【山 × ものづくりプロジェクト】山をテーマに日本の地方とものづくりを考える

山を通して「ものづくり」の価値を伝えたい。YAMAPが新しい挑戦を始めます。

ご存じの方も多いと思いますが、YAMAPは博多に本社のある会社です。同じ福岡県の八女市にある「うなぎの寝床」は、日本の地方にある魅力的な文化や産物を紹介する「地域文化商社」。福岡から日本中に向けて情報発信をする2社がタッグを組んで、山をテーマにしたものづくりを始めました。題して【山 × ものづくりプロジェクト】。「山をテーマに日本の伝統工芸や文化を紹介し、その価値を再提案すること」、「つくり手にきちんと還元される仕組みを作り、技術の伝承や地域活性化につなげること」。この2つのテーマを柱に、「山 × ものづくり」のプロジェクトを展開していきます。

【山 × ものづくりプロジェクト】山をテーマに日本の地方とものづくりを考える

プロジェクト第一弾「ヤマフロシキ」

山 × ものづくりプロジェクト」の第一弾は、その名の通り、山をテーマにデザインされたフロシキ。お土産などが包まれているような化繊のものや、慶弔などで使われるシルク製のものなど、風呂敷にもいろいろな種類がありますが、「ヤマフロシキ」は綿100%。手ぬぐいよりもかなり厚手でしっかりとした生地でできていて、71×73㎝の正方形に近い形。風呂敷として使い勝手のいい、「二巾」と呼ばれる大きさです。

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形や用途は同じでも、従来の風呂敷のイメージとはまったく違う印象です。デザインは大胆なのに、どこか穏やかなイメージなのは、風呂敷の温かみのある素材感のせいでしょうか。

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個性的でハイセンスなデザインを手がけたのは、大分県国東市の「よつめ染布舎」の小野豊一さん。日本の伝統的染色技術である「型染」を使った作品作りを行なっています。
染めを担当したのは、京都の風呂敷メーカー「馬場(ばんば)染工所」さん。1913年から続く老舗で、色の数だけ版を手作業で染め重ねる「手捺染」を続けています。

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手作業で染めた布には、機械では出せない独特の”曖昧さ”が魅力。線の輪郭がぼんやりしていたり、版が少しずれていたり、人の手が作った面白さや温かさが感じられます。
「よつめ染布舎」さんデザインの、すてきなパッケージ入りなので、山好きなあの人への気の利いたプレゼントとしてもおすすめです。

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プロジェクト第二弾「ヤマオウリョウキ」

第二弾の商品は、「オウリョウキ」。あまり聞きなじみのない言葉かもしれませんが、漢字では「応量器」と書きます。もともとは、禅宗の修行僧が食事をするときに使う器で、1人分の食器を入れ子状に重ねてひとまとめにできるもの。本来は、宗教的な意味や厳格な使い方の作法がありますが、シンプルで無駄のない合理的なスタイルが、家庭で使う食器としても、ミニマリストたちからの注目を集めています。

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シンプルでナチュラル、コンパクトで万能。これをアウトドアで使わない手はないと、考えられたのが「ヤマオウリョウキ」。山で便利に使うための工夫とアイテムをプラスして、シンプルで美しい、日本の山食器に仕立てました。

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天然の木材を、木地挽轆轤(きじびきろくろ)という手法で器の形に仕立てる山中漆器は、石川県加賀市の山中温泉地区で古くから作り続けられる伝統工芸品。高度な技術を活かした実用的で美しい器を、山中の地から世に送り出す「我戸幹男(がとみきお)商店」が製作を手がけます。

軽量コンパクトな食器はたくさんあるけれど、天然木の温もりと口当たりのやさしさや、木目を生かした雰囲気は、金属やプラスチックでは決して味わえないもの。自然のなかで栄える伝統の美しさが、山ごはんの時間をワンランク上のものに引き上げてくれるでしょう。

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必要なものをできるだけコンパクトにしたい登山やハイキングだけでなく、入れ子にできて収納スペースを取らないので、家庭でも大活躍。一汁三菜のシンプルな和食から、取り分け用としても、デザートやフルーツにもよく似合います。

