この商品をみんなに教える
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見わたす限りの美しい湿原、たおやかな山並み。
小さくも鮮やかな高山植物たち。
「尾瀬」は、日本を代表する国立公園として古くから多くの人々に愛されてきました。
そんな尾瀬の最大の魅力は、「気軽に歩けるのに、多彩な楽しみ方ができる」こと。
ライトハイクからテントを担いでの本格的な登山まで、
幅広いハイカーを受け入れてくれる懐の深さがある場所なんです。
そこでYAMAP STOREは、尾瀬を満喫するための
「おすすめモデルコース」と「あると便利な山道具」をまとめてみました。
日本を代表する山歩スポットである「尾瀬」について、
たっぷりとご紹介していきたいと思います。
「山歩(さんぽ)」とは、YAMAPが提案する山の楽しみかた。ソトの世界へ一歩踏み出せば、そこには見たことのない景色や体験が待っています。五感いっぱいに自然を感じることで、心も体ももっと豊かになれるはず。
そして、「山歩」の捉え方は人それぞれ。山頂を目指すのもいいけれど、道中のあらゆる事柄に目を向けてみることも大切です。自分だけの「山歩」を、見つけてみてほしいと思います。
尾瀬を存分に楽しめる、山行スタイル別の
オススメコースをご紹介。
福島、栃木、群馬、新潟の4県にまたがる、日本29番目の国立公園。
本州最大の高層湿原や百名山にも名を連ねる雄大な山々が美しい景観を織りなしています。
湿原への負荷を抑える木道や水を汚さない仕組みづくりがいち早く取り入られた、
自然保護のパイオニア的存在の国立公園でもあり、
整った衛生環境も魅力のひとつです。
尾瀬で最も有名なのが春先に花開くミズバショウ。夏にはニッコウキスゲなどの高山植物が入れ替わるように咲き、訪れる人たちを楽しませてくれます。
気軽に歩けるハイキングコースから小屋泊やテント泊を組み合わせた登山まで、楽しみ方は多彩。山スキルのステップアップにも最適な場所です。
植物の芽吹きを感じられる春、みずみずしい緑が湿原を覆う夏、木々が鮮やかに色づく紅葉の秋。いつ訪れても新しい発見があります。
誰でも安心して山歩を楽しめるよう、
必要な服と道具をYAMAP STOREがご案内。
山歩きの服装は、脱ぎ着のしやすい
「レイヤリング」スタイルを意識しましょう。
歩くためのウェア(Layer1と2)をベースに、寒さ対策の防寒着、
雨対策のレインウェア、そして歩きやすいシューズとバックパックがあればOK。
天気や運動量の変化に合わせて持ちものをじょうずに組み合わせれば、快適な山歩が楽しめます。
雪が解け、さまざまな高山植物が花を咲かせはじめます。五月下旬頃には、春の尾瀬の代名詞のミズバショウの姿を求めて多くのハイカーが訪れます。山頂に残る残雪と湿原の緑のコントラストが美しいシーズンです。
標高が高く比較的涼しいので避暑先としても最適。尾瀬の夏の風物詩である、黄色い絨毯のように咲き誇るニッコウキスゲやワタスゲが咲き誇る景色は圧巻。登山口まで直行のバスやツアーも増え、アクセスも簡単に。
秋の到来は早く、9月に入ると標高の高い山から木々が色づき始め、1ヶ月ほど紅葉ハイクを楽しめます。湿原の草紅葉も見どころ。10月上旬には山々では積雪が観測され、真っ赤な紅葉と雪山の絶景に出会えることも。
尾瀬の自然はとても繊細。
わたしたちにできることは「自然の姿をそのままに」歩くことです。
尾瀬の湿原には踏み荒らしを防ぐための「木道」が張り巡らされています。稀少な高山植物や生き物、景観を守るためにも、木道から外れて歩くのはNG。トレッキングポールはキャップをつけ、木道や道へのダメージを最小限に。
国立公園に指定されている尾瀬。花を折ったり抜いて持ち帰ったり、昆虫や魚を捕まえるのは厳しく禁じられています。厳密には、枯れ枝や木の葉、石もあるがままにしておくことが法律で定められています。
登山口には、靴底についた尾瀬にはない植物の種の侵入を食い止めるためのマットが設置されています。人里の植物はあっという間に蔓延してしまいます。ゴシゴシと泥を落としてから、山歩きをはじめましょう。
尾瀬の生態系は、繊細なバランスの上に成り立っています。石鹸や歯磨き粉の使用は控えましょう。些細な水質汚染が自然にダメージを与えることになってしまいます。ゴミや食べ物、残り汁を捨てるのも絶対にNG。
尾瀬は排ガスの影響を抑え、渋滞を緩和するために「マイカー規制」が張られている登山口があります。でもご安心を。駐車場から登山口へと運行するバスが用意されており、アクセスは楽々。事前にバスの時刻表をチェックしておくと安心です。