山の調理道具は「組み合わせ」でスマートに。 理想のセットが見つかる、シーン別ギアリストを大公開!

登山の楽しみ、山ごはん。バーナーにクッカー、カトラリーを揃えて…といろいろアイテムを見てみても、たくさんありすぎて選べない!という方も少なくないと思います。また、それぞれよさそうなものを買ってみたものの組み合わせがよくない、やってみたかった山ごはんには使いにくかった、ということもあるのではないでしょうか。
そこで、YAMAP STOREで取り扱う調理道具をシーン別でコーディネート。縦走登山、低山ハイク、ファストパッキングなど4つのスタイルでご紹介します。きっと、理想の山ごはん調理道具が見つかるはずです。

1. 北アルプス・表銀座の縦走登山に。スマート&コンパクトな山の達人セット

山の調理道具は「組み合わせ」でスマートに。 理想のセットが見つかる、シーン別ギアリストを大公開!

たとえばアルプスの縦走登山。調理器具には、どんなシチュエーションでも安心して使える信頼性と縦走の負荷にならない軽量性の両立が欠かせません。そこでオススメなのが、「SOTO サーモスタッククッカーコンボ」と「SOTO ウインドマスター」を軸にした達人向けセット。
「SOTO サーモスタッククッカーコンボ」は、ステンレスとチタン、アルミの3種類のクッカーがスタッキングできるマトリョーシカのようなクッカーで、内側の2つは重ねることで保温マグとしても使えるのが特徴。一番大きいアルミのクッカーでごはんを調理、ステンレスのクッカーでお湯を沸かしてスープを作り、チタンのクッカーに入れて保温というように、1つのセットで多様な使い方ができるんです。

山の調理道具は「組み合わせ」でスマートに。 理想のセットが見つかる、シーン別ギアリストを大公開!

「SOTO サーモスタッククッカーコンボ」の上には「SOTO パワーガス(小)」がぴったりスタッキング可能。「SOTO」で揃えることでこんなにもコンパクトになるんです。総重量は509gと軽量。テント装備や寝袋、防寒着などなど、どうしても荷物が増えてしまうアルプスの縦走登山。調理道具はスマートにまとめたいですね。

2. 沢水を浄水してライトウェイトに! 奥多摩ファストパッキングもこれで完璧

山の調理道具は「組み合わせ」でスマートに。 理想のセットが見つかる、シーン別ギアリストを大公開!

荷物を極限まで削り、UL(ウルトラライト)スタイルで山を駆け巡るファストパッキング。軽量化した装備とテクニックを駆使することで、難しさのなかに面白さを見出しすトレラン的な機動性が醍醐味ですが、実は幕営と夜のご飯が楽しみ、という方も少なくありません。
そんなファストパッキングにオススメなのが、国産ブランド・EVERNEWによるコンパクト&ライトウェイトな調理システム。「EVERNEW チタンカップ570FD」や「EVERNEW mulTidish」といった多彩な軽量なクッカー類はすべてスタッキング可能。火力はULの代名詞的存在の「EVERNEW チタンアルコールストーブ」で。ルート上に沢があるなら「KATADYN ビーフリー」で浄水すれば携行する水は最小限でOKです。

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なんと、これらのEVERNEWのアイテムはすべて「EVERNEW NP クッカーケース 570」に収まってしまうんです。まさにシンデレラフィット。しかも重量はわずか307gと驚きの軽さ。ファストパッキングのみならず、ULらしい道具遊びのあるハイキングを楽しみたいという方、必見のセットではないでしょうか。

3. 槍ヶ岳グループ登山を支えるがっつり調理セット。夜は煮込みと〆のうどんで

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山は軽さよりも楽しさを優先! バックパックはいつも荷物満載、暑苦しくても賑やかな登山が好きならばこんなセットはいかがでしょうか。複数人での調理に対応してくれるのは、大容量1.8Lを誇る「SOTO ナビゲータークックシステム」を中心に、バーナーは過酷なシチュエーションでも火力が安定し、大鍋を乗せてもぐらつかない「SOTO フュージョントレック」を。
煮込み料理を作って、〆にはうどんか雑炊で。そんなガッツリ山ごはんが目に浮かびます。
まさに「質実剛健」なセットですが、アウトドア用テーブル「SOTO フィールドホッパー」を持って行けば安心。衛生面でもテーブルがあった方がベターです。コンパクトに折り畳めるので持ち運びも苦になりません。

