が滑る感覚がありました。特に下りで急な方向転換をする際に大きくズレてしまいストレスになっていました。「山を走るインソール」は靴下とのグリップがよく、ターンの際に安心して地面に力を加えることができます。

上正原 真人(かみしょうはら まさと)

1997年生まれ。大学在学中に山岳ランニングに出会い、4年次にスカイランニング日本選手権優勝。卒業後は白馬にてプロチーム「マウンテンアディクト」を主宰し、国内外で活躍中。2022年6月に開催された「Hochkönig Skyrace」では16位でフィニッシュ。

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推進力がアップして、足の回転がスムーズに|センパイ②福島 舞さん

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ホカのふわふわクッションとの相性が抜群


ホカのシューズを愛用していて、今回は『スピードゴート5』でテストランしました。これまでシューズにもともと付属しているインソールを交換した経験はほとんどなかったのですが、『スピードゴート5』のサイズ感が体感的に以前までのモデルよりもハーフサイズ大きかったので、入れてみました。

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テストしたのは南アルプスの鳳凰三山や志賀高原の岩菅山、八ヶ岳など夏山の山岳ルートで。ホカのインソールはもともとかなり薄いので、サイズ感的には、最初はキツく感じましたが、今後馴染むこと考えるとちょうど良くなったかなと思います。

ただ、私はカカトの骨が出っ張っているので、インソールでかさ上げされたぶん、登りはその部分が擦れてしまって痛くなってしまいました。同じような人は、あらかじめテーピングで保護するなどの対策が必要になることもあるかもしれません。下りに関しては気になりませんでした!

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蹴り出しをサポート、足の回転がスムーズに


「山を走るインソール」のメリットを1番感じられたのは、比較的フラットで走りやすいトレイルを走っているときです。蹴り出しを助けてくれて、逆足を出すまでの足の回転がかなりスムーズ!その名の通り山を走るためのインソールだなと、強く感じました。

ホカのシューズとの相性は抜群で、たとえるならフワフワのクッションの上にカーボンのバネが入っているような感覚。不整地のシングルトラックを走る気持ちよさに、加速がプラスされる感じです。

林道でもホカとの相性の良さを実感。足裏を突き上げるようなゴツゴツ感がなくって、普段よりも足の回転がスムーズなのを感じられました。

トレイルランナーの実走レビュー!|インソールを変えると、走りがどう変わる?

テーピングなどを使いこなしながら、今後もこのインソールを使っていきたいと思います。クロカンコースのようなルートで最もメリットを感じられるのではないでしょうか。そしてどこまでも続いていそうなシングルトラックをこのインソールを入れて走り続けてみたいです。

福島 舞(ふくしま まい)

1985年生まれ。トレイルラン歴は10年以上。普段は出版社に勤務するOLながら、国内外のショート〜ミドルレースを中心に表彰台に登る実力派トレイルランナー。フルマラソンはサブスリー。

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ロードを走る人にもぜひおすすめしたい|センパイ③藤川英樹さん

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走るときだけでなく、日常生活でも履いてトレーニング


ここ1〜2ケ月ほど、走るときは毎回『山を走るインソール』を入れていました。シューズはトポの『MTNレーサー』や、アルトラの『バニッシュ』など、シチュエーションに合わせて。普段から履いた方がいいとのことだったので、美容室での立ち仕事のときも履いていました。

仕事中に履いた最初の3日間は、普段以上に足の裏が疲れました。だから『合わないんじゃないのかな』と思ったんですよ。でも、3日くらいでその違和感は消えてしまいました。

履いたフィーリングは、「こんなとこが持ち上げられてるんだ」というもの。トレイルはもちろんだけど、フラットなロードを走るときにより実感します。ロング走をするときや、ロード区間が混じるようなルートを走るときにより効果を発揮してくれるのではないでしょうか。

トレイルランナーの実走レビュー!|インソールを変えると、走りがどう変わる?

足指をしっかり使える感覚がある


走るとき足指を使えているかどうかを重視しているのですが、指の付け根を持ち上げてくれているからか、足指がしっかり開く感覚があります。地面をがちっと掴んで走れているので、そういえばこのインソールを入れるようになってから足指でしっかり踏ん張れている気がします。

トレイルランナーの実走レビュー!|インソールを変えると、走りがどう変わる?

インソール自体にドロップ(傾斜)がついておらず、無駄にブ厚くないところも好もしいですね。「バニッシュ」は甲が低いのですが、「山を走るインソール」に入れ替えても窮屈になりません。いろんなシューズに合うと思います。

藤川 英樹(ふじかわ ひでき)

1981年生まれ。恵比寿の美容室「ブロッコリー」代表。ドレッドヘアーをなびかせて走る美容師。トレイルラン歴は6年。トレイルランニングチーム「チキンハート」を主宰し、月間走行距離は350~400kmほど。2022年の「UTMF」では24時間16分でフィニッシュ。

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みなさんより一足先に使ってレビューしてくれたセンパイたちの声、参考になっていましたら嬉しく思います。100マイルランナー・井原知一さんと共同開発した「トレイルラン専用」のインソール、走りが変わること間違いなし。気になった方はぜひインソールを手に入れて、次回のラン、もしくは藤川さんのように日常生活から取り入れてみてくださいね。

礒村 真介(いそむら しんすけ)

礒村 真介(いそむら しんすけ)

山道を走って、書く、自称「トレイルライター」。某モノ雑誌の編集者時代にギアの面白さからトレイルランニングにハマり、山の世界へ。仕事柄徹夜にはめっぽう強く、国内外の100マイルレースで入賞経験あり。東京のトレイル&ランニングショップRun Boys! Run Girls!が運営するクラブ「ランボーズ」ではコーチを務めている。各メディアでのテスト企画などを通じ、ここ10年で履いてきたトレイルランシューズは200足以上。ちなみにレースではスポルティバを愛用中。2022年は米国の草シリーズを転戦する野望アリ。

    紹介したブランド

    • BMZ

      BMZ

      "足から健康元気に"をモットーに、「立方骨」を支える特許取得インソール...

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