日本百名山にも数えられる那須岳。栃木県と福島県にまたがり、茶臼岳をはじめ、朝日岳、三本槍岳など、5つの山を指す山域のこと。火山ならではの壮大な景色が魅力ですが、強風に吹かれることが多いのも特徴です。そんな秋の那須岳で、「レディバグジャケット」の真価を確かめます。

「レディバグジャケット」に採用されているファブリックは、Teton Bros.のシェルジャケットでは定番のポーラテック社の「ネオシェル」。ハードシェルの防水性とソフトシェルの通気性、その両方を兼ね備えた防水透湿素材です。標高を上げていくと、那須岳らしい冷たい強風が。しかし日差しは強く、暑さを感じるシーンもあります。こんな複雑な環境下で、防風性と透湿性に優れる「ネオシェル」が活躍。汗をかかずに寒さもしっかりブロックしてくれます。

山は一足先に秋の様相。高山植物たちが綿毛をゆらして出迎えてくれているよう。少し立ち止まったときでも、「ネオシェル」の通気が汗をしっかり発散させてくれているので汗冷えをすることもなく快適。気になった瞬間をゆっくり楽しむことができる。こんなささやかなシーンでも「レディバグジャケット」が活躍してくれます。

Teton Bros.のジャケットを象徴する斜めのフロントファスナー。デザイン面でもインパクトがありますが、実は、とても理にかなっている設計なんです。ジッパーはダブルタイプで上下どちらからでも開閉可能。一般的な直線タイプよりもジッパーが長くなるため、大きく開くことで脱ぎ着しやすいだけでなく、ハイクアップのベンチレーション効果も大きいんです。

「レディバグジャケット」の大きな魅力は、何と言ってもツルギジャケットの機能をそのままに、女性向けのパターンを採用していること。動きにあわせて追従する袖周りや腰周りなど、着心地と動きやすさが最大限に引き出されています。そして、シルエットの美しさも魅力。ユニセックスモデルにありがちな違和感がまったくありません。

「レディバグジャケット」はインナーポケットにもネオシェル素材を使用。ポケット箇所の生地を2重にすることで、体幹の保温性をアップ。女性が気になる冷えを防止してくれるんです。濡れたグローブをインナーポケットに入れたときでも冷えの伝わりを軽減してくれるなど、女性に優しい設計も盛り込まれています。

ハイキングや冬山登山など、これからのシーズンに活躍してくれる「レディバグジャケット」。アクティブに山を楽しみたいのであれば、これ以上ない選択肢。抜群の通気性とハイキングからクライミングまで対応する機能的なデザインが山行をしっかりサポートしてくれます。実際、那須岳登山では登りはじめから登頂までこれ一着。暑い時の通気性、風が強いときの防風性を兼ね備えた、マルチユースなハードシェルだということを体験できました。もちろん雨や雪が降るような過酷なシチュエーションにも対応可能。心強い相棒になってくれるはずです。