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こんなにしっかりした調理セットですが、重量は1249g。もし3人のグループなら、1人当たり420gほど。これだけ軽量に済むのであれば、その分食材をたくさん担いでいけるはず。おいしい山ごはんは頑張って登ったごほうびであり、次の日の活力になります。そして気兼ねのない仲間と山で過ごす時間はかけがえのないもの。グループ登山の調理は、ソロ装備よりも断然共同装備がオススメです。

4. 低山ハイクで贅沢ソロキャンプ。ギア好きのための移動式システムキッチン

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樹林帯のキャンプサイトを目指してハイキング。自分だけのお気に入りのスポットで食べる贅沢山ごはんはまさに至福のひととき。本格調理となると調理器具がかさばりがちですが、SOTOで揃えればアウトドア版移動式キッチンの完成です。
火力調整がしやすく、絶妙な火加減が求められる調理では圧倒的な使いやすさを誇る「SOTO レギュレーターストーブ」。登山用のOD缶よりもコストパフォーマンスに優れるカセットタイプのボンベ「SOTO REGULAR GAS」を使用するため、ガス量を気にせず調理に没頭できるのが魅力。
「SOTO ミニマルワークトップ」と「SOTO ミニマルクッカー角」と組み合わせることで、わずか幅38cm×奥行15cmほどのミニキッチンが完成。「SOTO ミニマルクッカー角」の容量はたっぷりの1L。煮込み料理や炊飯など、山では贅沢なご飯が欠かせない!という方にオススメ。ちなみにインスタントラーメンを割らずに入れられるサイズとなっているのがポイント。

山の調理道具は「組み合わせ」でスマートに。 理想のセットが見つかる、シーン別ギアリストを大公開!

「SOTO レギュレーターストーブ」「SOTO ミニマルワークトップ」「SOTO ミニマルクッカー角」「SOTO SOTO REGULAR GAS」の合計重量は1545g。収納サイズがコンパクトなのは、「SOTO ミニマルクッカー角」に「SOTO レギュレーターストーブ」がぴったりフィットするから。デイパックでのライトハイクにも可能なセットです。

調理道具は山行にあわせてベストチョイスを

山の調理道具は「組み合わせ」でスマートに。 理想のセットが見つかる、シーン別ギアリストを大公開!

シーン別に理想の調理道具セットをご紹介してきました。しかし、今週は低山ハイク、来週はアルプス縦走…というように、いろいろな山行を楽しむこともあるでしょう。そんなときはシーンに合わせて調理道具を組み合わせていけばOK。選択肢が増えるということは、それだけ楽しみが広がるということ。少しずつでいいんです。山に合わせた理想のセットを増やしていきましょう。

山の調理道具と合わせて「オススメ山ごはん」

山の調理道具は「組み合わせ」でスマートに。 理想のセットが見つかる、シーン別ギアリストを大公開!

「手軽に美味しく」を実現するなら、YAMAPが満を待して発売した「山で食べたいカレーセット」がイチ押し。袋ごと湯煎するだけで、まるで専門店のような味が楽しめます。ご飯はアルファ米を活用すると良いでしょう。3つの味をセットにしたものが全3種用意されていますので、ぜひお試しあれ。

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      エスビットは1936年にドイツ南西部のシュヴァーベンの製造者であるエー...

    • FORESTABLE

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      野外の空間でも自然素材を使った食器で楽しく食事が出来るようにという想い...

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      1924年に金属運動具製造卸として創業して以来、“スポーツを通して健康...

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      自然での使用を想定して道具を開発する。それがSOTOの出発点です。極限...

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