家で使っているものをそのまま山へ。山から帰ったらまた家の定位置へ。合理的だけれど無理がなく、ミニマムだけれど豊かな気持ちになれる、モノ好きなアウトドアピープルの心をくすぐるものになりました。

外に連れていくときは、ぜひ「ヤマフロシキ」に包んでください。よくあるメッシュの袋やナイロンのスタッフサックよりも、断然こちらが似合うと思います。互いに自然の素材を職人の技が重なったコンセプトや思いが同じなのだから、当然のことかもしれません。

家で使っているものをそのまま山へ。山から帰ったらまた家の定位置へ。合理的だけれど無理がなく、ミニマムだけれど豊かな気持ちになれる、モノ好きなアウトドアピープルの心をくすぐるものになりました。

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「山 × ものづくりプロジェクト」製品一覧

「ヤマオウリョウキ」シリーズには、器、小皿、ガスカバーの3種をご用意。それぞれの魅力はもちろんですが、オウリョウキが持つ入れ子の発想をさらに進化させるべく、3種をすべてスタッキングしてまとめられるようにしました。

さらに、せっかくならぴったりの風呂敷で包んで使っていただきたいと「ヤマフロシキ」もご用意しました。

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「山 × ものづくりプロジェクト」とは?

うなぎの寝床代表・白水さんと、ヤマップ代表・春山が「山 × ものづくり」について対談しました。「なぜこのプロジェクトを始めたのか」「このプロジェクトに込められたメッセージ」をはじめ、アウトドアと伝統工芸との繋がりについてや地域の魅力の発見の仕方など、多岐に及ぶ深いお話が繰り広げられました。登山・アウトドアはもちろん、民芸やクラフトがお好きな方はぜひお読みください。

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つくり手の紹介


うなぎの寝床 (地域文化商社/福岡県・八女市)

福岡県筑後地域を中心とした、九州のものづくりを紹介する店舗としてスタートし、日本全国の伝統工芸やつくり手、商品の紹介を通じて、地域文化を広く伝える役割を果たす地域文化商社。日本全国と世界、約200のつくり手の商品を扱う。

https://unagino-nedoko.net/


馬場染工場 (風呂敷染工場/京都府・京都市)

1913年から続く老舗で、色の数だけ版を手作業で染め重ねる「手捺染」を続ける染工場。天候や温度・湿度に合わせて染料をグラム単位で調整する、繊細で地道な職人技で、伝統柄はもちろん、現代の生活様式にも合うオリジナル柄など、多様なデザインを艶やかな色彩で表現する。

https://unagino-nedoko.net/maker/2790/


よつめ染布舎 (型染・デザイナー/大分県・国東市)

型染・筒描と呼ばれる日本の伝統的染色法を用いて、「染めを暮らしの中に」をモットーにオリジナルのテキスタイルデザインを制作。「よつめデザイン」として、イラスト制作やブランディング、ロゴ制作、パッケージデザインなども手がけるなど、活躍の幅は広い。

https://www.yotsume.co/home

我戸幹男商店

1908年の創業以来受け継いできた、山中漆器の高い技術を活かし、実用性と和の美意識を追求し、伝統を踏まえながら、現代のライフスタイルに沿う洗練された漆器づくりで、長く愛されるものづくりを行なう。ごまかしの効かない高い完成度が求められる、木目を生かした作風が特徴。

https://www.gatomikio.jp/


YAMAP (マウンテンアプリ企業/福岡県・福岡市)

電波の届かない山中でも地図中の自分の位置が確認できるアプリの開発をはじめとし、山を楽しむ文化を過去から現在へ、そして未来へとつなぐことを目的に、「YAMAP STORE」や「YAMAP MAGAZINE」など、山に関するサービスを多方面から提供する。

https://yamap.com/


紹介したブランド

  • YAMAP

    YAMAP

    登山の道具としてだけでなく、もの作りの現場から、購入していただいてから...

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